2013年10月03日

シベリアを前にして敗北宣言

今朝は8時起床。

2限:専門語学(英語)CII
秋学期はWritingについて話していくとのこと。ニュースというのは自分の人生を揺るがすような重大なものは殆どなく、好奇心で読んでいるものが大半だろう、というようなことを言っていたと思うのだが、確かにそうだよなあと思う。今日は発言する機会があったのだが、昨日に引き続きロシア語が邪魔をする。例えば、itというべきところにэто(eta、エタと発音)が出てくる。

3~4限:ロシア政治(再履修)
2回目のロシア政治も、懲りずに最前列に着席。去年のように、タチアーナのラブレターの朗読が行われなかった代わりに、夏休みにロシアに行っていた時のお話をなさった。先生の研究に関する最先端の情報がふんだんに含まれていたので、そこには触れないで、感銘を受けた言葉たちを紹介しよう。

・授業の終わりに、ロシアとともに安楽死しましょう
・(履修登録者の大半が物理学類生という事案を受けて)神聖なロシアに対する怠慢な態度に反抗しなくてはいけない。そのためには訳の分からない授業で対抗していく
・学問って、本当に偶然なの。努力したって成果は手には入らない
・警察官は伝説上の人物、いたら見てみたい
・あなたは明らかに堕落している!
・シベリアの奥の奥で、近代学問は何なのかという問題に突きつけられた
・(シベリアの奥に住んでいる人たちが、ロシアの中で最も幸せを感じているという世論調査に対して、モスクワのロシア人曰く)ロシア人がいないから幸せなんだよ!
・僕は世を代表して世捨て人に会いに行く!
・日本人って貧しいんだねえ…
・真実を言うのは傲慢だ、でもウソは言いたくない。この合間で生きているのがロシア人

今回のお話は、学問が偶然によって成り立っているのかがよく分かる内容であった。去年聞いた、ロシアから秘密文書を持ち帰ったいきさつをも思い出すと、一人の人間に作用している偶然がいかにその人の人生を左右しているのかがとてもはっきりと見えてくる。

~・~・~

明日は細菌学を受講する予定ですが、分子生物学II同様、単位を取るために受講する可能性が高いので受けないかもしれません。そうすると全休となるので、論文を読んだりロシアの報告書を書いたり、あるいは放置気味の3つの旅行記の執筆に時間を割きたいところです。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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