2012年07月13日

ぬかるみへ消えた44000円

310起床。雨が少し降っているようだが風が無く、4時過ぎに先日ガムシたちを見つけたポイントへ向かう。自転車で行けば1時間くらいかかるのだが、クルマだとものの20分程度で着いてしまうのだからその恩恵をあずかってしまうと、便利だろうなあと思うのだが…
掬ってみたところいつものようにシマゲンは入るのだが、どことなく数が少ない感じがする。何かあったのかなあと気になりながらも、煮干しとイカの切り身をエサにしたトラップを投入。長い時間いるわけではないのだが、何かかかるのだろうか。
仕掛けて待っている間に別のエリアでうろついてみることに。いろいろ探索してみるのだが、どこも似たような環境である。ところが、そのうちの一つの掘割にて、濁った水面の上層部にガムシとは違う黒っぽい何かが泳いでいるのが見えた。直感的にこれこそクロゲンだと判断し網をひと入れ。果たしてこれがお目当てのクロゲンゴロウだったのだ!
とりあえずいることが分かり、無事採集もできた。1匹でもいればよかったのでこのまま撤収しようかなあと考えつつ、トラップを回収してみたところ・・・



シマゲンと一緒にクロゲンが入っていた!水面は濁っていて、しかも浮草が密集していることもあって底を除けるような状況ではなかったのだが、なるほど、ここにもいたのか… 残りのトラップにはクロゲンこそかかっていなかったのだが、シマゲンヒメゲンが良く集まることが分かり、短時間でも「いる所に仕掛ければ集まる」ことがよく分かった。これは道東でのゲンモ・エゾゲンモをはじめとしたゲンゴロウ採集に対して心強い味方となりそうだ。



最初に捕まえた2匹はともにオスであり、せっかく同一産地で捕まえたものなら繁殖もさせてみたいなあと思い、トラップで採集できた場所に網を入れてみるとなんとメスが入り、任務完了。シャジクモらしき植物も記念に持って帰ることに。
この辺りではウスバキトンボがこんなにいるのかと思わせるほど大乱舞していたのだが、その中にやや大きめで謎のトンボがいる。クルマの近くで低空飛行をしているので補虫網を振るってみたところ、そこにいたのは見慣れぬエゾトンボであった。



身体の光沢からエゾトンボ科だろうとすぐに見当はついたのだが、黄色い模様が結構発達している種は覚えがない。なんだろうなあと不思議であったが、どうやらこれがメスの特徴らしい。この科のトンボはそんなに縁が無いので思わぬ「副産物」に心躍る。こいつなら宝篋山にもいるかもしれない。

何事もなく帰宅を果たし、汚れた採集用具や雨具を洗い、クロゲンを水槽に投入。すると直ちに交尾を始めた。お盛んなのは結構だが、まずタヌキモに産卵できるのかどうかが気になるところであって、しかも孵った幼虫をどこまで育てられるのかもわからない。一人で手に負えない分はやどけんメンバーにゆだねるなどしてみたいが、どうなることやら。

そしてレンタカーの返却へ向かう。それなりの覚悟はしていたが、やはりレッカー代がかかるとのことで、その額20,000円と伝えられて悲壮感が漂う。せいぜい5000円くらいかと思っていたのだが、どうやら自動車産業はその程度の値段では成り立たないらしい。もっとも、610のひと月あたりの生活費の3分の2だと考えれば、私は今月もう生きていけいないことになる。

流石に何かしらのアルバイトを入れないとまずそうだなあと思いつつ店を後にし、雙峰祭の書類を出しに大学に戻ったのだが、部屋は空いているのに誰もいない。セキュリティ的にまずいのではないかと思いつつ、やどけんの展示場所が仮決定されていたのを確認。去年と同じ場所でペデストリアンからのアクセスは極めて良好、黒板も水道も使えるのは有難い。個人的には昨年5階にあったロシア語サークルカリンカが同じフロアに「進出」してきたことが嬉しい。

そしてアルバイト募集の掲示板を見ていると、不吉な電話がかかってきてしまった。泥を除いて車体をよく見たところ、2カ所に傷が認められたので、その修理費用が請求される。その額24,000円。610の免許取得があと17日早ければ、加入していたであろう免責保障が発動してその料金が1,050円までに圧縮されていた可能性を思うと何ともやりきれない。しかしながら、クルマの傷を治すのにどうしてこれほどの金額がかかるのかは解せないところである。そもそも自動車がなぜあれほど高いのかもよく分からないのだが… まあやらかしたのは私自身なので、そのことに関してはああだこうだ言うことはないのだが、それにしても見返りが大きすぎる。今手元には6万円弱あるのだが、ここから脱輪費用で44,000円が、さらに19日から行われる実習に行くための交通費としての18きっぷが11,500円、残金はざっと6,000円程度になる。やどけん旅行では飛行機代しか払っておらず、3泊の旅行だというのに一泊6,300円分しか手元に残らない計算になる。脱輪の有無にかかわらず、旅行費用は実家から幾分かの支援を請うことになっただろうが、それ以上のお金を無心するということは私が一番やりたくない行為である。
だからアルバイトをせざるを得ないのだが、夏休みにまとまった時間が提供できそうなのはざっと数えて10日ほどしかない。日給7000円くらいのものを全日ぶち込めばおつりが返ってきそうだが、もともとこの時間は読書と勉強、採集に充てられるものだと思うと、これらを削るなら貯金が無くなってギリギリの生活をした方がましだと思えるくらいには仕事をしたくはない。それ以外には、接客業というものが全くできそうになく、かといって肉体労働をすれば連続勤務は不能となる全く情けない虚弱さがあるのだが…

絶望に打ちひしがれながらガソリンスタンドを後にし、先ほど渡せなかった雙峰祭の書類を提出し、帰宅。ロ作文、昼寝を挟んで水替えを行うが、普段きれいなイモリ水槽がやたら濁っていたのはタニシが数匹死んでいたからのようで、ガムシ水槽は普段からものすごく汚れる。そしてゲンゴロウ水槽ではコシマが翅だけになってしまっていた。今年の雙峰祭ではこういったゲンゴロウたちを展示したいなあと考えており、今朝新たな仲間が加わったばかりであったが、標本が得られなかったこともあるのでまた補充する必要がありそうだ。

~・~・~

明日明後日は「ロシアの言語と文化」の集中授業です。

そういえば朝、レンタカーの返却へ行く前に宿舎のそばで奇妙な物体を発見しました。






一目見てパンだと思った方は、残念でした。正解はノウタケというキノコです。もっと成長するとしわしわのパフパフ状態になるらしいのだが、若いのはこのような外見で、食べることはできるらしいです。とはいっても「食べられる≒毒はない」程度のものらしいですが…

「パンだ」を「パンダ」に誤変換してしまったのでこれでもどうぞ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/column/shinbou/news/20120710-OHO1T00150.htm



Posted by Impulse610 at 06:10│Comments(0)
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