2014年07月27日

森の中で雨に打たれる我が人生

今朝は7時起床、8時出発。少しカワゲラに隷属し、生態学研究室の先輩に誘われ、ブナの自然林が残るエリアへ出かける。


その存在は前々から聞いていたが、実際に行くとなると道中の行路はけっこうハードであった。ブナの極相林についた途端、下草が消え去ったことに不思議な感覚を抱く。


たどり着く前に鳥の羽を発見。ひっくり返してみると青い模様が目に入る。カケスの落とし物だ。


顕微鏡で拡大してみても美しい。
ブナ林では先輩の論文投稿用の写真を撮影していたのだが、写真が撮り終わらないうちに風吹きすさびあたりは真っ暗になり、終わった頃には1時間に20.5mmの激しい雨が降ってきた。雨具もなく軽装できた一行は為す術もなく、車に戻った頃には頭の先から足の先までずぶぬれになってしまった。このまま寮に戻るのがベストだったが、610鍵をセンターに置き忘れるミスにより結果として渋滞に巻き込まれてしまった。
寮についたころには雨もほぼ止んでおり、お昼過ぎに再びセンターに向かった頃には既に道路の大半の部分が乾いているなど、さっきの雨とはいったいなんだったのかという様相ではあったのだが、根子四阿両山の姿は見えない。変な感じであった。センター到着後カワゲラに隷属、18時半帰寮。雨のおかげか気温がどんどん下がり、本日の最低気温が更新された。これは久々に全国レベルの寒さに到達するかも知れず、薄着で肌寒さを感じながらも今後の結果に期待してしまう。


ちなみに、ブナ林に向かう前は晴れていてものすごく暑かった。沢沿いの道にはエゾトンボ系のトンボとかミドリシジミのなかまといったきらびやかな昆虫が飛び回っており、来年は是非ともベストシーズンに訪れ写真撮影をキメたいものだと心に誓った。

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さて明日から動物分類学野外実習、通称虫捕り実習の幕開けです。4年生はTAではないこと、院死対策の必要性からつきっきりで学生の面倒を見るようなことはありませんが、やどけんメンバーも何人か参加しているのでなるべく顔を出したいものです。
さて、カワゲラのスケッチを担当する学生には、日本産9科のカワゲラを描いてもらおうかなあ(なお当人は1度もスケッチをしていない)…
  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)