2015年09月01日

カワゲラのいない島へ

8-28から31まで,カワゲラの支配の及ばない(であろう)北海道の天売島・焼尻島に現実逃避に出かけておりました.結果として,菅平でもよく咲いているツリガネニンジンとかヤナギランといった植物がその辺にたくさん生えていたり,温度変化が菅平と大して変わらないなど,土地の支配力の偉大さを知る羽目に陥ったのですが,アザラシのミイラ,本場ロシアのウォッカ瓶,そしてガラスの浮き球などを拾えて所要の目的は達成されました.虫の方はそこまでパッとしたものに出会えませんでしたがわずかに採集.なお天売はマムシがたくさんいることで有名で,比較的形の良い轢死体を拾ったはいいものの,しばらくしたらウジが出てきたので投棄するというイベントもありました.
ちなみに移動経路は以下の通り.この無茶な工程がまた我が貧乏旅の醍醐味と言えます:
8/28
菅平→ろくもん号で5時間半(秘封を爆音で鳴らしながら)→新潟空港→港まで1時間近く徒歩(荷物と暑さでフラフラになりながら)→船で18時間(論文を読み精神をすり減らし,爆音いびきおじさんの登場で寝不足になりながら)
8-29
船→小樽→電車(秘封を感じながら)→札幌→沿岸バス(オロロンラインを走りながらビーチコーミング,ただし途中下車不可)→羽幌→フェリー→焼尻(3時間の大半を海岸で過ごし,アザラシ発見に至る)→天売(島につくなり自転車を借りて島内一周しふらふらになる)→天売(夜もフラフラ)
8-30
天売(朝から生き物さがしとビーチコーミング)→羽幌→以下略→船(疲弊しつつも論文を読みながら)
8-31
船(食糧難に陥り空腹と戦いながら)→バス(乗るべきバスを間違え途中から歩きフラフラになりながら)→新潟(車の喜びを感じながら)→菅平

で,本日は本日で東京に出向いてとある会合に出席.あんまり公にできない内容ですがなかなか興味深かったです.往復の交通費が出るので贅沢にも新幹線を使いましたが,あっという間につくものですね.ちなみにこの会合が終わった後に秘封同人漁りをしようと企てていましたが疲弊と経済的問題を鑑み直帰.

~・~・~

ようやくひと時の安寧を得られたかと思いきや,カワゲラが休息を許しません.明日は明日とて,しばらく止まっていた卵固定や,長らく放置していた樹脂切片づくりを再開させねばなりません.そろそろカワゲラ界の巨匠モンカワゲラにも謁見しないといけません.これが人生.
  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)