2014年04月23日

カワゲラは滝見が好きなのかもしれない

今朝はすっきり6時半起床。
午前中は飼育していて死んだカワゲラの同定をしていたのだが、困ったことに同種だと思っていた2匹のシタカワゲラが同種でない可能性が浮上。お腹の先端の形が違っていることも怪しいのだが、翅脈の分岐の具合が違っているのだから雌雄差の問題ではなかろう。なぜ困ったかというと、シタカワゲラ達は610に2つの卵塊を遺していったのだが、どちらの個体が産んだものなのか判断できないからである。
親が分からないとなると現時点で卵の種レベルまでの同定ができないことになり、厳密な意味で研究の俎上に載せられないのである。まあこの卵を孵して成虫まで育て上げればいいわけだが、終齢幼虫でさえバタバタと死なせてしまうのに1ミリに届くかもわからない初齢幼虫を、1年かけて育て上げられる自信は全く持ってない。
2つ目の卵塊を産んだ個体はおそらく特定できているのでそこまで深刻ではないのだが、最初の卵塊は母親が不明のまま610のもとにやってきた。2ついる個体のうち、どちらかがオスであることが分かればそれで解決するのだが、そうではないような気が…

午後はカワゲラの成虫を探しに沢へ向かう。


沢の途中の道には不自然に葉っぱを付けた枝が存在しているのだが、人はこれを熊棚と呼ぶ。ツキノワグマが枝の先にある木の実を食べるために枝を折るのだが、おられた枝についている葉っぱはご覧のとおり冬が過ぎても枯れて落ちることが無いのである。クマにいつあってもおかしくないような所を一人で歩くのはドキドキするものだがその分ワクワクもする。襲われないのであればぜひとも近くで野生のクマを見てみたいものである。
※ちなみにクマ除けの鈴と熊撃退スプレーの警戒を半ば義務付けられているので毎回借りて持ってきているのだが、610が行く場所は轟音の響く滝のすぐまわりであるため、鈴はあまり意味が無かったりする。その上スプレーが入ったリュックをその辺に置き去りにしてカワゲラ探しをするわけだから、移動中はまだしも、採集中にクマに出くわしたら石を投げて身を守るしかない。


道端には綺麗な花が咲いていた。名前が分からないのが惜しいところであるが、高地性の花だったりするのだろうか。


さてカワゲラの方は、オナシカワゲラはおそらく2種、先週もいたものは相変わらず多く、一瞬ホソカワゲラと見間違えた小さいものが5匹ほど、先週見られたクロカワゲラ(有翅)は見つけることができず、そして一瞬寄生蜂と見間違えたアミメカワゲラを採集。このアミメカワゲラは今まで捕まえてきたどんなカワゲラたちよりも大きく立派で、これぞカワゲラ!という感じの見てくれをしている。今までのカワゲラたちと違ってかなり大きな卵を産んでくれるようなので期待したいところだが、生憎1匹しか見つかっていないのと、雌雄判別ができていないことから、まだ卵はお預けかもしれない。
ちなみにカワゲラたちは滝の周りではたくさん見つけられるのだが、少し離れた下流では全然見つけることができない。いったいなぜだろう。


その後英会話教室に参加したのだが、始まる前にScottさんが黄色い小鳥を発見。双眼鏡を持ってきて見てみたのだが・・・キビタキ!!!??? そんな馬鹿な!!!!!!
キビタキは夏鳥だし、しかも菅平はまだ雪が残っているような場所なので見間違えている可能性が十分に高いのだが、眼のあたりは確かに黒くなっていたし、その周りはキビタキらしい黄色とオレンジの綺麗な色をなしていた。可能性としてはムギマキの方が高そうだが、そこまでオレンジが強くなかったし、頭の部分は黒一色でなく黄色い部分があったように思うわけで、やはりキビタキなんじゃないかと思うのである。個体によっては早くわたってくることもあるのかもしれないし、単に610が「夏鳥」という単語がどの期間を含んでいるのか正しく把握していないだけかもしれない。ただ、長年菅平にいる先輩も初めて見たと仰っていたことだし、とても良いものを見られたのは間違いないだろう。
このリンク先の撮影記録を見てみると、本日のキビタキ?がキビタキ!であることもあながち出鱈目ではなさそうです。

~・~・~

明日はナガヒラタ飼育容器の購入のお供に上田へ下ります。その前後には卵の処理と知識の追加をしておきたいところです。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(2)
この記事へのコメント
熊に出会ってしまったときは、
絶対に背を向けずに、
後ろへゆっくり後退りをした方が
いいそうですよ(^_^;)

石なんて投げて怒らせたら大変です♪
「何も危害は加えません~」と熊に分かって
貰わないと(^_^;)

目は・・・・そらした方が良かった様な・・

テレビの九死に一生スペシャルで熊に襲われた
時の対処方で見た記憶でしたf(^ー^;
Posted by BerryBerry at 2014年04月24日 00:31
Berryさん

背を向けて逃走するのは、クマにとっては逃げていく獲物のように映るようなので、避けなければいけませんね。
石を投げるのは襲われる一歩手前、やむを得ない場合に・・・というのが理想?ですが、そんな余裕はないでしょうねえ。

沢沿いではせせらぎで音が聞こえなくなるので、絶えずあたりを見回すようにしております。よほど近づかない限りクマの方から襲ってくることは無いようですが、不意の出会いは避けたいものです。
Posted by Impulse610Impulse610 at 2014年04月24日 21:36
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