2012年06月04日

世界の借家大将

TXの終電でつくばっくし、宿舎に戻ったのは午前1時になる5分前。お湯を沸かして顔と足だけ洗ってとっとと寝につく。ただ610の志向からいうとここで泥のように眠っているわけにはいかず、どんなに遅くても6時より前に起きなければならない。半分仮眠状態でもいいやということで部屋の電気は消さないで横になるが、これはなかなか効果があるようだ。

5:30に起床しシャワー室へ直行。これで結構眼が覚める。睡眠時間が短いためか、のどが乾燥するまでに至らずかなり快適でもある。
部屋を片付けたりフォト蔵に写真を投稿したりブログを書いているうちに時間は過ぎていき、ロシア語の勉強は大してできない。それにしても、頭がフラフラして非常に眠い。

1限 古典に学ぼう!:日本と東洋世界
授業時間を借りて何かの告知をしようとしていた学生を一蹴する様子を見ていてにやけるのだが、学生が対しては向かう様子もなく言われるがままであったのには勿体なく感じた。
「江戸時代にタイムスリップしたらどうしますか?」との問いに、己の昆虫欲を満たすだけ満たしたら若隠居してしまいたいなどと書いてしまったのだが、正解は「拾うこと」であった。そんな導入から始まった西鶴の紹介を聞いていると、彼がハイパーグラフィア的素質を兼ね備えた人物であることがうかがえてきた。1年間に6冊も本を書いたり、一昼夜で2万句近く読み上げるさまなど、とても常人にはこなせるまい(かくいう610は、次元が違うとはいえ毎日雑多な文章をブログで公開しており、これも一種のハイパーグラフィアではないかと思っており、そのことについて後日考察を加えようと考えている)。町人文化の関西と武士文化の関東では今でも人々に気質の違いが見られることや、先の問いで「物を売ってお金をもらう」と回答している人が多いことに対して自己中心的な考え方だね、目の前に和服を着た人が来て刀を買えと言ったら買うのですか、それと同じでしょうとあしらっていることに対してなかなか興味を引かれる。
610はこのような学生に対して頑としてひかないタイプの先生は好みである。その言動全てに回れ右で賛同するわけではないのだが、おおむね筋が通っていることだし、自分の気にくわないことをはっきり宣告して、意に背く輩を静粛する様には、波風経たぬように配慮し合って生きている日常とはかけ離れた光景を間近で見られることに興奮しさえする。こういう先生と面と向かって自分の意見を主張し合う人がいたらそれこそ見ものだと思うが、こういう学生は元より生息密度が低いらしい。
こういう人に理路整然とはむかえればすごく楽しそうだなあとは思うのだけど・・・

2~3限 博物館学Ⅰ
博物館の資料について。すべての資料を手袋をつけて扱うわけではないが、欠かさず持っている理由、学芸員になるためには技術を持っていることが大事でそれを自分で売り込むのが近道だということ、古文書は読めないから怪しがられて捨てられることが多い、でもとてもたくさん見つかることがあるなどの具体例を聞いていると面白いし学芸員の仕事が身近に感じられもする。後半の授業では不足がちの睡眠を補う作業に没頭…

クラ代会では生物学類たまり場の不要物を整理する作業に取り掛かる。普段ここを使わない610にとっては何もかも捨ててしまいたくなる。最低2か月は放置されている衣服や靴は捨てられても仕方がないと思うのだが、パソコンが2台放置されているのは解せない。数万円単位の私物をよくこんなところに放置できるものだと感心してしまうのだが、こういうものは失って初めて痛みを痛感できるものでもある(昨年自転車を盗まれた時のふがいなさよ!)。とはいえ、現3年生までにはクラ代を通じてこのたまり場に私物を置いてはいけないことが通知されているはずである。見るか見ないかは当人の勝手ではあるが、こと2年4クラに関してはメーリスで告知もしたわけだし、まさか自分のものが捨てられてしまうことは無かろう。


4限 東洋思想
アタルヴァヴェーダについて。これは呪術がいろいろ書かれているものだが、それの内容は現代人にも通ずるものがあり、いつの時代でもヒトの考えることは同じなんだなあと思う。例えば、虫を退治するための呪文とか、病気を治すための呪文とか、恋敵の女子を呪うための呪文とか…
そしてここしばらく体験したこともなかったような度し難い睡魔に襲われて授業を強制中断。これは非常に悔やまれる…

5限 ロシア語対策
宿舎に戻って延々とロシア語の単語を引く。やっぱり書きなぐらないと単語は覚えないだろうが、なかなかその時間を取れないというか、実行に移せない。これではいつまでたっても上達など見込めぬというのに…

6限 応用ロシア語会話
最初から躓いてしまったのだが、授業はじめのころとは違う感覚が無いわけではない。毎週苦しみながら予習をしていて全く進歩が無いとは思えないのだが、それが実に可視化しづらい。そろそろ、Да以外の受け答えもできるようになりたい。

~・~・~

610にとって休み明けに1限があるのは苦ではないのですが、土日の移動量・運動量を考えると空きコマが1つしかない月・火曜の時間割は肉体的にも勉強的にも大変だなあと実感している今日この頃。勉強に関しては木金の空きコマを有効に使えばかなり負担が減らせるのですが、思った以上に有効活用するのは難しいです。
明日は旅行後のたびてつミーティングには出席せずバイオeカフェに参加してきます。なにせクジラの話しなのでこれを聞き逃すわけにはいきません。

何だか今日の昼休みはあまり機嫌がよくなかったですね。私物が平然と置かれているたまり場を見ていると全部消し去ってしまいたくなりました。それから授業が始まってもしゃべっている声が聞こえてくると頭の中には彼(女)らに対する侮蔑の念でいっぱいになりました。前も書きましたが授業中の私語は大嫌いです。
あまり寝ていないせいもあるのかもしれませんが、昨日33R会に出た直後に現実の大学生活に戻ってみて感じる温度差の違いはなかなか厳しいものがあります。


Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。