2012年03月27日

臨海実習2日目

7時起床。中学時代の同級生に怒り狂い、頭に血がのぼってとても暑くなっている夢を見ながら目覚めたのだが、それは暖房をつけっぱなしで寝たからかもしれない。
納豆ごはん1杯、味噌汁1杯の普段の朝食からすると、目の前のお弁当は量が多く感じる。

臨海実習2日目

磯からは富士山が見える

朝はやっぱり寒いのだが、昨日のことを考えると上着を濡らすようなことはしたくない。従って今日はなるべく海に入らないよう採集することを決意。磯ではイボニシをよく探してみるのだが、思っていたより数は少なく、見つかる個体は小さい。
臨海実習2日目
アメフラシ

臨海実習2日目

ヒジキ

臨海実習2日目

クロイソカイメン、紅藻.sp、ヨロイイソギンチャク、タテジマイソギンチャク、ヒザラガイ、ウノアシ、etc…

途中から撮影にも挑戦。磯採集には何度も来ているが、思えば探してばかりいてきちんと磯で写真を撮ったことが無かった。まぶしさもさることながら、水の屈折もあってうまく撮れない。こういう時耐水性のカメラがあったらもっといい写真が撮れるのだろうなあ…

採集を終えてから昼食を摂り、着替えて油壺マリンパークへ移動。1時間弱館内を自由に観てから水族館の裏側を見学。なんとなくデジャブ感があったのだが、これは昨夏生チャレのメンバーで香西臨海水族館に行った時に似たようなところを見たからなのかもしれないが、魚の搬入口やサメの卵・稚鮫を見られたのはなかなか面白い。
臨海実習2日目

屋根の下で見るものだとは思わなかった

それからイルカ・アシカショーを見学。芸の正確さに感動したのだがどうやって調教するのだろう。
その後イルカとアシカの個体説明を受ける。アシカのひげがレーダーの様にピッと反応するのはユニークだった。そのアシカと握手させてもらったのだが、何とも言えない感触。
臨海実習2日目

添い寝するコツメカワウソ

臨海実習2日目
眠たげなフクロウ

臨海実習2日目

黄昏時のシーボルトペンギン

昨晩の風呂の失敗を反省して、今日は隣のホテルの温泉へ挑む。一般客は1000円で入浴できるのだが、東大三崎臨海実験所利用者は半額で入れる。そのため春の旅行でかかった風呂代と同じくらいの値段でこの温泉に入れたのだがクオリティはなかなか良い。特に海水を使った露天風呂から眺める夕暮れの景色は絶筆に値するのかもしれないが、最強度近視レベルの610には悲しいかな堪能できない。まあそれでも随分体が温まったので今夜は耐えられるだろう。
夕食にはマグロ丼が出てくる。これをお代わりしたら50円で済むのか聞くことはなかったが、今回は量的にもちょうどよかった。
今晩はアメフラシとタツナミガイの解剖をするのだが、実習室へ行く途中、わざとか知らないがアオオサムシが610の目の前を横断しようとしていた。当然のことながら撮り逃がすわけもなく、のちに昆虫好きの1年生I君に献上することになったのだが、三浦ではもう越冬していたオサムシも出てきているようだ。
さて解剖の方は、個体が余っているということでTAがデモンストレーションをやろうということになった。610はアメフラシの解剖をやったことが無かったのでタツナミガイを先に解剖することにしたのだが、水槽に残っているのは今まで見たこともないくらい小さなものだった。やったことのある方ならお分かり頂けるだろうが、解剖するなら大き目の個体を使った方がやりやすい。小さければ小さいほどハサミを入れにくく、切り開いて消化器系を取り出すのは難しい。何とか取り出せたのは良いが、各器官の名称をきちんと答えられず、TAとしての予習不足を痛感する。
アメフラシの方はタツナミガイと違ってサイズもそれなりに大きいものを使ったのだが、柔らかすぎて何が何だか分からない。恐る恐るハサミを入れたのだが、つるんと消化器系が取り出せたのは嬉しかった。そしてタツナミガイ以上に器官の名称が分からない。腸はどこにあるのだろう…
実習所の方からカタユウレイボヤの受精卵を頂いたので、それを観察してみる。
臨海実習2日目
今まで見たことのあるウニやヒトデと違うのは卵の周囲に突起があることだ。これは受精卵が付着しやすくなるためだとU先生は仰っていたが、なかなか格好良く見える。

解剖・観察終了後宿舎に戻って就寝。



Posted by Impulse610 at 06:10│Comments(0)
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