2013年10月13日

雲居の空に耳二つ

今朝は7時ごろ起床。眠気が抜けなかったのだがここで寝過ごすわけにはいかない。

次期会長K君とともに宝篋山へ向かう(いちおう今回はやどけんの企画として計画していたのだが、昨日の夜まで誰からも連絡が来ず、一人で行こうかと思っていた)。彼は淡水魚が好きなので山へ登る前にいくつかの場所で様子見をしてもらったのだが、どうにも困難だとのこと。帰り際にもう一度チャレンジすることにして、山頂を目指す。

雲居の空に耳二つ


山頂の手前でアサギマダラを発見。宝篋山で見たかどうかは覚えていないが、もしかしたら初めての可能性もある。そういうわけで採取には成功したものの、三角紙にしまおうとしたところで逃げられてしまった。
雲居の空に耳二つ


雲居の空に耳二つ


昨年同様、たくさんのクルマバッタの生息を確認。トノサマバッタよりも遠くへ飛んで行かないので、山頂に来るまでに体力を失った身分としてはちょうど良い感じである。ただ、なかなか開けたところに止まってくれず、あまりよい写真は撮れなかった。
また、雙峰祭で展示するために採集。残念ながら、2日に採集したクツワムシが死んでしまったので、バッタ類の生体展示の新たなる目玉(と思っているのは610だけかもしれないが)としての期待を込めて褐色と緑色のタイプをそれぞれ1ペア、ついでにクルマバッタモドキも捕まえたので一緒に持ち帰る。
雲居の空に耳二つ


雲居の空に耳二つ


天気が良い山頂からの景色はいつみても良いもので、秋の季節はアカトンボたちが彩りを添えてくれる。

さて下山後、K君の採集に付き添う。魚たちはクルマバッタと違って空を飛んだり開けた場所でじっとしたりしてくれないので探すのはおろか、網に入れるのも難易度がけた違いではあるのだが、小川の水がよどんでいるところ、草むらとの境目あたりに網を入れていた時、不意にバシャバシャと激しい音が聞こえてきた。どうせウシガエルのちびでも引っかかったのだろうと思って網の中を見てみると、何と大きな魚が跳ねまわっているではないか! これには610たまげて笑わずにはいられなかった。
写真はないが、どうやらカワムツという種類らしい。この辺にいるものは移入種だそうだが、それでも結構水の綺麗なところでしか見つからない魚のようで、こんなものがひょいと獲れてしまうあたり、宝篋山のポテンシャルの高さを感じさせずにはいられない。

それから2人して部室へ向かい、K君はカワムツたちの、610はクルマバッタたちの住環境を設営。バッタは産卵の可能性があるので土を入れておく。クツワムシと違ってイネ科草本を与えねばならず、餌やりに手間がかかるのが面倒だがこの程度は受け入れないといけない。

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Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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