2021年03月23日

2021. 3. 23 の人生

寝る前に主人に蒔いてもらったオヤマボクチのいくつかが発芽。わくわくする(しかし種を持ってきた本人はわくわくするだけで、実質的な管理はほぼ主人に投げる予定…)。今朝は結構眠い。
出ラボをして、ちょっと副業を見て、コオロギ卵の脱水・樹脂置換。並行してパラフィン包埋をしてみる。いつもの樹脂と勝手が違うのでうまくいっているのか分からないが、とりあえずパラフィンは固くなった。台木に試料をくっつける。ちょっと休憩にオフィスに戻ったら、窓の外の木にコゲラがいるのに気づく。向こうは気づいていないらしく、Pentax Papilio II 6.5x 21 で行動を観察していたのだが、木から白くて細長いものを一生懸命引っ張り出そうとしている。これはたぶんカミキリの幼虫なんだろうが、こうやって格闘している様子は初めて観察できたのでいい経験であった(最終的に白い幼虫はすっぽりと木から抜け、ごはんとして供された模様)。午後、ちょっと出かけて買い出し。最近地震が多く、状況によっては帰宅できなくなる可能性もあり得るということで、食糧を買い込む。戻ってきてコオロギ卵の樹脂包埋。そして残りの時間でパラフィン切片を切ってみることに。木箱に入った古いミクロトームで切るしかないのかと思っていたが、台木は新しいミクロトームにも装着可能であることを知ったので、使い勝手の格段に優れる新しい方で早速切ってみたのだが、拍子抜けするくらい長いリボンが得られてびっくり。エポキシ樹脂切片ならそれなりの連続切片が取れるが時間がかかるしうまくいくとは限らない。メタクリル系樹脂ではそもそもリボンがほぼ作れず、1枚1枚手作業でスライドガラスに並べる必要がある。そんな経験ばかりしていたのでパラフィンのリボンには感動してしまった。解像度が樹脂切片には及ばないのは欠点ではあるが、器官形成の理解には全体構造の把握が肝要であり、パラフィンで一連の連続切片をさくっと用意しておけば、後々楽になるかもしれない(パラフィンの試料作成も時間がかなりかかるが、各工程を途中で止めておきやすく、切る時間も短い)。ただ、伸展する温度の違いなどはまだ不慣れであり(樹脂切片の際に90度近い高温で伸展させていたのだが、そのノリでパラフィン切片を伸展しようとして大失敗)、明日以降の作業でもう少し経験を積んでおきたい。
帰宅し、鯛について調べる。主人が立派な鯛のお椀を持っているのだが、鯛の煮つけを作る時くらいにしかその椀を活用できていない。このたびよい鯛が安く手に入ったので久々に鯛の椀を活用しているのだが、果たしてこんな柄の皿が世にあるのかということで調べてみたのだが、当然見つからない。検索項目の中に、食い初めという単語を見出したのだが、これがどういう行事であるのか人生で初めて学ぶ。  


Posted by Impulse610 at 21:17Comments(0)