2012年05月11日

Где Хибакали?

昨晩は20時前から寝始めるが、起床は6時。早起きのモチベーションが全然湧いてこないことに危機感を覚えるが、やはり610は生来のロングスリーパーなのだろうか。あと20年もすれば自然と早起きできるようになるのかもしれないが…
それにしても外は絶好のムカシトンボ日和である。どうしてこの天気が午後まで持たないのだろう。皮肉なことである。
Где Хибакали?


Где Хибакали?


いつ採集したのか忘れてしまったが、飼育していたアカスジキンカメムシの終齢幼虫がいつの間にか成虫に変貌を遂げていた。逃がしてもしばらく大人しくしていたので、朝陽の下で撮影会。さすが成虫になりたてだけあってみずみずしく美しい。

1限 動物制御学Ⅰ
昆虫の循環系について。1年の時に動物生理学テスト対策で学んだことや、その時にマークしていなかった循環系のあれこれを知ることができて非常にワクワクする。

宝篋山に向かうまえに自転車の注油とブレーキ調整を行い、現地についてまずは湿地に向かう。だいぶ水量が減ってきた。
Где Хибакали?


ミヤマセセリというと3月、4月の蝶との認識が強いが、まだメスが生き残っているようだ。
Где Хибакали?


湿地の草むらを歩いていると頼りなげにひらひら飛んでいるクロハネシロヒゲナガを発見。この蛾を見るたびに、ここまで長い触角を備える意味が気になるのだが、結構器用に飛ぶものである。ムカシトンボの練習になりそうなので「置きピン」して飛翔写真を狙う。
Где Хибакали?


何とかピントの合った写真が撮れたのだが、林床は薄暗くフラッシュを使わざるを得なかった。自然光で撮れたらなおよいのだが、これはリベンジしたいものだ。あわよくば正面から写せたら・・・
Где Хибакали?


見知らぬハナカミキリが。ツマグロハナカミキリのようだ。
Где Хибакали?


前回見つけた時には交尾の撮影が失敗したキクスイカミキリだが今回は彼らに気付かれる前に先に発見できたため無事に撮影成功。
Где Хибакали?


ヨツメトビケラも出現し始めた。去年はそんなに見かける機会が無かったのだが、飛んでいる姿からトビケラを想像するのは難しく、ダイミョウセセリのようにも見える。実際ダイミョウセセリもいたのだが、さすがに本家に比べればゆったりはしていた。ただ見分けるのは難しそうだ…

これから沢に入ろうと思ったのだが、いつものところではなくムカシトンボの羽化を観察した別のところへ出向いてみる。ジャゴケがそこここに見受けられ、日差しの差し込むところいつもの観察区間より多く、環境は良好の様に見えるのだが、どこを探してもトンボがいない。幼虫がいるのだからここで産卵が行われていることは確かだが、天気があまり思しくなかったとはいえ、メスの一匹くらい見つかっても良かったのではないか・・・
この沢を下りていつも観察しているところへ向かおうと思ったのだが、流石にまた山道を登る気力が湧かず、ヘビのいそうな草むらをひたすら見て回ってヒバカリを探す。今日はひっつまんだヤマカガシに噛まれており、あまりヘビ運には長けていなかったためか見つからない。かのヤマカガシはやけに平べったくなっていたのだが、あれは威嚇のサインなのだろうか。


6限 文化人類学概論A
前回の続きをやり終えてから、アメリカでインディアンが白人たちに追いやられていったドキュメンタリー番組を見る。色々なことを知っている今の時点から思うと、白人たちが信じる神が唯一絶対の存在であって、インディアンを野蛮なものだとみなすことや、だから殺しても構わないという彼らの考えもまた野蛮の極みであるように思えるのだが、それが無知の恐ろしさなのだろう。いや、分かっていたとしてもなおインディアンの文化を蹂躙するのだとしたら、そこに理性のある人間性を感じることはできない。尤も、これは何も当時の白人に限らないことなのだが…

~・~・~

明日は植物生態学Ⅰの集中授業を受けます。意外なことに集中授業を受けるのは初めてです。
終了時間が明記されていなかったことが気になります…こういう日に限って午後の天気予報が良いのは恨めしいですね…

近頃やけにヤマカガシの写真が登場するようになっていますが、610には今大変なヘビブームが訪れています。特にヒバカリはできることなら飼育してみたいなあと考えています。宝篋山にいることは明白ですから、あとは時間帯に気を配れば見つけられるでしょう。
できることならジムグリの幼蛇を見てみたいですね。こちらも親は去年見つけているので何とかなるでしょう。さらに欲を言えばシロマダラを見つけたい・・・


Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(2)
この記事へのコメント
  ヒバカリ、シロマダラ、ですか…!
特にシロマダラは個体数少ない気がしますが、観察できるといいですね。
つくばからは遠いですが、茨城北部にはタカチホヘビの生息も確認されているようです。
正に蛇足ですが、ヒバカリは特に高温に弱いそうなので飼育される際はご留意下さい。
 私も最近、校内でアオダイショウ探してますが、未だに見つけられません。
発見or飼育報告楽しみにしております。
 
Posted by rvstone313 at 2012年05月12日 00:29
>rvstone313 さん

調べてみるとシロマダラはつくば市で発見されているようなので、死骸でもいいからぜひ見たいですね。
タカチホヘビはノーマークでしたね。県北にはそのうちガロアムシ探しに行きたいと思っているので、そのついでに探してみようかな…
ヒバカリは本格的に飼育できるかは微妙ですね。湿度なら心配いらないのが宿舎の利点(?)なんだけどね。
アオダイショウは2007/9/15に正門前で幼蛇を発見しています。直に見たのはその時だけだったけど、09年にも温室に続く外の道での発見報告を聞いています。そちらでも見つけられるといいね。
Posted by Impulse610Impulse610 at 2012年05月12日 18:00
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