2014年09月21日

都会のなかのOASIS

昨晩は5時起床、30分後に出発。
BRAVOを豪快に飛ばして40分程度で万座・鹿沢口駅に到着。


常識的に考えれば、菅平から東京に出るなら上田駅を使うところなのだが、こちらはあまりに栄えすぎているので駅前に無料駐車することができない。かといってバスを使うと駅に着くまでに時間がかかりすぎる。万座・鹿沢口のほうはそこそこ規模の大きい無料駐車スペースが整備されていて車の問題が一気に解決可能で、日曜日の始発列車に乗る人なんてほとんどいないから快適なローカル線の移動を満喫できる。嬉しいことに駅前にコンビニ(菅平と違って24時間営業なので始発に乗る予定でも利用可能)もあるので簡単な食料調達も可能である。デメリットは峠越えをしなければいけないことと、冬季の路面凍結くらいか。
なおちなみに信越線沿いに碓氷峠を越えて横川から行く方法もあるが、菅平から2時間くらいかかるようなので却下している。


さて吾妻線では八ツ場ダム建設に伴い水没する区間があるので、当該区間の線路を付け替える工事が行われている。9月25日に現行のルートが廃止されるとのこと。


水没区間に存在する川原湯温泉駅には鉄道愛好家が集結し撮影に勤しんでいた。彼らの行動を見ていると、ああ私も撮影に来ようかなあと思ったりするのだが、そういう余裕はないだろうなあ…ということで車内から撮ることに。


日本一短いトンネルとして名高い樽沢トンネルもルート変更に伴い廃止される。車内から撮るのは一苦労。


新前橋で特急に乗り換え。本当は写真にある107系に乗りたかった(未乗車)が行きも帰りも吾妻線内では115系だったのは残念。特急のほうは185系が来るものだとばかり思っていたがまさかの651系でビックリ。現役時代に弘前へ後期受験へ行ったとき、常磐線をこの車両で乗り通した記憶がよみがえる。あかぎ号で赤羽まで向かい、そこから京浜東北線で品川へ、そして六郷土手へ乗り継ぎ帰省。理想的には帰省せずそのまま高校へ行かれたらよかったが、とある資料を回収する必要が生じたので30分程度だが実家に行くことになってしまった。用事を済ませて高校へ行くのだが、その前に寄り道をして日本最小のカマキリ、ヒナカマキリを探す。しかし蚊に刺されるだけで何の成果も得られず人生のはかなさを思うだけだった。彼女たちの住む環境が変わっているような感じもしないので、最適な時間帯とか発生周期に恵まれていないだけ、と信じたいが…


日枝神社はいつになく多くの人が訪れていてにぎやかだなあと思っていたが、ああそうか七五三なのか。六郷土手で正装?をした男の子とそのご両親がいて、何処に行くのかなあと思っていたが謎が解けた。


高校に来たのは1年以上ぶりで、星陵祭は2年ぶり。去年はロシアにいたので参加できなかったのであるが、改修が終わった本校舎に入るのも2年ぶりかもしれない。色々なところがクリーンになっていて大変驚かされたが、祭りの際の賑わいは昔のままである。高校から離れるにつれてどんどん心がくすんでいく610は、演劇を見る気力もわかず喧騒を避けるように真直ぐに生物室を目指す。


カマキリとコクワガタのクオリティが目を引くコピーに目を引かれ、とりあえず生物室へ。受付にいる生徒さんは1年生なのか2年生か。いずれにせよもう直接のかかわりが無い世代である(去年宝篋山に来た精鋭たちの顔は覚えていない)。中ではちょうどカエルの解剖真最中であったが、私が見学していても他のお客さんのためにならないのでスルーして展示を見る。私が現役だったころにいた魚たちもいなくなっており世代交代を感じるが、水槽の数は多くまたキャプションも豊富で活力の高さを感じた。ほどなくI氏に遭遇しお話を伺い、そしてM君に発見される。ご家族でいらしていたとは思っておらずびっくりしてしまったが色々とお話できてよかった。M君には610が気付かなかったような昆虫の振る舞いの機微が見えているなど、高いポテンシシャルを感じたもののまだ実技経験が不足されているように思われたので、とにかく暇さえあれば図鑑を眺め、いつどこにどんな虫がいるのかを採集や観察によって把握し、採集した標本の展翅展足を繰り返し行い術を身に着けて頂けたら素晴らしい研究を成し遂げられるようになろう。
そのご、SSHのブースに顔を出してみたり、きれいになった構内をぐるぐる歩いてみたりする。冷暖房はきちんとチェックしていないが、機能が改善されていることを期待したい。それからMr.SSHにお会いする念願がかなったが、同期には殆ど会うことが無かった。33RメンバーではS氏ただ一人としかお目見えの機会が無かったのは残念であった(しかもほとんど話せず)。
一般の方々が締め出された後、OBたちの扱いが微妙なところになったのだが、生研の顧問の先生から標本の仕分けの依頼がやってきた。OBの方々が一堂に会する数少ない機会が有効利用された形となった。ちなみにこの場にはH19,H20,H21,H23,H26卒の先輩方が集結していたが、こんなに幅広い層のOBがいる場を見るのは初めてかもしれない。610の現役時代とてもお世話になった(=虫にしか興味関心を抱かないごみのような先輩の代わりに海水魚等のお世話をしてくださった)H22卒のお嬢さんたちに会えなかったのは残念であった。とくにEさんには3年近くお会いしていない。もう高校の行事には来ないのかもなあ…
標本整理が一段落ついたところでお先に高校を後にする。あとは来た道を戻るだけである。


祖母島停車中、カメムシが乗車。中之条で下車していった。
22時10分に万座・鹿沢口駅に到着し、23時ごろセンター着。野生動物を期待したが交通量が思っていたほど多く、鳥居峠を越えた先でタヌキらしき動物がのそのそ動いているのを確認したのみであった。トワダカワゲラの様子見をしてすぐに帰寮し就寝。

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今週末は買い物に行けなかったので、ひもじい1週間を過ごすことになります。
  


Posted by Impulse610 at 06:10Comments(0)