2016年11月16日

2016 年 11 月 16 日の人生

AM トリミング
PM 切片,英会話,キツネ

午前中は切片のトリミング.先日用意したもののほかに,だいぶ前に作ったものの,卵があらぬところに移動したまま硬化してしまい見なかったことにしていた樹脂ブロックの発掘作業にも取り掛かる.午後はその忘れられた樹脂を切る.

英会話を行い,夕食後に論文をしようとしたら,
サークルの後輩がキツネを拾ったという報告に気が付き,どうしようもなくなる.今でこそ飽きるほど見かけるキツネだが,つくばでは全く見たことがなかったし,当時は最も珍しい哺乳類の一つであったように思う.おそらく珍しさにおいては今もたいして変わらないとは思うが.
やどけんでどのような判断がなされる(た)のかはわからないが,どうやら結構学術的な価値が高い発見になるらしい.そうなると,サークル内で標本作成をした後に,しかるべき機関に標本を寄贈するのが妥当なのかなと思う.遺体をそのまま送ってしまっても博物館では人手が足りず,そのまま冷凍庫のストックになる可能性があり,もったいない事である.サークルで勝手にばらして骨格標本にしても,標本の学術的価値が損なわれるわけではないのだし,そうして保存しやすい形にしたもののほうが博物館に取っても助かるかもしれない.皮の状態が良ければ,それに加えて皮革標本を用意してもいい.なめす工程が大変そうなら,プロに外注してもよい.キツネなら4000円くらいで請け負ってくれるところがあり,有志でカンパすればだいぶ安く済むだろう.こちらも剥製と比べてかさばらず,管理が楽になるだろう.
私はこうやって持論を展開することしかできないのが残念なところであるが,今後に期待したいところである.  


Posted by Impulse610 at 20:48Comments(0)