2014年10月08日

つくばでコカマキリを採集する人生

今朝は5時15分に怒涛の起床をとげ、6時ごろに出発。8時前に論文とともにBOSSの車に乗り込みつくばへ向かう。道中はディスカッションなどを行い現状や論文の内容を答えたり今後の展望を考えたりすることで、移動時間がカワゲラの隷属に取って代わったのであった。ひとまず今のペースはありえない(1年もしないで日本産9科のカワゲラが全部揃うことがおかしい)らしく、このままぶっ飛んでいこうという感じの印象を抱かれていたので、そのつもりで隷属をしていかねばならない。飛び級を実現するためにも隷属の流れに身を任せていきたい。

つくばに到着後、まずは卒業要件の確認に出向く。外国語の単位を23単位くらい取っていて突っ込みを頂いたのだが、専門科目の履修に問題は見られず、履修面で卒業の心配をする必要は無さそうである。そして残念ながら遠隔地の学生の処遇に対する陳情を述べる暇がなかったのだが、職員サイドで学生の履修を把握している様子であったので、わざわざ学生が出向かなくてもメールや電話で対応すれば済むような案件であった。わざわざ学生に単位数の確認をさせているあたり、もしかしたら履修の過失があった時に支援室が攻撃されないようにするための戦略なのかもしれないなあと思った。昨日はグローバルじゃないなあと思っていたのだが、クレームから身を守るための策略だと思うと時代に迎合しているとも解釈できて、これが我が人生の直面する問題なんだなあと感じた。もちろん、菅平で処理出来ればそれに越したことは無いのだが・・・

さて用事が済んだので暇になったのだが、BOSSからコカマキリを採集せよという勅命を承ったので実行に移す。学内をふらついていたらYさんに遭遇し、事情を話したら今朝あるところで目撃したらしく、バイクでそこまで運んでもらうことになった。二輪車の後部座席に乗るのは初めてだったのだが、爽快感と恐怖が入り混じった何とも言えない乗り心地であった。前が良く見えないのはやはり怖い。


オオカマキリはよく見つかるのだが卵が大きすぎて研究に不向きなため却下。


なかなか見つからずタイムリミットが迫っていた頃、粗朶から3匹のメスを発掘。うち1メスにはオスが2匹付随していた。いずれもお腹が大きく産卵の見込みが高い。ミッションを達成し安堵、そうして来た道を帰って行ったのだった。


付近にはクリが散乱。菅平に持って帰っても調理する余裕があるか分からないというのにたくさん拾ってしまう。


ショウリョウバッタモドキを久々に見る。


ケバエの幼虫も蠢いていた。


はやにえにされたカナヘビの背中が人生を物語っている。

帰りにもBOSSといろいろディスカッションし、ひとまず来週の火曜日に控えるゼミで極限まで美しい蛍光観察の画像を拵えなければならないことになってしまった。メインである論文紹介の論文を読み終えているのが救いであるが、このレジュメの完成と並行させて8科のカワゲラの蛍光観察画像を整理していく必要に迫られるわけである。三連休はパソコンの前から離れられないだろうなあ・・・

BOSSが皆既月食を見たいとのことだったのでつくばから大急ぎで帰菅。


19時35分、ちょうど皆既食の最中の月。太陽と月の間にちょうど地球が位置していている都合上、月が赤く見える。


部分食の後半、21時06分の月。皆既食の頃は雲があってなかなかよく見えなかったのだが、21時頃には雲も少なくなりきれいに観察できた。

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明日は日中登山パトロール等を行います。そのあと勅命でクマ除けグッズを買いに上田まで降りる可能性が高いです。その前後にカワゲラに隷属です。明日中にレジュメ第一稿が終了したら最高ですが、そんな理想的な人生は歩めないだろうなあ…
  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)