2014年09月07日

羽標本作りへの第一歩

今朝は9時前に起床、のんびりセンターへ向かいカワゲラ卵の固定をしてから買い物へ出かける。初めて同乗者ありの移動をしたが何事もなく終わり安心。菅平に戻ってから、先日処理したコガモの羽標本を整理する。
羽標本作りへの第一歩


いろいろな方法があるが、簡便さを好む610はスケッチブックにポリプロピレン製のテープで留める方法を採択。裏面が見えない不具合があるが、そういう時はテープを外せば観察できるだろうという魂胆である。
羽標本作りへの第一歩


やはりコガモといえば次列風切に集中する緑色の輝きが印象的である。とはいえ、この標本では図鑑とかネットで見つかる他個体の標本と比べて明らかに光沢のある羽の枚数が多い。しかもサイズが図鑑に載っている原寸大の羽の写真よりも大きい。こいつは本当にコガモなのだろうか、そういう疑問が未だに晴れないのだが、産地の西表にはカルガモとコガモしかいないようだし、性差(図鑑はオスが載っている)なのかもしれないなあ…
夕食後同期N氏の案内で菅平にある3か所の灯火ポイントをめぐる。中秋の名月を明日に控えているだけあって月は大変美しく輝き、虫は大変少ない。なんでも昨日はクスサンとかカッコいい某コガネムシがやってきたらしいが、今宵は見る隈もなし。

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明日はオオルリの羽標本準備に手を出してしまいそうです。同時並行でカワゲラ卵の整理および蛍光観察のためのソーティングをやりたいところです。

鳥の場合は哺乳類と違って、骨が砕けて骨格標本作りは難しい状態であっても羽標本を作れるチャンスがあるのがよいですね。皮なめしをする必要もないし、部位ごとに分けるのもそんなに大変じゃないし、保管場所もとらないし、においも無いようなものだし・・・これを機に「羽学」にも励んでいきたいものです。


Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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