2011年08月21日

運転はハブより怖い?

 昨夜GTさんから車の鍵を借りたので早朝灯火めぐりに行こうと4:30に起きたかったが、結局5時起き。運転は7/26以来なのだが、この時間帯は殆ど車が走っていないので安心だ。バンナ岳までのルートはすでに頭の中に入っているのでナビに頼らず到着。時間が中途半端に足りなくなったので於茂登までは行かず、展望台で夜明けを眺めたりホテルで駐車の練習をしたりする。

 Mさん、Tateさん、Gen君と610の4名でまずはサトウキビ畑沿いの川へ向かう。地形図によると川のそばまで道があるようだが、最初は道を間違え、引き返して正しいルートに入るも川までは降りられず、川に沿って散策。どうにかアカナガイトトンボを採集。Tateさんがセマルハコガメの死体(コワレハコガメ)を見つけたが、車へ戻る道は行きと違ったのでこれも目撃できず。結局カメを見ることができなかった…



 昼食をMaxValueで調達して宮良川へ。昨日仕掛けたバナナトラップにコノハチョウがやってきていたが、欲を言えばクワガタに来てほしい。昨日の渓流部分まで行って昼食。堰にはやけに大きいエビみたいなものがいたが、正体は不明。コンジンテナガエビかもしれないなあ。昨晩雨が降ったため林内は昨日よりも湿度が高く、ヤエヤマタマヤスデの活動には好都合なようだ。たくさんひっついていると薄気味悪く感じるが、せっかくなのでこいつらも採集しておこう。



 そして野底林道へ。予想通り通行止めだったが、車を停めて歩いて行ってみることに。本当はここで引き返さなければならないのだが、こうやって中を歩いていると於茂登岳にも登っておけばよかったなあと若干後悔する。無風状態で林が切れた道路上を歩くのはとても暑くてやっていられないのだが、ここは見晴良好でタテスジハンミョウがいたりコブナナフシやゴキブリが煎餅になっていたりと、それなりに虫もいて面白い。車まで戻ってみると、後ろにも車が停められていて運転手が我々が退くのを待っている。ああこれは怒られるかなあと思っていたが、「君たちは車でこの先へ行かないのか?」「いえ」「私は中へ行きます」と笑って済ましてくれたので安堵… 見た感じ工事関係の人のようにも思えたが、島ののどかさを感じられた。








野生ではなかなか見られない「流しの上のスミナガシ」
 最後の目的地は山ではなく博物館。とはいっても公的なものではなく「蝶館カビラ」という私人の趣味で開かれているものだ。中には石垣島で見られるチョウの標本をはじめ、ご主人のコレクションがたくさん展示されていて、建物にはチョウの放し飼い施設も隣接している。ここにはオオゴマダラが高密度にいる。昆虫だけでなくサソリなど石垣で見られる生き物のお話をたくさん伺ったのだが、良く考えるとここには2日目に来ていた方が良かったのかもなあ…明日はもう帰るというのに、いろいろな情報を得ると後悔の念が…
 日中はずっとGen君に運転してもらったが、帰りは610が担当。ちょうどスコールの中を走ったりして視界が悪かったのだが、無事に市街地へ帰還。夕食までの間にバイクを借りに行くのだが、明日の早朝の返却ができないのと燃料満タンで返却ができない都合上若干料金が上乗せされたが、それでも¥2500で済んだので安心。ただ原付の運転は自動車以上に間隔があいており、ホテルまでの距離は短いながら早速市街地を走らねばならず非常に緊張する。特に発進時のバランスを取るのが難しい。無事にホテルに到達してから、車通りのない場所でしばらく走行練習。走行中は結構快適だが、右左折時のブレが怖い。まあ夜間は殆ど車の通らない場所に行くのだから、あまりおびえることも無かろう(おびえる対象は違う!)。

 夕食の時間が若干遅くなったので、ホテル隣の定食屋でフーチャンプルを注文。フーが何だかわからなかったのだが、どうやらフーとは麩のことらしい。どういうわけかやけに脂っこく、早く食べ終えたいのに苦労する。



 そして一人だけ先に会計を済ませて夜の森へ。市街地を抜けて畑を突っ切る真っ暗な道を走っていくわけだが、やけにテンションが上がってしまう。今まで味わったことのない解放感に満ちているというか、二輪車に魅せられる人の気持ちがどことなく察せたというか、すごく楽しいのである。バンナ岳では再び灯火にやってきたサキシマヒラタ♀を発見。これで♀の方は大中小3つのサイズが揃った。こうなったらあとは♂が見つかれさえすればいいのだが、ここにはいないようだ。返却、というよりも宿に戻る時間を考慮するとあまり長居出来ないのが残念。すぐに於茂登方面へ出発。街灯すらない真っ暗な道をひた走っていると、どうしても飛ばしてみたくなってしまう。さすがに街灯付きの道路に出て50km/h以上を出すようなことはしない(できない)が、制限速度を死守していただけでは速度違反をどうしてしてはいけないのかに関する実体験が不足するように思える。
 さて於茂登まで差し掛かると雨が降ってくる。一応雨具は原付と一緒に貸し出されており問題はないのだが、あまり長居は出来なそうだ。そして最初のトラップを見てみると、ゴキブリやサソリモドキの他に、見慣れぬ黒いムシがバナナに潜り込んでいる…この瞬間を待っていた! 小ぶりながらもサキシマヒラタの♂だった。全身がつやつやしていてなんと可愛らしいのだろう。トラップを仕掛けた甲斐が、原付を借りた甲斐があった。こうなるとハブの恐怖はすっかり消え失せてしまうが、ヒラタは山奥に入って採集する種でもないので、トラップの周囲を舐めるように探した後、残りの様子見に向かう。コメツキムシやオオトモエなど、今まで見られなかった虫たちも集まってきており、トラップの集虫力が今までで一番高まっているようだが、さらなる追加は得られず。でもまあ、♂が採れただけで十分だ。思えば生きたヒラタの採集はこれが初めてである。このまま標本にしてしまってもいいが、飼育は相当簡単だというので野暮な610でもそれなりに長期間飼育できるかもしれない。

 宣言通り23時にホテルへ到着。Gen君といろいろ話をしてから就寝。



Posted by Impulse610 at 06:10│Comments(0)
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