2013年12月26日

部室の闇に消えた第10胸椎

今朝は8時起床。とりあえず生物多様性情報学IIIのノートをまとめ、小テストの文章を創成する。一応、5~10分で授業の要旨を書けばいいことになっているのだが、持込可能なので文章を印刷して解答用紙に貼り付けることができるらしい。ただ、そうして創成された文章を見ると、これ時間内に書ける文量じゃないなあとも思えてくる。まあいいか。

それから博物館学実習のレポート作りを始める。とりあえず、去年の2月に直面した科博の募集要項を見られなかった問題についての怒りをぶちまけることにしたのだが、その意味があるのかはさておき、いま観音崎自然博物館での実習を振り返ると、よくあんな状況に堪えられたものだなあと思えてくる。あのころはまだ哲学カフェの影響が身に染みていなかったのだが、そう考えると、610にはブラックな人間関係に対して甘んじて受け入れる「素養」があり、哲学カフェを知らなければ、社畜のようにボロボロな人生を送る可能性もあったとも思えてくる。もちろん、哲学的な考え方を知ったところで、ろくでなしな人生が続くことには変わりはないのだが…


3限:生物多様性情報学lll
欲しい情報を過不足なく得るための検索方法の質を評価する方法とか、生物情報学に求められる構造について学ぶ。集合の概念というか式変形が登場し、よくよく考えたら6年近くまともな検討を避けてきた610にとっては変形が追い付かないわけだが、図を見ると分かるのが救いである。

放課後は少し買い物をしてから部室でイタチの除肉作業に向かう。結局これが20時近くまでかかってしまった。腰椎・仙骨並びに尾椎の順に除肉を行い、尾椎に関してはばらすのを途中であきらめる。その後の胸椎の処理に時間を食われなかなかつらかった。この部位は茹でても肉がうまく落ちず後回しにしてきたのだが、結局手でしごいて大半の肉を取ってからピンセットやメスで細かい片々を取り除いていく。その際、胸椎を一つ吹っ飛ばしてしまい見つけることができなかった。頭骨と脊椎をつなぐ第一頸椎をおそらくトイレに流してしまっただけでダメージが大きいというのに、また一つ背骨を失ってしまい絶望感が増していく。傷もなく鮮度も抜群な遺体を手に入れられたというのにこういう情けないミスでパーツを紛失するのは無念である。

~・~・~

さて本日をもって今年の授業が終わりました。明日から冬休みです。
明日は午前中部室で骨接ぎ実習をする予定です。午後は今年最後の電顕バイトです。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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