2017年11月07日

2017. 10. 29-11. 7 の人生

10.29
TEM の支持膜チェック。夏より格段に良くなっている。ある書物に、湿気が多いと使い物にならない膜が作れると書いてあったので、そういうことかと納得。

10.30
9 月に苦労して採集したモンカワゲラの卵の樹脂切片試料作製開始。午後に超薄切片を切り、夕食後TEM観察。

10.31
午後に BOSS による研究紹介と、後輩による進捗報告。午前と午後は超薄切片を切る。

11.1
後輩に寒天包埋法を指導。昼までミネトワダカワゲラを探し惨敗。午後は支持膜づくりと英会話。

11.2
著名な昆虫写真家が来菅し、研究室メンバーとともにガロアムシ探しに出かける。♀成虫は見つかったが♂はいない。ミネトワダカワゲラもいない。夕方くらいまで実験所で談笑。夜に霞ヶ浦の近くから先輩がやってくる。

11.3
先輩と談笑した後、9時間位TEM観察…

11.4
昼前までモンカワゲラ樹脂ブロックのトリミング。昼食後買い出し+オイル交換。山に戻ってきたら雪が降っていたので急遽タイヤ交換。
夜は日本シリーズ第6戦を見ながら調理。しびれる展開であった…!

11.5
3時半に起きて、車と鉄道を使って我孫子に向かう。この連休に、日本最大級の鳥のフェスティバルが開催されるのだが、そこに出展される双眼鏡ブースの存在を知ってしまったが最期、居ても立ってもいられなくなった。
第一目標はやはり Nikon WX なのだが、実物を前にしてあまりに興奮してしまい、アイレリーフの調整がよくわからず満足な視界を楽しめなかった…だが手持ちで使わせていただいたり、 WX のトートバッグを頂いたりして発狂寸前であった。そのほか、PENTAX ブースでパピリオや Ricoh GXR について話したり、私をはるかに凌駕する熱意と知識とで双眼鏡に全力を注ぐ某店主と初めてお会いしたり、中古で売っている Kowa BD32-10, SV50-12 に財布のひもが緩みそうになったりするが、今回一番感激したのは Carl Zeiss SF 8x42 であった。どこまでも広い視界、いつまでものぞいていたくなるような見え心地、重さを感じさせない重量バランス…30 万円の双眼鏡を見てしまったら、もう今までの世界には戻れないかもしれない…
このお祭りには双眼鏡だけでなく、鳥に関係するブースもたくさん出店していて、特に北海道や九州、果てはイスラエル大使館までスペースを構えて色々な魅力をアピールしていた。大阪市立自然史博物館で売られていた『小鳥の剥製の作り方』を見つけた瞬間に購入。
我孫子といえば弥生軒であり、弥生軒といえばから揚げそばである。11時ごろ購入したが、1時間したらどのブースよりも長い列が形成されていており、人気の高さがうかがえた。私がオーダーしたとき、おばちゃんが特別大きなから揚げを投入してくれたのはいいが、衣は完食できず…鳥の博物館も駆け足で見学し、双眼鏡の購入を最後まで悩みながら帰路に就く。昨日から別の研究室の卒業生が来菅しており、その方を交えてラーメンを食べる催しが開かれるのだ。須坂でおいしいラーメンを頂く。

11.6
BOSS と TEM 画像について少々ディスカッション。まだまだ追加のデータが必要だ。来週に、実験所全体のセミナーで進捗報告をしなければならず、そのスライドの準備をする。英語の併記が推奨されているのだが、おそらく今回はそうする必要はない気がする…

11.7
トワダカワゲラの採卵がピンチである。今シーズンまだ 1 回しか採卵できていないのに、飼育しているメスが最期の 1 匹になってしまった。時間を見つけて周辺を探すのだがいくら探しても見つからず、一寸先は闇である。また某所に遠征しないとだめだろうか(そこにいる保証もないのだが)。
午後から、別の研究室の卒業生主催の TEM 試料染色・操作法指導を見学し自分も学ぶ。今まで知らなかった便利な機能がかなりあることがわかる。  


Posted by Impulse610 at 21:47Comments(0)