2012年05月16日

生き物の分布は研究者の分布に依存する

今朝はどうしようもなく寝起きが悪く6:10起床。もっと早くから活動を開始してレポートに取り掛からねばならなかったのだがそうはいかない。8時過ぎにサテライト室にこもり3時間程度文面を考え、集中力が切れたところで帰宅。池の水をくみ、ゲンゴロウのエサのミミズを拾ってくるのだが、宿舎生活のいいところはこれらに全く不便しないところである。まあそろそろバケツから水槽に移してやらないとイモリやガムシも含めてストレスが溜まってしまうと思うだが、なかなか水槽に水を張る気にならない。最たる理由は手間がかかることと、ポンプが無いことなのだが…

3限 動物系統分類学Ⅰ
原生動物と後生動物の中間的形態たる「中生動物」について。二胚虫の仲間は何ともまあ単純な体をしていて、すべての細胞を足し合わせても43を超えることが無いという。技術の進歩によってこの仲間がプラナリアに近い存在であることが分かるのだから訳の分からないものである。このような「退化的な進化」が極端に進めば原生動物チックな姿にまでなってしまうのだから、ひょっとしたらヒトもナメクジみたいになってしまうのかもしれない。

4限 専門英語AⅠ
本日から2名受講者が増えた関係で、予定されていたプレゼンの発表が破棄されるそう。本日は線虫動物についての英文を読む。


5限 標本整理と予習
部屋の標本達を一部やどけん部室に移動させ、そこにてアラビア語の小テスト対策。次第に中身が難しくなっているので、この時間だけでは勉強が追い付かない気がしてきた。

6限 アラビア語基礎
前の時間に抱いた懸念は的中してしまい、小テストではアラビア単語が出題されるようになり苦しめられる。本日学んだ範囲には6つのアラビア文字に加えて多くの単語が登場し、そのいづれも頭に入ってこないとなると中々に苦しい。これがインド・ヨーロッパ語族ではない言語の恐ろしさなのだろうか。
ただ、多言語同時学習のメリットとしては、名詞・形容詞の格変化や性について、各々の視点を聞けることである。

放課後 やどけんミーティング、食事会
入会が確定した新入生の女子比率はやけに高いようで、本日は男子1名女子4名となった。これはYさんの貢献が大きいところもあると思うのだが、さらに不思議なことにうち3名は昆虫に興味があるという。もちろん(?)610の様に休日・空きコマの大半を虫さがしに費やすようなキチガイではないようだ。展翅のやり方なんかを覚えてもらえたらいいなあ…
食事会ではY君(新入生)とIさんのトークのアツさに挟まれながら、一見ハンバーグのような「酢豚」や炒飯をつつく。サークルのミーティング後に食事会に参加するのも稀な610はその後の二次会には通常参加しないのだが、何と今回はIさんの家で行われるということで非常に参加意欲が湧いてくる。それもそのはず、部屋にはアオダイショウやタイコウチ、イモリ、カナヘビなど各種生き物が飼育されているだけでなく図鑑も揃っているし、「骨格標本用」の鍋まで完備されているのだ。部屋の狭い610には飼育できる生き物にも限界があるので何ともうらやましい限り。例によって酒は飲まないのだがそれは家主のIさんにも共通しており、そのあたりは随分気が楽でもあった。ラピュタは見たことが無いのだが、Iさんのモノマネの再現度の高さは傑作と思わずにはいられない。
23時頃にお暇させてもらい、日付の変わる前に就寝。

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明日は一週間ぶりの実験。電子顕微鏡を初めて使うことになります。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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