2017年05月16日

2017. 5. 14-16 の人生

5.14
朝に寮の定期清掃。その後昼頃まで Nikon 9x35 をいじる。ピントリングが合わなくなってしまった様子である。
午後は買い出し、帰菅後自炊。今日は顕微鏡とパソコンを見たくなかったので、これらを使わなくてもできる作業(染色、固定卵処理)だけする。

5.15
切片の準備をしたり切片を切ったりする。切片、せっかく切っていてもオリエンテーションが悪く使い物にならないことが多い。学会前にデータ出しをする必要に迫られている中、人生という厳しい現実を突きつけられる。しかも今日は前半切っていたときのコンディションが悪く、「三重苦」にさいなまれ非常にストレスフルであった。
とある野球選手が引退する際、野球人生の7,8割はつらいことで、楽しいことが2,3割しかなかった。つらいのが当たり前の生活の中で、楽しい2,3割を追い求めていた・・・的な供述をしていたのだが、研究人生もそんな感じなんだろう。今でこそ、学位取得(とそのための論文執筆)を完遂させるという、半ば強迫的なモチベーションで何とかやっているわけだが、これが済んでしまってなお研究人生に耐え忍ぶことができる気がしない。むろん、これは自らの能力の問題は当然のこと、アカデミックポストの抱える様々な問題を目の当たりにしてしまっていることもある。「それでも自分には研究者としての道しか考えられない」というような(前向きな)思考にはどうしてもなれない。

5.16
切片を切ったり作ったり、ホソカワゲラを採集したり、人生で初めてコルリ(鳥)を見たり、アカハラを拾ったり(アカデミックハラスメントの現場を押さえたわけではない)、論文を見直したりする。
さいきん頭の中では「たまるブロック進まぬ薄切」「迫る学会白いスライド」といった恐怖の文字列によって占められている。学会発表まであと10日なのだが、切片を切っても切ってもいいデータが取れず、データが取れないことには発表内容も固められないため、どうしようもない状態に陥っている。我が能力の問題で論文作成がずれこんでいることや、3月末の黒い悪魔の急襲などがあり、こうなってしまうのは避けられないことだったかもしれない。だが、樹脂包埋されたカワゲラ卵の反逆(ふつう反逆は奴隷が起こすと思うのだが・・・)が思った以上に激しく、事態はより一層混迷を深めている。しかも、私にはスライドを作るだけでなく、要旨を書き上げる責務もある・・・これ以上深く考えてはいけない・・・  

Posted by Impulse610 at 22:14Comments(0)