2011年06月22日

右手に団扇、左手に扇子

4時10分起床。朝焼けを見るのは久しぶりだ。
右手に団扇、左手に扇子


昨日の時点でinfinite reportの方は大方仕上がっていたので寝坊による損失は大したことはない。ロシア語のテストを一回練習してみたところ、けっこう忘れているところが多い。

6時40分に出発して野性の森を目指す。まず入り口にてアキアカネっぽいトンボを見かける。森の中に入っていくが、地面で盛んに動いているのが全部ゴキブリとくるとつまらない(PTしても面白くなさそうだなあ)。masked_rider氏から教えてもらった樹液ポイントではヒカゲチョウとオオスズメバチを中心とした酒宴が開かれていた。
右手に団扇、左手に扇子

なかなか撮影しやすい向きに止まってくれない

右手に団扇、左手に扇子

樹液に夢中な彼らに近づくのはたやすい

右手に団扇、左手に扇子

近づきやすいのはスズメバチも同じだが、心理的に近づきづらい。自然光で撮影したいなあ…

ゼフィルスを目標としていたのだが一向に見つけられない。昨晩の雨のせいかしら…
このまま戻るのももったいないので第二回クリの木めぐりを企画。ただ時間が早いせいかチョウの姿は見られない。とある場所にはクリの木のそばに桑があって実を摘んで食べてみたのだがこれがけっこうおいしく、いつしか目的がすり替わってしまう。同様に、あるところで「ビワ摘み放題」の場所を見つけて好きなだけビニール袋に詰め込む。これでしばらく果物に困ることはなさそうだ。
さらに兵太郎池に向かうが大した収穫は得られず(左足が入水orz)部屋に戻ろうとしたところでホリカワクシヒゲガガンボの産卵に立ち会う。
右手に団扇、左手に扇子


右手に団扇、左手に扇子


高さ1.3M位のところにある木の洞に向けて盛んに腹部を突き刺していたが、まさかこんなところで幼虫が育っているとは思いもしないので非常に驚く。私は彼女に初めて会った時(日枝神社にいたし、去年生チャレで止まった場所にもいた)から「いくらハチに擬態したって610の目を欺くことはできない!」と言い聞かせてきたのであるが、このブログの閲覧者の皆様にはどう見えているのだろうか(特に生物学類生の方!)。ちなみに本種を手で捕まえると刺す真似までしてくるので、採集する際は慣れるまで気を付ける必要がある。

3限:微積分
ベクトルによる線形座標、写像のお話し。過去数回にわたってこの手のお話しが続いているのだが、これが何にどう結びついているのかが見えてこない。今回のレポートも前回と似たような内容だが、もう少し完成度を高めて提出したいなあ…

4限:フレッシュマンセミナー
キャリアについてのお話し。研究者・理系的就職・生物学類を離れての就職を遂げた三名の方のお話しをうかがう。私としては2人目と3人目の方のお話しが非常に面白いものであった。
610にはあまり就職意欲がわかず―そもそも今の生活リズム的に就職も研究もできるのか疑問であるが―このまま大学に残っていたいなあと思ってはいるのだが、現段階の自分の能力を考えてみると生物学に向いているのかは分からない。虫が好きなのはいいが、そのレベルは果たして学問的なのだろうか。単なる趣味的なものにすぎないのかもしれない。
かといって社会学類や地球学類に思い切って転類するほどその分野を極めようとも思えないし、美転や体転はもっと起こりそうにない。いっそ暗転してしまいたい。

5限:生物資源科学入門
フランス革命があった1789年の日本では「下肥引下げ争論」なるものが起こっていたらしくツボにはまる。このギャップがたまらないのだが、そんな江戸はヨーロッパの国では想像もつかない清潔な街であったという。タイムスリップできるとしたら、私はヨーロッパより江戸に行ってみたいと思ってやまない。きっと田んぼのわきには腐るほど(ナミ)ゲンゴロウがいるんだろうなあ…

6限:地球学概論Ⅰ
地震のおはなし。前半は受験地学とオーバーラップしていたので大して身構えることはなかったのだが、途中から出現した「震源メカニズム解」のイメージ図をどう解釈すればいいのかさっぱり分からない。断層と平面図を対応付ける前段階の3D図はなんなんだ?
この講座は3人の先生が担当されているのだが、本日担当の方は雰囲気がY先生と非常に似ている(´Д`)

~・~・~

生化学、アミノ酸はもういいから、記述をどうにかしないとなあ…
金曜日でケリがつけられたら来週非常にうれしいことが起こる・・・かも?



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(2)
この記事へのコメント
採集お疲れさまです。樹液が出てる樹の樹皮捲れを覗けばコクワもいたと思いますよ。もうさすがにいらないけど...

ゼフィルス見たのは8:15ごろかな?僕は610氏のような早起きはできません。

江戸の話で、炭用に管理が行われていた雑木林では、伐採と萌芽更新を繰り返し台場クヌギと呼ばれる太く洞の多いクヌギが形成されたそうですよ。いっぱいオオクワ採れただろうなぁ(笑)。

灯火回りをしたくてうずうずしつつも生化学に取り組んでおります。では。
Posted by masked_rider at 2011年06月22日 20:19
>masked_rider

樹皮の隙間はのぞかなかったなあ…なんだかゴキブリしかいない気がしたのでねえ…

野性の森についたのが7時かそこらだったのでちょっと早めだけど、前日夜の雨のせいなのか見当たらなかったねえ…

台場クヌギかあ…昔クワガタの図鑑を読んでいたころには見てみたいなあと思ったけど、確かに江戸時代にはたくさんあったんだろうねえ…野生のオオクワも見てみたいなあ

今日も天気がよさそうだけど、さすがに試験対策を優先した方がいいのかもね…
Posted by Impulse610 at 2011年06月23日 18:08
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