2014年10月19日

早くも隷属に屈する人生

今朝は8時起床、頭を剃って9時出発。今日もミネトワダが卵を産んでいたので採卵し、気が付けばお昼になる。昼食後にはハチ屋S氏から依頼されているマレーゼトラップの回収をするが、ソーティングする気力がわかない。
早くも隷属に屈する人生


この写真は先週木曜の撮影だが、菅平には1週間前くらいからアトリがやってきたらしい。外は寒くなる一方だが、鳥見の季節が近づきつつあることを思うと楽しみでもある。写真が不鮮明なので掲載しないが本日ツグミを確認。
早くも隷属に屈する人生


さてマレーゼを回収している時に付近でカサカサと何物かが動く音が聞こえてきた。大きめのトリかなと思っていたが、リスであった。活発に走り回ってエサを探していたようだが、じっとしている撮影者をヒトと認識していないらしく、2~3メートル手前までやってきたではないか。これだけで今日はよい人生であったと総括できそうな体験であったが、こういう時に適切なカメラワークが取れないのが悲しいところである。鳥見用に持ってきたx-5のタイムラグがもどかしい。
さて鳥見で上を見ていたためか、ラボに戻るとめまいを感じた。このままだと普通の作業ができないので、気分転換と回復を兼ねてアナグマの頭骨の最終的な除肉を行う。傷の無い頭骨があまりに美しく魅了されっぱなしである。1週間くらい干した後に歯を接着剤でくっつければ完成である。
日々際限なく増えていくミネトワダカワゲラの卵の固定。これをしなければ610の人生は確約されないのだが、あまりに多すぎること、プロセスが煩雑であることにより、モチベーションが上がらない。早めに夕食を済ませて隷属して帰ろうと思っていた矢先、さらに2個体の産卵を確認。個別飼育をしているのだが、同じ個体が複数産卵すると産卵時刻の推定ができなくなるので、産卵に気が付いたらその都度回収せねばならない。これが最高2時間近くかかる苦行なのである。しかし今回は2つで合計1時間くらいで終了し助かったのだが、これらの卵の固定をするので(やる気的に)精いっぱいであった。さすがは日本のラスボス、カワゲラの奴隷からやる気を搾取する能力に長けている。

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さて明日はミネトワダを含めた固定祭りを行い、ゼミの準備をしたいと思います。願わくば明日からしばらく産卵しないでもらいたい…



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(2)
この記事へのコメント
常陽新聞読みました(*^O^*)

楽しいエッセイでしたね♪

色々な肩書♪どれも「仕事が出来る人」に間違われているところが、きっと610さんの内側から出ている
雰囲気なんでしょうね♪
Posted by BerryBerry at 2014年10月20日 21:23
Berry さん

お読みいただきありがとうございます。ホントは生き物についてのまじめなことを書きたかったのですが、私には無理でした。
作業服による補正効果も大きいでしょうが、好意的に思われていることが多いように感じます。
Posted by Impulse610Impulse610 at 2014年10月20日 21:46
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