2011年12月21日

One niche One species

5時起床。「晩御飯」を食べてブログを書く。晩御飯と言っても、納豆の代わりに焼いたサバを食べる以外にメニューは変わらない。その後「中掃除」 23日からしばらく留守にするが、部屋をきれいにできる時間を取れそうにないので今のうちに少しだけでも掃除しておく。

1限:細胞学概論
【微小管から我々が学ぶことはたくさんある】ということを熱弁される。高校生物を勉強した方ははじめのころに細胞分裂のイラストをノートに写されたと思うのだが、その時中心体や染色体を結ぶときに、何気なく引いた線が微小管だ。これが伸び縮みして細胞の形を保ったり、2つの細胞に分裂するわけだが、この伸び縮みを我々の行動に例え、やるときゃやることが必要で、だからと言ってやりたい放題であっては行けず、たまには失敗することもあるだろうが、それが大事なのだ、と力説される。

2限:昆虫学特講
動物生理学対策で覚えた昆虫の気管系や循環系のことを聞いてテンションが上がる。マルピギー管(マルピーギ)が腸の間のくびれであることは知らなかったのでなかなか興味をそそられる。そして昆虫の生活史で欠かすことのできない「変態」について力説される。
先生が昨晩風呂で捕まえたという「ニッポンユキガガンボ」の実物を拝見できた。これは名前の様に冬に現れるガガンボで、翅が無い。その見てくれの珍奇さに町田先生は最初に名前を明かさなかったが、610にはお見通し! 初めて見たのだが、こんなものが風呂にいていいのかという驚きとともに、生態写真を撮りたいImpulseに駆られる。

3限:微積分
微分形式の積分や微積分学の基本定理について(この文字はもう6回以上黒板で見た気がする)。何をおっしゃっているのか中身がさっぱり分からないのだが、危惧していたレポートが撤回される「天恵」に救われる。とりあえず六郷に持ち越す必要はなさそうだ。

4限:クラスセミナー
花の色を変える植物がマルハナバチの訪花に役立っているのでは?という話と、「群れること」=「群れないこと」ということを聞く。双方とも昆虫の話が出てきたこともあってずいぶん興味深かったのだが、悲しいかな全く疑問点が思い浮かばず質問ができない。すべて理解できたから、などではもちろんなく、話の中で分からなかったこと(分かったこともかな)が何なのか自分で整理できていない。こうやって疑問点がパッと思い浮かんでこないことの深遠には、答えのある問いを叩き込まされてきた高校までの勉強方法によって疑問の芽を摘み取ってしまったということがあるような気もしてくる…支配者にとっては最も都合の良い人間に仕立てられたのだろうか。

5限:地球学概論Ⅱ
事前配布される資料を見るためにせっかくPCを持ち込んだのだが、話を全然聞かないで勝手なことをして過ごす。 授業が進むにつれて教室が静かになっていくところが面白い(610は熱心にノートを取っているふりをして、ブログを作ったりムカシトンボやガロアムシのことを調べていた!)。

6限:地球学概論Ⅲ
マグマ生成の要因と火成岩の多様性について。受験地学の知識によれば大体知っていることで、そのあたり1学期の地球学Ⅰと共通のはずなのだが、こちらははるかに聞く気にならない。何でだろう…シラバスを見ながら時間割を組んで過ごす。


放課後:やどけんミーティング
新歓祭に関する引き継ぎを行い、冬休み中奥多摩へガロアムシ掘りに出かける可能性があることを報告。ガロアが低地にいるのかは未知で、香川の女木島で記録があったことを考えると(記載以来見つかっていないらしいが)宝篋山にいてもいいんじゃないかと思うのだが、ムカシトンボもいるんだし…これは来年捜索してみることにしよう。

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明日は今年最後の授業+標本バイトです。昼休みに大学新聞に関する顔合わせがあるとのことなので、おにぎりを忘れずに用意しないと…



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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