2014年02月05日

英語の時間にフィールドワーク

今朝は7時半起床。最低気温が-7.7℃に到達したが、どうやらこれは今シーズン最寒の模様。昨日の日中の予報では-9℃に到達するとあって非常にワクワクしていたので若干残念ではあったのだが、まあよいだろう。

2限:昆虫学特講(再履修)
有翅昆虫類のトピック、特に多新翅類の系統関係に関するお話。
後半の時間は試験だが、610は聴講なので退席して自宅でカメの水を変えたりカワゲラの文献に目を通したりして過ごす。

4限:専門語学(英語)BIII
少し質問をしてからナガヒラタムシを求めて学内で材割りを行う。しかし相手はそう簡単には見つからない。

帰宅後西表島の情報を調べながら、どんな生物が見つけられるだろうか想像を膨らませる。ヤエヤマオオコウモリとかリュウキュウコノハズクといった生き物たちは天然記念物指定を受けておらず、死体を見つけた際に合法的に持ち帰ることが可能と分かってなかなか驚いたのだが、果たしてつくばに持ち帰る意味はあるのだろうか。標本的な価値を重んずるのであれば、島の自然保護センターに預けるとか、或いは科博に提供するなりすべきだろう。何となく、個人あるいはやどけんが所有するものとしては荷が重すぎる気がするのだが、ではいったいどうしてそういう風に感じてしまうのだろうか。骨ならどうってことないのだが、剥製が創れるような状態であるとためらいを感じるのである。
この辺のことは、昨日哲学カフェで意図せずに振られてしまい満足な意見が出せなかったこともあって、あまり積極的になれない…

ちなみに、西表島には鳥獣保護区が広く指定されていて、その範囲は国立公園の特別保護区の指定域よりも広大である。鳥獣保護区の資料には西表で見られる鳥類と哺乳類のリスト(鳥獣保護区域内のみの種類であって西表島全域の種類をカバーしたものではない! 例えば、ヤエヤマオオコウモリを除くコウモリが欠落している)がまとめられていて便利であるのだが、それはさておき、鳥獣保護区では鳥獣の捕獲が規制されているのだが、死体の採集は捕獲と見なされるのだろうか。新鮮な死体はまだしも、骨でもアウトなのだろうか。軽く調べてみたのだがそのあたりは不明瞭である。そりゃあ、「鳥獣保護区内で骨を見つけたが、拾ってもいいか?」という質問がよくあるわけがないので仕方ないと言えば無いのだが…

西表島の鳥類に関してはここに詳しく掲載されている。こんな感じで西表島のカワゲラについてまとめられているものがあればいいなあと思うのだが・・・あるのである。ただ、カワゲラが如何に調査されていないのかが分かる程度のものであって実用的ではない。果たして4種しか見つかっていないのは調査不足なのか、或いはそもそも棲息していないのか…いずれにせよやりがいはありそうだ。

~・~・~

明日はいよいよつくばで授業を受ける最後の?日になります。生物多様性情報学IIIは、その幕切れにふさわしい科目でしょう。
ちなみに明日の最低気温は-10℃に到達するらしいです。つくばで氷点下2桁に到達するとしたら、実に1986年2月17日以来のことです。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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