2021年03月01日

2021. 2. 22 -3. 1 の人生

2. 22 いつもより1時間近く早く起きて古巣へ移動。本日から冬の実習の講師として(実際には支給されるお金のほとんどは旅費に充てられるはずだが…)過ごす。実習前にBOSSにあいさつをしつつ、最近ホットな研究のことについてお話をしたり、あるいは実験室を片付けたり。実習生はコロナの影響もあってかなり少ない。そんなこともあったので、いつものやり方とは違って1日目のうちに構内にセンサーカメラを仕掛けるなどする。

2. 23 実習2日目。早朝に持ち込んだコオロギを固定するが、なんとなく今やることではない気がする。午前中に構内散策しようとしていたらキレンジャク登場。午後の構内散策前にはなんとハギマシコが飛来。個人的にはこれで鳥に満足してしまう。滝はかろうじて凍っていたものの、残念ながらカワゲラの姿はなし。草原にオヤマボクチらしき植物があることを知る。かつてみた資料によればハバヤマボクチらしいが、有識者に聞きそびれてしまったのが悔やまれる。

2. 24 実習3日目。早朝に持ち込んだコオロギプレパラートを観察。現所属よりも性能が良い像を撮影できるため、それなりに撮影。午前中に構外散策。あまり大したものが見つからない(TAの学生がオオマシコらしき鳥を見たらしい)。カワゲラも1匹しかおらず、実習内容的には若干消化不良であったが、ウサギの足跡が数多く見つかりそれなりに成果はあって一安心。午後から自由研究がスタート。出身研究室の卒業生の方が一時的に訪問。ちょっと先行きが不安になる印象であったが、良い方向に進むことを強く願う。

2. 25 実習4日目。朝は疲れてしまって研究に対する意欲がわかず、その代わりに実験室の片づけ。4月から新任教員がいらっしゃるのでスペースを用意するのが目的であるが、折角なので色々と片付ける。午後、自由研究の合間を見計らって実習生を構外のカワゲラポイントに連れていき、カワゲラを採集。夜に行われた自由研究の発表会では、センサーカメラにいいキツネの様子や、キツツキの巣穴の矢状断面を観した結果が発表され、なかなか見ごたえがあった。人数が少ない分、片付けも発表会もサクッと終わり、悪くないという印象。スタッフも高齢化していることもあり、これくらいの規模のほうがよい気もするが、実習生としてはもっと間口を広げてもらいたいだろうしなかなか難しい。

2. 26 実習最終日。片づけをして解散後、BOSSとコオロギについて追加のディスカッション。今後やるべき方向性が見えてくる。昼に下山し帰路へ。今回は標本や剥製などの荷物も引き取るべくレンタカー(乗用車)を利用したが、9月の昆虫実習の際(ろくもん号)よりもはるかに疲労度が少ない。帰宅し久しぶりに主人と再会したが、主人も今週はかなりタフだったらしく、かなりしんどそうであった。

2. 27 休養。主人の兄弟の推薦により『ハイパーハードボイルドグルメリポート』を鑑賞したが、初回のリベリア編でけっこうな衝撃を受ける。あっというまに鑑賞可能なパートをすべてみる。

2. 28 午前中はちょっとゆっくりしてから洗濯と自炊。主人が疲弊していることもあり、久々に調理を主導しスパイスカレーと”古巣パスタ”を創成。主人のアドバイスもあり、いつも使っていた植物性油脂ではない生クリームを投入し、とにかく水分が飛ぶように気を付けて調理した結果、今まででトップレベルのおいしさに。思わずおかわりするなど。それから出ラボをして、荷物を搬入。古巣に持ち込んでいたコオロギは、自宅に置いておくとうるさいので車内に放置していたのだが、寒さですっかり動かなくなってしまった。やらかしたと思いつつ様子を見るとわずかに動いているので、一縷の望みをかけて飼育環境を構築。帰路で持ち帰った標本等を収納するための衣装ケースを購入するなど。

2. 29 いつもの出ラボをして、コオロギがダメそうなことを実感。実習期間中にボスから副業論文のコメントをいただいたので、それを基に原稿の改訂作業に従事。そこで1点、考えていなかったことを指摘され、考察をちょっと変えようかと決意。本日はそこまでたどり着かずに帰宅。  


Posted by Impulse610 at 21:20Comments(0)