2015年08月01日

実習に隷属する我が人生

7-27 1日目
午前中に道具の確認等の直前準備を済ませる.午後にガイダンスや土壌昆虫の採集を行う.夕食時に自己紹介をしてもらい,やどけん以外の馴染みのない学類生について知る,

7-28 2日目
須坂方面で採集.天候を懸念していたがそこまで深刻ではなかった.実習生がガロア♀成虫を掘り出して驚愕.30分で済ませるべきひょほん作成の説明に1時間もかけてしまい,また思ったようにできず哀しい人生を送ったが,私より何倍も人生経験が豊富そうな女子学生に指がきれいだと褒められ反応に困る.
ワークス納車の一報が入る.実習が終わったら取りに行こう.

7-29 3日目
昨晩から午前中にかけて標本作りを行い,午後からバッタの解剖およびスケッチ.クチクラ標本の準備を通して幕状骨陥入の位置を理解した故説明に困難を感じずに済んだが,それを伝えるのはなかなか難しいことであった.自分でもスケッチを描かないといけない.

7-30 4日目
午前中は採集できていない昆虫の各(亜)目を揃えるため,センター内で追加採集を行う.昨年は数匹しか採れなかったガロアムシが少なくとも10匹も採集された.体育会系の男子学生がタッグを組み,虚弱なカワゲラの奴隷がひっくり返せないような石を片っ端から起こしていった結果,目覚ましい成果が挙げられた.午後からは(亜)目のスケッチを始める.チェックする仮定を通じて,学生のスケッチのうまさに感心.また,普段じっくり観察しないような虫の形態について質問を受けるたび,答えられずに困窮する訳だが,この過程でスタッフの方も勉強ができる.
いちおう21時には終了となっているのだが,多くの学生は熱心さゆえに観察を止めようとしない.彼らを見捨てるわけにもいかないのでスタッフも仕事を延長.日に日に時間は延び,23時過ぎに最後の学生が帰るのを見てからの帰寮となる.

7-31 5日目
実質的な最終日で,夕方までスケッチ.ノルマを達成した学生は標本を作ったり,構内採集をしたりして過ごす.夕食後から各(亜)目についてスケッチをもとに紹介する発表会が行われる.発表や質疑応答の時間が長引かぬようタイムキーパーを設けたことや,そもそも学生さんの観察スキルが高いがため,バンバン質問を飛ばしてくるBOSSやスタッフがうなることしかできない(=質問ができない)こともあってか,日付を超える前に終了.
その後反省会を行い,ロシア語を精力的に勉強している2年生や,十数年ぶりにYtow研の卒研生となる可能性を秘めた3年生,さらに弊研究室に興味を持つ2年生らと談笑.

8-1 最終日
片づけをして解散.ハチ屋S氏に車屋まで送ってもらい念願のアルトワークスを手に入れる.


ハンドルが重い感じがするが,走りに関しては先代のブラボーでは考えられないほど快適である.山道でもぐんぐん加速して,何かが変になってしまいそうだ.菅平に戻り,買い物に行くついでに同期のソバの奴隷を上田に送る.彼女を蕎麦屋に幽閉してお昼をとりつつ実習の感想を聞いてみたのだが,かなりの好印象を抱いて頂いたようで安堵.店を出たとき,先輩が運転している車が通り過ぎて行ってビックリ.菅平でお披露目するつもりだったが図らずも見つかってしまった.帰菅後はラボやオフィスのデスク周りを片付け,夕食後帰寮.


ちなみに下山する前に新鮮なジムグリの死体を発見,そして回収している.冷凍庫が実質使えないのでとっとと処理しないといけないが,さすがに明日でも良かろう.

~・~・~

というわけで(学生はもちろん,スタッフにとっても)ハードな実習が終わりました.始めは実習生の多さに恐れていましたがなんとかなりました.彼らのスケッチの高いクオリティと,熱心に観察する様子には非常に感心しました.
それに対して,彼らの質問に上手く答えることができず,自分がいかに虫を理解していないことかと強く実感させられました.あのカワゲラについても凡ミスというか情けない誤解に気が付き,自害待ったなしという気分になったものです.1年かけて,30人の学生が分担した目について1人で勉強していくという壮大な計画を実行に移すべきかもしれません.
何はともあれ,非常に充実した1週間でした.

ワークスは走りに対しては文句なしで,オーディオも先代より環境が優れています.大事に乗って行きたいものです.先日のろくもん号にあやかって,ワークスも”ろくもん”と呼ぶことにしようかなと思ってます.

明日はろくもんで沢めぐりをしながら,カワゲラへの隷属を加速させたいものです.ジムグリの処理も忘れずにしなければなりませんが...



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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