2012年04月17日

世界のすべてはラテン語文法でできている

5時起床。昨日のロシア語会話で出された課題の露文和約に自由時間の大半が割かれる。

1限 動物生態学Ⅰ
生命の起源が「たった一か所でたった一回」起こったことについてのお話し。夏の生態学実習で学生が幽霊を見たこと、その幽霊や「本能」という言葉で思考停止してはいけないこと、地球の中は肉まんやあんまんのように単純ではないこと、アミノ酸もどきやミラーの実験、コピーのことなどベラベラベラと話されていく。昨年の概論ではスライドを毎回撮影していたのだが、Pomera DM5を導入してみるとその必要は無いように思える。変換が決定的に貧弱なのを除けば、話している言葉もかなり拾えるので、一つの授業で得られる情報量はただノートを書くだけよりもはるかに多い。もちろん、それを整理する時間が必要となるわけだが・・・

2限 体育
通年で選択する科目のオリエンテーション。610は当初、勝手に履修申請したバドミントンをやりたいと思っていた(雨でもできるから)のだが、一目見た限りでは大変な人気だったため、下手に抽選になって柔道に飛ばされたりしたらたまらない。そのため空いていたソフトボールに志望変更。ただここでも10人近くあぶれてしまい、じゃんけんではなく「くじ引き」に近い形で除外者が選考される。これは非常に心臓に悪いもので、最後まで気が抜けない。ただ何とか引かれることは免れ、無事来週は野球場に迎える。ここで落ちたら水泳に行こうと思っていたが、それは回避されたようで一安心(水泳はそんなに嫌でない)。
それにしても、体育会系雰囲気丸出しのバレーボールは、柔道以上に継続できない気がした。「1分ごとに笑いが無いといけない」「できるまでやる」・・・バレー自体は好きだが、その気持ちだけでは続けていくことは610には無理だ。

昼ご飯を食べ終わった後、ふと草むらに目をやるとアミガサタケが生えていた。
世界のすべてはラテン語文法でできている


迷わず摘み、その後非常にうまい流れでキノコに詳しい生物学類3年生に同定と標本作製のコツを教えていただく。中は中空なのか…

3限 ラテン語初級
Iさんとともに指定された教室に向かうが、やけに受講者が多い。そのうちに椅子の数が足りなくなり、予想通りの教室変更。色んな動機でラテン語を勉強しにくる人がいるとのことだが、その例の中に生物の学名のことが挙げられていないところ、もしかしたら生物系の人は受講していないのかもしれない。
イントロとして、ラテン語の文法論(文字・音韻・形態・統語)についての説明。なかなかに大変そうだが、ロシア語で格や性の機能を少しは勉強しているので、それを参考にしつつ勉強していきたい。

4限 比較文化地理学B
1年の時に取った都市地理学と同じ教員が担当されているので、内容が重複しているかもしれない、とのことだが、それはそれでよい復習になりそうだ。「エスニック地理学の基礎」として、まずは「民族」とエスニシティの違いが紹介される。窓のすぐ外はハトのたまり場になっているようで、しばしば目の前にやってくるので気になって仕方がない。授業前にエサでも置いておいたら面白そうだ。

5限 食品機能学
食品の持つ機能の分類や、その機能を動物細胞を使って調べる方法などのお話し。
今まで受けてきた授業の中で一番継続して履修する意欲が湧かず、履修放棄を真剣に検討する。昨日の東洋思想はなんだかんだ言って興味があったのかもしれない。無理にフルコマを維持する必要もないし、そもそも単位は超超過状態なのだから、まあ切ってもいいだろう。
終了後、高校の同級生に声をかけられる。610は現役時代会った記憶がないのだが、大学新聞の名簿で彼の名前は確かめてあるので何とか分かったのだが、この授業で会うことは無いかもしれない。

6限 応用ロシア語作文
昨日と違って受講者はわずか2名。先生は去年日本にいなかったそうだ。復習がてら渡されたプリントに取り組むことになったのだが、授業時間の大半は先生の教会語りで終わってしまった。これもまた興味深くて、ロシア正教の十字架はよりリアルであったり、イコンの説明があったり、復活祭前の断食じみた習慣について語ったり・・・こういう話は普段聞かないからなあ。それと、生物系でロシア語をかじりに来る人が結構いること、ロシア人は夏の間ロシア中を回ってフィールドワークを行い、冬のうちに論文を書くこと、そしてその論文はロシア語で書くということを伺えた。ロシアのガロアムシのことについて知るためにはやはりロシア語が読めるに越したことはないだろう。

放課後 文サ連合同新歓
つくばのアメダスによれば、18時の降水量はなんと17.5㎜ 4月だというのにこんなにわか雨が降るものなのかと思うのだが、この雨の中を急いでやどけん部室に向かう。しかし既に荷物の搬入は住んでいたようで、そのまま会場へ。ここは春休みにリニューアルを受けた食堂なのだが、知らない店がいくつか見える。
この雨の中新入生が来る気配が感じられず、しばらく内輪トークを続けていたのだが、地球学類から2人、そして、なんと日日(or比文)の3年生がやってきて興味を持っていただいた! ここで大事なのは3人とも虫キチではないことであって、自然が好き、生き物が好き、という漠然な興味関心を抱いていることがミソである。そういう人が増えると、ドイツ箱まみれのブースがかもすとっつきにくさ、敷居の高さがだいぶ緩和されるのである(高校時代に経験しました)。この調子でポツポツと興味を持ってくれた方々が来ていただけると嬉しい限りである。
会場内でのJ君との鉄道トークや、合同新歓終了後の地球学類生による鉱物談義など、Kさんとかわすいつもの虫談義だけでない「与太話」を交わせたのは非常に楽しかった。しかし、Kさんが持ってきたヨナグニシュウダのかわいいことといったら・・・!

~・~・~

明日は1,2限が空いているので宝篋山籠りをしたいのですが健康診断を優先します。天気が悪いようなので都合は良いのですが…と思ったらいい天気になってしまった…

体育のオリエンテーションの時、挨拶が小さいと「声が小さい!」と言ってもう一度大きな声であいさつを強要されたのですが、あれ、何とかならないのでしょうか。私はあの種の「挨拶の強制」が大嫌いです。


Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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