2014年06月26日

カワゲラの消滅はカワゲラからの解放を意味しない

今朝は7時起床、8時出発、前半の任務を終えて山を降りお昼ごろまでカワゲラ探しを行う。まあ山を降りるといっても大日向で探索したのであんまり言葉通りではないのだが・・・とりあえず神川の様子を見てみるが何もいない。ついで和熊川を探索したところ、ミドリカワゲラと見間違えたアミメカワゲラ科おそらくクサカワゲラ属と思われる個体を1匹発見したものの採集時に見失ってしまい失望。これが今回最初で最後の出逢いになるとは…やはり今は端境期なのかなあ…


大日向を歩いている時、民家の軒先に置いてあった桶にミツバチが集まっていた。意味もなく水に浮かび死んでいるものもいたりして、何が何だかよく分からない光景である。分蜂にしては規模が小さすぎる。謎である。


畑の脇にうち棄てられていた木にタマムシが集まっていた。なんだこれは、とっさにケヤキナガタマムシという名前が出てきたがほんとうにそうだろうか。ほかにももう一種類、小型のタマムシがちょこまか走り回っていてこれもまた変な光景であった。タマムシといえば、ウバタマムシとかヤマトタマムシ、或いは高校ではクズチビタマムシとアカメガシワの木につくタマムシくらいしか縁が無かったものだが、菅平に来てから色々な小型タマムシの類を見ている気がする。


ウスバシロチョウのシーズンも終わりを迎えようとしている。大分くたびれた個体がいくつか目に入った。


クジャクチョウへの接近に成功し撮影。この模様は何とも悩ましく美しい。クジャクチョウといえばムツアカネとかヤマキチョウと同様ロシアに行ったときにも目撃しているのだが、悲しくも逃げられてしまっていた。その時のリベンジをようやく果たせた。ちなみにロシアの昆虫図鑑を見てみると、現地ではпавлиний глаз(クジャクの目)あるいは нимфа Ио(妖精イオ)という呼称が与えられている。後者は学名に由来しているようだ。


行き帰りはバスを利用したのだが、バス停にはなぜか青色の美しいイトトンボが飛び交っていた。域に見かけたときはあまりに落ち着きがなく飛び回っていたので追跡を諦めたのだが、帰ってきて見ると見事に日陰になっていたので彼らは大人しくしていた。この蒼さ、写真ではうまく表現できていないのだが実際はもっと深みのある色合いをしており、かつてつくばにいた頃Kojeeeさんに案内してもらった場所で見たオゼイトトンボを彷彿とさせる。ただこの色合いをしたイトトンボの候補は多くその場で判断しきれず、センターに戻って調べてみたところ、どうやらオゼイトと近縁なエゾイトトンボであるらしい。うーむ、いったいどこで繁殖しているのだろう。すぐそばにある池は干上がっているように見えるが…

センターに戻り採集品の整理をした後、疲労で何もする気が起らず恒例の昼寝を行う。これで体力が回復し、残っていた仕事を片付け、夕食後例の教科書を読み始める。第1章は高校生物でも扱うような細胞の構造とか受精、卵割といった基本的事項の記述であり、読むのに苦戦はしなかった。21時半帰寮。

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今日で菅平に来て3カ月がたちました。このところ連勤による疲れが出てきていることと、研究の方が若干停滞気味(注目しているイベントはありますがまだ検証していない)で大人しい状態ではあるのですが、その分知識を蓄えようという目論みでいます。体力を回復させることには自分の好きな時間帯に行動できることが貢献すると思うのですが、それが可能になる、すなわち車が手に入る日が近づきつつあります。今はそれを糧として平均10時間以上の拘束のもと生きているような感じです。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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