2014年05月31日

菅平での和服デビュー

今朝は7時起床。睡眠時間は短いはずだが目覚めがとても良い。それもそのはず、室温が25度を超えているのである。昨日もたいそう暑く、上田で買い物をしてから車に乗り込むときには死を感じたものである。先輩曰く、この暑さは6月下旬くらいのものだという。この苦しさを思うと、授業のために菅平から降りてくるBOSSがとても暑そうに窓を開け放つことが実によく分かる。菅平の涼しさ、からっとした空気になれてしまうと下界の蒸し暑さは耐えがたいものだろう。
本日は暑いこともあり、また洗濯日和であることもあり、先日買った作務衣で過ごしてみる予定である。作務衣に関しては2年前?に通販で4千円くらいのものを買ったのだがサイズがあまりに大きくまた生地がゴワゴワしていて数回しか着ていないのだが、今回買ったものは3倍くらい値が張ることもあって素晴らしい着心地である。そんなに厚手ではないので着用の機会はもっと先になるかと思っていたが、今日くらいの暑さだとちょうど良さそうだ。


菅平地区では昨日2つの大きなニュースがあった。1つ目はセブンイレブンのリニューアルオープンである。看板の色が見慣れた配色ではないところがミソである。普段は品ぞろえが悪いとのことだが、流石にオープンしてすぐに行ったこともあり下界とそん色のないラインナップであった。それにしても気合の入りようがすごく、道路沿いではのぼりを振る店員がいたり、入り口の横ではくじ引きブースが設置されていたり・・・確かに菅平の民にとってはコンビニエンスストアの存在は重要ではあるが・・・


2つ目はひょうが降ってきたことである。18時過ぎにスライド作りで苦しんでいた時、外からドカドカと大きな音が聞こえてきた。何かと思って窓に目をやるとひょうが降っている。2日前にも降ったのだが、今日のものは明らかに巨大である。早速外に出て屋根のあるところから様子を眺めていたのだが、おったまげた! ひょうが降ると農作物に影響があるようで、レタスが大打撃を受けてしまったかもしれない…

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予言通り作務衣で過ごす。ちょうど良い感じであった。いつものようにカワゲラに隷属しながら、昼間には滝の方へカワゲラ探しに出向く。先週と比べて個体数が激減しており、いよいよ春のカワゲラ達のシーズンが終わりを迎える予感。そして偶然にも第8のカワゲラ、シタカワゲラの採集に成功。唐沢の滝でも採集したのだが、センター構内で見つけたことにより、敷地内で日本産9科中8科のカワゲラが分布していることが明らかになった。あとはヒロムネカワゲラが見つかりさえすれば、610はカワゲラの研究を行うに際し、センターに引きこもっても問題ないことが確定する。プレゼンは8割方完成する。Latex Bemaerの色々なギミックを試しつつスライドを作っていくのはなかなか楽しく時間がかかるのだが、エラーが解決しないときのイライラ感が激しいことが大きなデメリットである。

明日は午後からお隣の村に行って採集をする予定です。それまでにあらかたプレゼンが終わっていればいいのですが…  


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2014年05月30日

Tactics

今朝は6時起床。眠いが外の暖かさ-といっても最低気温は全国で7番目に低いが-に助けられる。
少し余裕があるので、ここ数日とりとめた写真をアップしてみたい。


センター内に小さな水たまりがあり、そこで繁殖期を迎えているヒキガエル。とても敏感だった(2014.5.27)。


ツチグリのなかま。白い球状の部分を押すと中から胞子が出てくる(2014.5.27)。


寮の網戸についていたカレハガのなかま? 2匹いた(2014.5.29)。


おそらくエゾハルゼミのぬけがら。つくばとか東京にいた頃は5月にセミの声を聞くことはできなかったが、菅平では既にセミが出ている(高尾山や筑波山頂付近には生息している)。エゾハルゼミは非常に変な声で鳴くので、興味がある方はyoutube等で動画を検索されたい(2014.5.29)。


N氏が採集したエゾヨツメ。初めて見たが、後翅の青い模様に感動。しかしながら、彼はヤママユガの仲間のはずなのに、翅を背中に立てて止まるのである。そのせいで撮影は難航…(2014.5.29)

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8時半に徒歩でセンターに向かい、9時半ごろまで作業。その後病院に行き、2か月分の薬を出され、特に次回の予約はされずに解放。十二指腸潰瘍からの支配は一区切り付きそうである。病院の外ではハルゼミが大合唱をしていて山全体から機械音が聞こえてきた。その後送別会の買出しに同行しお昼過ぎに戻り、それからN氏と談笑したりしてから再度作業それからスライド作りに取り掛かり19時頃から送別会の準備。20時過ぎからSさんの送別会を行い、終わったのは日付を回ったあたりであった。困憊とともにスライドが間に合うのか不安になる。
  


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2014年05月29日

без названия

今朝は6時半起床。8時出発、22時40分帰宅。さすがに22時を超えると堪える。

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明日は病院に行ってきます。夜は就職が決まった先輩の送別会を行います。  


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2014年05月28日

プレゼンに支配される我が人生

今朝は6時半起床。8時出発。10時半から菅平セミナー(610は発表しない)。17時半から英会話のレッスン
セミナーの資料を作っているのだがうまくいかなくなり困る。具体的には撮りに撮った卵の画像をスライドで表示するために切り貼りしなければならないのだが、これが煩雑なのである。

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たまに午前中部屋でのんびり過ごし、午後から研究室に行きたいなあと思うことがあるのですが、そういう余裕のある振る舞いは車を手に入れるまでお預けとなりそうです。  


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2014年05月27日

без названия

今朝は3時23分に不意に目が覚めたのだが、なぜかと言うと外からホトトギスの鳴き声がしてきたのである。日の出は早くなったとはいえまだ真っ暗である。なぜ鳴いたのだろう。
8時半出発、21時半帰宅。

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明日は菅平セミナーですが、610が発表するターンではありません。  続きを読む


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2014年05月26日

без названия

今朝は6時半起床。最低気温が10度以上あることと湿度が50%を超えているためか朝は快適な目覚めであった。
余裕があるので記事の羅列を行おう。

みんなが叩く人は自分も叩いていい、と考える人は怖いです - Chikirinの日記


菅平高原~旧型バスを求めて~|しばとらのコルサンバーな日常|ブログ|しばとら|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)

菅平は渋いバスの宝庫です。

驚愕した!夜が昼になるソニー「α7S」のISO 409600で撮影されたサンプル動画 | 男子ハック


湘南むし日記:GXRのディフューザー - livedoor Blog(ブログ)

作ってみたい。

学歴にこだわる人は、今の自分に自信がない あなたの「学歴」を教えてもらえませんか?【1】トランスラクチャ 林明文社長:PRESIDENT Online - プレジデント

学歴に限らず、過去の何かしらの栄光にすがりつくような人も同義だろう。高校時代の模試の偏差値を盛んに誇示することなんかもそうだろう。

小学校朝礼の「あいさつ訓練」は居酒屋朝礼にインスパイアされたもの - coldcupのメモ

今はもう冒頭の動画が消されてしまったが、それはそれはおぞましい光景だった。

小学生が朝礼で絶叫する動画が拡散 マインドコントロール? 学校側「無許可で指導され、撮影されたものだ」と大あわて : J-CASTニュース


「時間勝手」に人生を生きる | 考えるための書評集

カワゲラに支配されているには永遠に得られない人生だろう。でも社会や会社に自分の時間を奪われるよりかはましだと思いたい。

鼻血と日本的ナルシシズム | 堀有伸


なぜ我慢は強要されやすいのか | 為末大×AERA 白熱ウェブ


すき家の貧困ビジネス バイトが反乱し崩壊 : 世界のニュース Nile_Amen


チャゲアス楽曲回収に疑問の声……伊集院光は売上寄付を提案 | RBB TODAY

ある種の制裁として楽曲の配信を停止するのは仕方ないことだと思うが、人間と作品とは独立だろう。

ASKA氏のCDを店頭から撤去する是非について考える - ネットの海の渚にて

【逮捕】という2文字に思考停止する人たち。

置き去りにされる、“40代非正規“の貧困と孤立“(河合薫) - 個人 - Yahoo!ニュース

17年後のわたし。

なんか泣きたくなってくる青春18きっぷのポスター貼ってく:哲学ニュースnwk

フラッとカワゲラのいないところへ旅がしたくなる。

ハラール肉と排外ヒステリア(ブレイディみかこ) - 個人 - Yahoo!ニュース


大学院重点化政策はまちがいだった ちづこのブログNo.71 | WAN:Women's Action Network


小保方騒動から見えてくる日本の高等教育 : 一研究者・教育者の意見

 上の説明からわかるように、小保方さんは文科省が目指してきた理想の大学・大学院で教育を受けてきたのである。小保方さんは、文科省・中教審が押し進めたAO入試という「点数絶対主義でなく、多様な個性を尊重する入試」で大学に入学し、大学院では文科省が力を入れている「産学協同」、「大学間連携」の実践の場であるTWinsで学び、「グローバルCOE」プログラムの下、これも文科省が今後さらに推奨しようとしている「外国留学の経験」を積んできたわけである。その理想の教育を受けた小保方さんが、なぜ理研の野依理事長から「未熟な研究者」と酷評され、「教育しなおす」とまで言われたのか?そして、世間に擁護派が多く存在するのとは異なり、ほとんどの学者から「科学者として失格」の烙印を押されているのか?その答えは、「仏作って魂入れず」ということではないだろうか。


俺が思う「頭の良い人」の話 - ネットの海の渚にて

頭がいいというより小賢しいような感じがしてしまう。それとコミュニケーション能力があることと頭のよさとの間には610的には相関が感じられない。

米銃乱射:容疑者が予告動画…「女と彼女がいる男」に罰 - 毎日新聞

A氏の将来を暗示しているような気がするが、そう思うのは失礼だろうか。いや、失礼というより610の視野が狭いだけかもしれない。とりあえず、カップルがいて彼らに何がしかの不満をぶちまけるような行為は基本的に不当な干渉であり行為者側には一時的な憂さ晴らし以外のメリットが無いことを心掛けていただきたい。こんなことをわざわざ書かなくともよくご承知だとは思うが・・・

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2014年05月25日

キバネツノトンボにもあるオフが610にはない現実

今朝は6時起床、8時出発。10時50分ごろ上田に降り、痘胃苦を受ける。TOEICについてはひとつ問題があり、前回受けたときのスコアに記載されているローマ字の表記が明らかに間違っているのである。某Y先生式の表記をしたわけではなくパスポートに従って書いたつもりなのだが、こんな些細なことで弾かれてしまうことがあったら非常に情けないものである。まあ、署名欄には正しく漢字で名前を書いていることだし、何とかなるとは思うが…

行きも帰りもTOEICを受けるN氏の車に便乗させてもらう。試験の方はさすが一切勉強してこなかっただけあってキレが悪くなっており、最後の方は時間が足りず運の世界に成り果てた。改めて氏名の記入に慎重を期してみたのだが、手元にある公式スコアのスペルミスはこちらの過失ではないという気がしてならない。問い合わせをしてみた方が良いかも…
終わってからN氏の要望でミツバチ採集を手伝う。イネ科花粉症の610にとって河川敷で過ごすのは苦行である。くしゃみが止まらなくなり、のどに取り返しのつかないダメージを与える。さらに目がかゆくなり、これまたちょっとでも掻いてしまったら最後、眼がぶよぶよになるまで止められない。過去何度も経験してきた悲劇を繰り返さないため耐えに耐えたわけだが、肝心のミツバチはなかなか採れず、しかも菅平の民としてもはや耐えられない程度の暑さもあり試練であった。


ミツバチ採りの報酬としてキバネツノトンボがたくさんいる場所に案内してもらった。かねてからその素晴らしさを説き伏せられていたのだが、こうして実物を前にしてみたところ、本当に美麗な虫であることがよく分かった。


610はつくばでツノトンボとオオツノトンボを採集しており、ツノトンボというものはおっとりしていて弱々しい虫であるという印象を勝手に抱いている。キバネツノトンボにおいても、止まっているところを指で突っついても翅を広げるだけだし―そうやって最初の写真を撮りました―、摘まんでもバタバタせず、ご覧のように指に乗せることも容易く、ゆるい虫なんだなあと思いたいところであるが・・・そんなことはないらしい。ふつうのトンボ類に引けず劣らず敏捷、こんなのんびりしていることは日中ではありえないとのことである。


ちなみに彼らはこんな感じで草にしがみついている。実に愛くるしい姿だと思うが、よく見てみると眠っているような眼をしている。もちろん瞼があるわけではないのだが、複眼が2段あるようで、寝ているように見えてしまうのである。

その後センターに戻り、卵の固定をする。

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キバネツノトンボは菅平にはいないか、まだ発生していないようなので、明日からは絶え間なく発生を続けているカワゲラに隷属します。そろそろ発表用スライドの準備に時間を注がないといけないのですが、昨日の採集のせいで卵が処理しきれないほどあることを思うと、行動の先に光が見えるのか疑問を感じてしまいます。  


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2014年05月24日

被支配者610のキャパシティを超える

今朝は7時起床。9時にセンター入りし、いつものようにカワゲラに隷属した後、採集に出向く。木のてっぺんで鳴くカッコウを見たものの撮影は間に合わず。


滝の周りも大分春らしくなってきた。


石の上で羽化しているのはトビケラだろうか、と思ったのだが、トビケラは蛹の段階があるはずで、こんな石の上で蛹になることもなさそうだし不思議である。が、どうやらトビケラには蛹そのものがこうして石の上に出てくる習性があるらしい。


ルリクワガタの類は今回は見つからなかったが、ミドリオオキスイと思われるキラキラした甲虫が2,3確認された。滝の周りではほかにもコメツキムシとかキクイムシがよく見つかる。瀑風にあおられて落ちてくるのだろうか、それとも滝の周りが開けているから集まってくるのだろうか。


今回もホソカワゲラをメインに採集。前回同様沢山見つかる。ふと気が付くと袖に止まっていたりするのはよくあることである。


前回は1匹しか見つからなかったミドリカワゲラ科の成虫もそこそこ見つかった。彼らは見ただけでSweltsaというセスジミドリカワゲラ属であることが分かるのだか、ここから種名に落とすのは困難である。


帰り道で山道沿いのミズナラ?で休むヤマキマダラヒカゲ?を発見。

今回はオナシカワゲラから3つ、ホソカワゲラから1つの卵塊を手に入れることができた。卵が手に入るのはとても嬉しいことだが、いっぺんに数百~千個程度の卵を得たところで、610の処理能力が追いつくわけではないので結局活かせずに孵化させてしまいかねないのが惜しいところである。
その後買い物のため上田に降りるがあまりの暑さに意気消沈。昨日は昨日でとても寒かったし、今朝も最低気温が-0.8℃で相変わらず冬仕様の菅平ではあるが、それでも暑いよりかはましかもしれない。産まれてこの方、この暑さが当たり前だったのである程度耐性がついているはずではあるが、それは同じ地域に居続ける時にしか真価を発揮しないのかもしれない。
イカやサンマ、タラが安く手に入り、以下に至っては9杯230円程度であった。普段はこういったものはそのまま冷凍庫に放り込んでいたのだが、あとで解凍して焼こうとすると、そんな時間が確保できない可能性がある。そこで今日は茹でたり焼いたりして解凍すればすぐ食べられるよう下ごしらえを実行。面倒ではあるが時間のある時にまとめて調理しておけば、後々楽になるであろう。

その後再びセンターに戻り、やり残した作業を片付ける。う~む、今日採った卵の処理をいつものルーチンに加えることはできないことは無いのだが、その分他のことをする時間が削られるわけである。2週間後に控えている菅平セミナーの資料作りにもかなり時間を要する訳だし、発表の時にマトモな話ができるように色々な勉強もしなければいけないし、でも実験を止めるわけにもいかないし・・・

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明日はTOEIC(痘胃苦)を受けに行きます。やる気が無いことと余裕が無いことにより一切勉強をしておらず非常に無駄な時間を浪費しそうです。  


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2014年05月23日

冬服が大活躍の一日

今朝は7時起床。本日はカワゲラの卵の電子顕微鏡用の資料を作ったのだが失敗する。柔らかい卵は収縮しやすいのだろう。
本日は22時頃までセンターにいたが、夜になるとどんどん気温が下がっていき2度台に達した。センター内の暖房は連休明けには切られていて部屋の中はかなり寒かった。未だに冬の服装をしていても困らないのはさすがである。

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明日は一転天候が回復するようなのでカワゲラ探しをしたいです。  


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2014年05月22日

虫好きの伝統は途切れない?

今朝は7時起床。部屋が寒くてつらい。5月も終わりに差し掛かろうとしているのに、ストーブを使わなければ室温が20度を超えないのである。
9時に出発。いつものようにカワゲラの卵の処理をする。お昼過ぎK君と共に上田に降りる。昨日注文した作務衣が届いたらしいので購入。値段に見合った質だと思うが、菅平で着るには薄すぎるかもしれない。菅平に戻ってからは引き続きカワゲラに隷属。コルリクワガタと一緒に採集したホソカワゲラが産卵したのだが、15日に採ったホソカワゲラと全く様子が異なっている。属レベルで同じだと思うのだが、ここまで違うのだろうか、驚きである。

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本日は意外なことがありました。母校の後輩からメールが届いたのです。後輩といっても面識のない新入生なのですが、虫の研究をしてみたいと先生に相談したところ610を紹介されたようです。菅平に来てしまった以上気軽に母校へ行くこともできないのですが、彼が望むのであれば協力したいものです。

ということで明日も明日とてカワゲラに隷属します。  


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2014年05月21日

免許更新

昨日は5時起床。菅平は大雨で外に出るのに絶望を抱く。始バスには地元の高校生? とみられる若い人たちが何人か乗っていて、通学の大変さを感じる。上田駅も制服を着た生徒で溢れかえっており活気を感じた。長野行の電車に乗ったが、上田で大分人が下りたと思ったらだんだん混んできた。篠ノ井駅に到着し歩いて20分ほどで免許更新センターに到着、さっそく手続きを行い何だかんだで30分くらいたってからDVDを見て講義を聞く。担当の方のお話が面白く、ああ話慣れているなあと感じられた。帰りにふとダイハツのお店をのぞいてみたら、何と3輪のミゼットが店内にたたずんでいるではないか! あれは売り物だったのだろうか…
上田に戻ってから前々から気になっていた呉服屋に入ってみたが、流れで作務衣を取り寄せてもらうことになってしまった。問題は週末にお店に立ち寄る余裕があるかどうかである。
14時半ごろ寮に戻り、昼寝したり夕飯の準備をしてから歩いてセンターへ向かい、カワゲラに支配される人生を再開。ホソカワゲラが順調に発生しているようで何よりであるが、そろそろ菅平セミナー(学生や外部の教員を招いてお話をしてもらう会合)の準備もしなくてはならず、カワゲラをいじる時間と資料作りや文献読解の時間とをうまく両立させる必要に迫られている。

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明日は一日カワゲラに支配される予定です。  


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2014年05月20日

LATEXでプレゼンを作ろう

今朝は7時起床。9時に出発し、いつものようにカワゲラに隷属。お昼過ぎにゼミに出てから再びカワゲラの支配を受ける。特に書くことは無いが、いくつかいいことが、いくつか困ったことが起こる。カッコウの鳴き声が聞こえてくるといい気分になる。こんなものを見つけてしまって、プレゼンをLATEXで創世する意欲がまた刺激されてしまった。6月に菅平セミナーで発表しなければいけないので、これを採用しよう。

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明日は免許更新のため篠ノ井まで出かけます。なるべくカワゲラの支配に影響が及ばないよう、始バスにのって上田に降りる必要があります。  


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2014年05月19日

カワゲラの居場所にいたのはクワガタ

昨晩は餃子をたらふく食べ、23時前に就寝。すごく恐ろしい夢を見て2時15分に目が覚めたのだが、内容を失念。
今朝は7時起床。菅平のアメダスを見てみると、最低気温が-0.1℃を観測していた。下界、例えばつくばでは最低気温が14.4℃らしいのだが、すでに雲泥の差である。まあ昼間になればあったかくなるのだが、センター内では暖房がストップしていて室内はとても寒く、未だに冬の服装でいたほうが快適であったりもする。寮を出る前にカッコウの声を認識。初めて聞くわけではないが、中学校の林間学校で野辺山に行ったときに聞いたり、或いは日帰りの採集で高地に来たときくらいにしか耳にしないので、シーズン中毎日のように聞ける環境にいるのは初めてのことである。

・ドイツに関する話し合い
9月の初めに無翅昆虫学会というのがあり、BOSSと無翅昆虫を研究しているTさんがそれに参加すると同時に、著名な昆虫形態学者のいる研究室へ有翅昆虫組も含めてお邪魔しいろいろ教わろうという話である。補助が下りるとはいえ、車を手に入れるであろう後にさらなる出費を両親に乞うことに対する抵抗感もあるし―恐らく金銭的に無理だとはおもうが―一週間近くもカワゲラからの支配から逃れることは許されないことである。そのため、参加を見送ることにした。

先日から懸念していたホソカワゲラは、正常に発生していることが確認された。一緒に採れたオナシカワゲラの卵がダメそうな感じになっていたのだが、これでいい気分になる。10個の卵の処理をすると半分程度はつぶしてしまうし、しかも1卵当たりにかかる下ごしらえの時間が全カワゲラ中最大であるだけでなく、その際に生じるストレスも半端ない、そして何より、数が少ないという最高難度の材料なのだが、まさにカワゲラに支配される人生がこの卵にかかっているのだと思うと俄然やる気が湧いてくる。

ホソカワゲラとのバトルを終え、お昼ご飯を採ってからホソカワゲラの追加のため滝へ向かう。


gxr S10を手に入れたため、ようやく滝の近くで撮影できるようになった。ご覧のとおり、まだ滝の周りは枯れているのだが、先週までわずかに残っていた雪も無くなった。ちなみに菅平では桜が散り、木々も芽吹いてきている。

いつものように石の上を見ながらカワゲラを探していく。序盤で卵を抱えているオナシカワゲラを立て続けに2匹発見、素晴らしい。ホソカワゲラもうじゃうじゃいる。淡々とカワゲラを吸いこんでいたのだが、ふとある石の上に眼をやると、2センチ程度の甲虫がいる。滝の周りはカワゲラだけでなくキクイムシとかハネカクシといった小甲虫がよく止まっていて不思議に思っていたのだが、この虫は何だろう、ハムシか何かかなあ・・・いやこれは、ハムシじゃない・・・


クワガタだああぁぁぁ!!!

パッと見た感じ、クワガタに思えないかもしれないが、このクワガタはブナの新芽が出るような時期に現れ、ブナの新芽に頭を突っ込み、新芽をかみ切って出てくる汁を吸って生きるルリクワガタというグループのものである(おそらくコルリクワガタ)。先輩からセンター内でも見つかっているとの情報があり、いつか見てみたいものだと思っていたのだが、まさかカワゲラの居場所で見つけることになるとは思ってもみなかった。それにしてもなんと美しいことか。カワゲラ探しを放棄してコルリ探し・撮影に没頭したくて仕方が無かったが、もちろん許されない。野外で写真が撮れたことだけでも感謝すべきことである。


コルリも念頭に起きつつカワゲラを探していると、なぜか今度はアメンボが見つかった。たしかに滝の周りは風も強いし水も波打っていてすいすい泳ぐのは難しいだろうし、陸に上がって避難する気持ちも分からないでもないが、滝壺の周りで泳いでやろうと思ったであろうそのガッツに溢れる冒険心は評価に値するだろう。


ホソカワゲラは今までで一番沢山いたような気がする。体長は1センチ程度だが、幅が2ミリくらいしかなく本当に細長い。だが遠くから見ると翅が反射して石から浮き立つので、カワゲラに支配されるようになれば見つけるのはたやすいことである。

さて沢山捕まえたのはいいのだが、それを飼育容器に移すのは地獄である。今日も2時間くらい作業に時間を取られ、数匹のカワゲラが研究室に舞ってしまった。もっと楽なシステムを考えないといけない。

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明日も滝の方へ行ってコルリ探しをしたくなりましたが、まあカワゲラに支配されるのがオチでしょう。
  


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2014年05月18日

カワゲラがもたらすストレスをバッティングセンターで発散

今朝は7時起床。田植えで顔が真っ赤に日焼けしてとても痛い。
9時から寮の定期清掃、その後買い物、カワゲラへの隷属、夜には餃子パーティー。

掃除は1回の廊下を掃除機を使って掃除し、その後K君と共に上田へ降り、まずバッティングセンターに立ち寄る。久々に打ったり投げたりしてみたが、ちょっとでも球が速くなると当たらないし、的を狙って投げると届かないし、最高速度は24km/hと表示されるしで散々であった。しかしたまに来るのはいい気分転換になろう。
その後昼食を取りに、過去2回訪れている某蕎麦屋へ向かう。開店後30分しかたっていなかったのに、すでに駐車場は飽和寸前。店の中でもかなり待たされたが、その間職人がそばを作っている様子を見学。610円のかけそばを食べてお腹いっぱいになってから買い物に出向き色々と購入。単眼鏡が1000円程度で売っていたので購入。双眼鏡を随時持ち歩くのにはなかなか不便を感じていたので、軽い散策をするときには単眼鏡で充分だろう。ほかにも花粉症対策の薬などを買ったことで1万円近くの購入と相成った。
菅平に戻ってからカワゲラに支配される生活を送る。せっかく手に入ったホソカワゲラの卵、やはり発生していない可能性がある。昨日と比べて見た目がほとんど変わっていないのである。卵形態を見るだけなら何とかなるのだが、これは哀しい…

18時ごろ寮に戻って餃子パーティーの準備が行われる。610は基本的な料理ができないことと、厨房が人でいっぱいになってしまうので自室待機。本領を発揮するのは片付けの時である。

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明日は免許更新に出かけようと思っていたのですが、話し合いをするために延期します。話し合いというのは、9月に学会があるのでドイツに行くことについてです。詳しいことは明日…  


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2014年05月17日

田んぼの縁から予想外の収獲

今朝は5時起床(目標)。7時20分出発(予定)。田植えは人生初体験である。
1時間程度で目的の場所についたのだが、早々にとんでもない発見が・・・!


マルガタゲンゴロウじゃないか!!!!! なんてこった!!!!!

あまり見つからない―長野では絶滅危惧II類―、幼虫はミジンコ喰いで飼育が困難、いつかは見てみたい憧れのゲンゴロウだったのだが、田植えに案内してくださった先輩が本日のメインターゲットであるコオイムシを探している時に偶然見つかったものである。こんなところにいていいのか? という気持ちでいっぱいだったのだが、恐らくこのあたりの田んぼは彼らにとって好適な環境なのだろう。その後610は追加を見つけられなかったのだが参加者総出で探し4匹採集。素晴らしい!

さて田植え手伝いとして、田植えを自動で行う車に乗って運転してみたり、苗を入れていた容器を洗ったり、待ち時間を利用して虫探しをしたりしていたのだが、北風? が止むことを知らず、ものすごく寒かった。とにかく寒いのが辛かったのだがマルガタの発見もあり、お昼ご飯をごちそうして下さったり、そしてお米を頂けたりと印象深い体験をすることができた。

田植え後、カワゲラが支配する我が人生を送る。ホソカワゲラの卵が発生しているのか不安だったのだが、発生の可能性を感じられた。卵の皮むきの難易度がその辺のカワゲラの比ではないのが悩みなのだが、何とかならないだろうか…




いやはや、マルガタゲンゴロウはいい虫である。来年の田植えの際にもここで採集できたら嬉しいが、この田圃以外の場所でも見つけたいものである。

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半分あきらめて生きる (内田樹の研究室)

思想は富貴の身分から生まれるものではない

「富貴」をもたらし、「享楽主義」や「現世利益」とも相性がよいのは「どうでもいい才能」である。それは思想とも宗教とも関係がない。そんなものは「あっても、なくても、どうでもいい」と私は思う。
ところが現代人は、まさにその「あっても、なくても、どうでもいい才能」の多寡をあげつらい、格付けに勤しみ、優劣勝敗巧拙をうるさく言挙げする。


マイルドヤンキー論って要は、東京の求心力の低下を表してるんじゃないの?




つまりマイルドヤンキー論は若者論じゃなくて、田舎論じゃなくて

東京ブランド論だとおもう

東京ブランドの死だよ


人手不足の正体を追え!~どうしてすき家では時給を上げてもバイトが集まらないのか?~ - とある青二才の斜方前進


短信: 国立大学がいま大変なことになっている

とても長いが、読んでいると悲しくなってくる。

女の抑圧と男の抑圧 〜アナと雪の女王のヒットに見る、女性の抑圧だけが解放されるべきという空気〜 #広報会議 | AdverTimes(アドタイ)


男女平等とは何か。

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明日は寮の掃除をした後、恐らく買い物に出向き、午後からのんびりと、しかし確実にカワゲラに隷属されます。  


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2014年05月16日

カワゲラもいいが、トンボにも浮気したい

昨日は一応ALEXの研究材料になるムカシトンボの採集も視野に入っていたのだが結局トンボは影も形もなかった。そういえば菅平に来てから一度もトンボ(成虫)を見ていない。つくば在住時には4月/5月といえばムカシトンボとサラサヤンマの撮影に全休日を捧げ、まさにトンボに支配されるような人生を送っていたものだが、まるで嘘のようである。ちなみに菅平とその周辺のトンボについては、今から40年以上も前に調査がされている。この中で最も魅かれるのはそう、カオジロトンボである。せっかく菅平に住んでいるのだから見に行きたい(+採集可能なら採集も)ものである。

今朝は7時15分起床。午前中はいつものように固定卵の処理と生卵の観察および固定を行い、お昼過ぎからは今まで撮りためてきた生卵の画像を整理。昨日新たに手に入ったオナシカワゲラ卵の処理に活用していきたい。さてホソカワゲラの卵の方は発生していない疑惑が浮上。もう2~3日すれば当たりか外れかは分かるのだが、現時点の印象でははずれのような感じである。まあ卵の外部形態を見るだけならそんなに問題ではないのかもしれないが・・・

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明日は朝から田植えに行ってきます。どこまで拘束されるかわかりませんが、終わったらカワゲラに拘束される予定です。

さて610は菅平に来てから本日で52日目を迎えましたが、引越初日を除いて今日まで一日も欠かさず研究室へ顔を出し、カワゲラに隷属してきました。数時間しかいなかったこともあったり、遠征の前後にほんの少し滞在しただけだったりしたこともありましたが、基本的には毎日10時間前後は支配されています。いったいどこまで記録を伸ばせるでしょうか。7/3・4に節足動物発生学会がありますが、これは何とかなりそうです。8/19・20に大学院入試が控えており、ここまでが一応記録を伸ばせる限界でしょうか。そうすると145日まで更新可能です。

なので、田植えで疲れた程度ではカワゲラの支配を逃れられる理由にはなりません。田植えから帰ってきたころにはオナシカワゲラが興味深い発生を行っている可能性があり、ぜひとも観察しなければなりません。  


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2014年05月15日

ホソカワゲラが610に投げかける試練

今朝は7時起床。午前中は例によってカワゲラに支配される生活を送る。生体も卵も徐々に数を減らし、拘束される時間は短くなってきたわけだが、その時間にはあるお届け物をいじる時間に当てられた。


そう、RICOH GXR S10 がやってきたのである!
さっそく不調なP10と交換してみたのだが、棋道音とかシャッター音、AFでピントを合わせている音、そのすべてが違っている。そこに戸惑いを感じるが、恐らくP10との本質的な違いではなく、単に製造ラインの違い(P10は中国、S10はタイ)によるのだろうなあという気がする。610はあまり画質にこだわりが無いのだが、CCDはS10の方が高性能らしい。


ゆうパックの値段が610円だったらしい。すばらしいことである。

お昼過ぎ、カワゲラとムカシトンボを求めて渓流へ採集に出向く。今回は単独行動ではなく、BOSS、ドイツ人研究者ALEX、ゴキブリ担当のFさんとカワゲラの下僕610の4人体制であった。
天気が悪くムカシトンボはおろかトンボは1匹も見かけなかったが、トンボと近縁なカゲロウ、および610の人生を支配するカワゲラはたくさん見つかり、しかもあのホソカワゲラが卵を持っていたのである!!!!!!


昨日ジュズヒゲムシ担当のMさんから譲ってもらったX-5も持参したのだが、610にとってこの大きさのカメラは大変に扱いづらいことが判明。撮影することだけに専念する環境なら問題ないのだが、カワゲラに支配されているとなると、GXR程度の大きさが限界であろう。でも野外でいつ珍鳥とか珍獣が見つかるか分からないわけだから、ここぞという時に活用してもらおう。
※ちなみにこの写真はS10で撮影したミドリカワゲラです。

採集後には地獄のソーティング作業が待ち構えている。610はカワゲラの卵が欲しいのだが、どの個体が産んだ卵であるか、最低でもどの種が産んだ卵であるのかは知っておかねばならない。なので種ごとに分ける必要があるのだが、これがまた大変で、小さくて体が柔らかく取扱いに苦労し、そのくせものすごく踏ん張りが力があり容器から離すのが大変、かつすばしっこくて突然飛ぶ、という五重苦に打ち克たなければならないのである。今のところ彼らの動きを確実に止める方法は水に浸けることなのだが、そうすると湿った翅が彼らの行動を阻害し、ひっくり返って動けなくなり、寿命を縮めてしまう。最善の方法が使えないのでどうしても全ての個体を収容できず、逃げられたりあるいは潰してしまったりするのが惜しいところである。

この作業に約2時間かかったところで本日の大本命、ホソカワゲラの卵の観察をしてみたのだが・・・これはやばい。ただでさえ小さいカワゲラの卵の中でもトップクラスの小ささ、扱いづらさである。孔を開けることはできるのだろうか・・・

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明日は免許更新に行けたらいいなと思っていたのですが、半日から一日を無駄にする恐れがあり、大量のカワゲラの様子見を放棄してまで優先できそうにありません。そうやって先延ばししていくのもそろそろ限界に近いのですが、とりあえず明日はやめておきましょう。  


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2014年05月14日

二畳紀からの贈り物

(1/2) 成果は理研のもの、不正は個人のもの… 不祥事の際に問われる「格式」について : J-CAST会社ウォッチ
タイトルがすべてを物語っている。この「いいとこ取り」の感じは好ましくない。

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今朝は7時起床、9時出発。いつものようにカワゲラに支配されている人生を送っていたら、K君がハイテンションで実験室にやってきた。彼の研究材料であるナガヒラタムシの成虫が羽化したのである! これは驚くほかない。菅平に来た当初、材料集めに関して絶望的な状態でコオロギへの切り替え待ったなしかと思っていたほどに難易度の高い昆虫であったものが、不思議な力によって「聖地」へ導かれ、そして栄えある今日を迎えたのである。まだ研究は始まったばかりとはいえ、すごくドラマチックな体験が自分のすぐ隣のデスクで起きていると思うと、こちらもワクワクしてきてしまう。
この時にナガヒラタムシの写真を撮影させてもらったり、或いはとても不思議な彼らの行動スタイルを見せつけられたりしたので、それをここで書きたくもなってしまったのだが、そういうことを一番最初に世の中に知らしめるのはK君の役割であり、権利である。私が先取りしてはならない。なので、2008年7月4日に高校のすぐそばにある日枝神社で採集したときの写真で代用させていただく。


これが甲虫目の最原始系統群、古生代二畳紀から存在し続けているというナガヒラタムシ様の御姿である! このつぶらな瞳が数億年の時を見つめ続けているのである。そんな彼らの卵を見て、発生の様子を辿っていけば、地球上で大繁栄をとげた甲虫について、さらに理解が深まるであろう。
とはいえ、まだ分からないことはたくさんある。今後、K君は色々な発見を重ねていくと思われるので、期待したい。

さてナガヒラタムシに関してアツくなってきた一方、カワゲラは冷たくなっていく一方である。まあもともと滝の水しぶきがかかるような所で涼しげにしている彼らではあるが、卵を産む前にバタバタと斃れてしまうのである。特に困っているのは、まだ卵を得られていないグループ(ホソカワゲラ科)のものがあって、そのシーズンの終末が徐々に近づいていることである。
野外で採ったものは交尾を済ませているだろうし、そのうち産卵するだろうと高をくくっていたのだが、1週間飼育しても何の変化も起こらないこともざらである。その一方で、毎日のように卵を産んでは死んでいったものもいる。簡単に言えば宝くじのようなものであり、難しく言えば産卵のポテンシャルがある特定のメス個体に限られているかのようである。つまりは「あたり」を引くのが大変だということである。
もちろん本当はそんなことは無くて、産卵のポテンシャルはどの個体も均等に持っているだろう。それを発揮させるだけの飼育力が610に無いだけのことである。ナガヒラタムシと違って成虫が徒歩圏内で簡単に採れるから「数撃ちゃ当たる方式」で行けばいいだろう、という態度が、こうして裏目に出るのである。

そしてその思いを大して改めることもなく、明日カワゲラ採集に出向くのである。

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さてお昼に先輩からデジカメを安く譲っていただきました。PENTAXのX5というものです。


広角端22.3mmで・・・


望遠端580mm、この焦点距離のカバー範囲は相当なもので、GXR P10Kitの28-300mmを凌駕します。


マクロも1cmまで撮影可能です。体長数mmのミヤマヒナバッタ?一齢幼虫がこの程度には拡大されます。


構内にたくさん咲いていたエンゴサクの仲間。ほかにもスミレがじゅうたんのように咲いている場所があり素晴らしかったのですが、うまく撮れませんでした。
今までコンパクトデジカメを使ってきた身としては、機材の大きさと重さに違和感があるのですが、使い込んでいけば慣れてくるのでしょうか。ズームに強そうなので鳥の撮影に重宝しそうです。その他の用途ではGXRを使うなどして、今後は2台体制で撮影を行っていくことになるでしょう。

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というわけで明日はお昼過ぎからカワゲラ探し+αに出向きます。個人的にはムカシトンボを採りたくてうずうずしているのですが、BOSSから「お前はカワゲラに支配されていろ」と言われてしまいそうです。
新・中古デジカメの練習も兼ねたいです。
  


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2014年05月13日

610のセミナーは荒れないだろうか

「昼休みも電話取れ」に非難の声 「メシ時に電話かけてくんなや!」 | ニコニコニュース
電話に出るか否かで揉めるなら、最初から電話を通信の手段として利用しなければいいと思ってしまうのだがどうだろう。そもそも、お昼休みに当たる時間帯に電話をしなければいけない事案があることがおかしいのかもしれない。ほんの1時間程度の余裕も許されない現実が生き辛そうである。
ちなみにお昼にロシアの銀行に行ってみたところ、建物の中には入れるが、職員がお昼を食べにいなくなって利用できない現実に直面した。近視眼的には利用者の利便性など全く考慮されていない、視野を広げればお昼休みに職務の一斉放棄が当たり前になっている余裕があって羨ましい。

旧日本軍のコスプレ ナチズムの復活は歴史の観点からすれば驚くに値しない - Market Hack

小さいころは日本で戦争が起こることは無いとか、未だに戦争をやっている国はおろかだなあ思っていたが、その見解は楽観的で幼稚であったことがよく分かる。

ストレスを感じる思い込み「感情的決めつけ」に気をつけよう - NAVER まとめ
A氏よ、あなたのtweetや過去のお話の内容からは感情的決めつけが強く感じられます。

なんでぼっちは人としての評価が低いの?
孤高の天才という、一人ぼっちでいることを評価するような言葉があるのだから、一人ぼっちでいること自体が評価を下げているわけではなかろう。そうではなくて、ある人の行為が不可解であるから、行為とぼっちを結びつけて評価を下げているだけに過ぎないのではなかろうか。
こう考えると、例えば結婚している人が不可解な行為をしていたら、「あんな変な人が結婚できたなんて信じられない」が成り立つだろう。つまり、評価の如何は行為の不可解さが独りでいるのか結婚しているのかに先行しているのであり、でもぼっちであるとか結婚しているのに…という表現が声高に主張されてしまうのは、それが行為よりもカテゴリとして認識しやすいからなのである。
―うーむ、我ながら分かりにくい文章である・・・

マイルドヤンキーには選択肢がないという話 - 価値のない話

マイルドヤンキーという人たちが、積極的に何かの属性を選択しているような感じがするが、実際はそうではなく、選択肢として与えられている属性がそもそも限定されているということだと思う。
ふと生物学類生としての自覚というわけの分からない文言が思い浮かんだのだが、マイルドヤンキーという現象を見て、ああこれはある意味で自然選択だなあ、と判断したとすると、それが正しいのか誤りなのかよく分からない。例えば、絆という言葉やEXILEが好きじゃないと宣言して仲間外れにされたとしたら、その人はある集団から淘汰されたように見える。淘汰された人が上京して新たな文化を吸収していくさまは進化のプロセスみたいに感じるが、こういった置き換えが無意味であることは承知の上である。

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今朝は7時起き、9時出発。午前中はいつものように作業を行い、午後は菅平セミナーに参加。同期のK君と別の研究室に所属するN君の発表を聞く。
最近GXR P10の調子が悪く(テレ端でぼやけて写真が撮れない、200mm以降のズーム不可)どうしようか考えていたのだがS10のレンズが6000円くらいで中古品が出回っていることが分かり即購入。性能はS10の方が良いようなので楽しみである。なお修理に出すことを考えているがケースが実家にあるのでしばらく出すのは控えておきたい。
N君が調査先でヤマドリの羽を大量に拾ったそうで見せてもらい、セミナーを含めていろいろな議論をする。彼の研究はカワゲラに支配される人生が胡散臭く見えるくらいハードそうだが、今日のセミナーで色々な意見を得られたと思うのでうまくいってほしいものである。

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明日はゼミです。  


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2014年05月12日

研究室にドイツ人来たる

社会不適合者がアニメに現実逃避する感覚がよくわからない

社会不適合者という前置きはあまり重要ではないのだが、確かに610にはアニメに没頭しているような人たちの感覚は分からない。610にとって大事なのは美男美女のストーリーではなく、カモシカに遭遇するときの傾向と対策をシミュレーションすることとか、オオルリやキビタキのさえずりを覚えることなのである。この主張にあるように、アニメが人間のコミュニケーションを描いたものであるからなのかもしれない、とふと思ったとともに、こういう解釈は自分の中には今までなかったものでありとても新鮮に感じた。
でも不思議な感じがするのは、アニメを全く見ないのにこういう人間味あふれる文章には毎日のように目を通していることである。

「何者にもなりたくない女の子の受け皿」としての専業主婦 - インターネットの備忘録

何物にもなりたくない女性という存在、今まで実際に会ったりあるいはネット上で知った話の中で思い浮かぶものがあり引っ掛かりを感じる。
例えばこれである。
それを感じつつ、「何物にもなりたくない男性」を想像すると、女性の場合より引っ掛かりを感じない。それはなぜだろう。

【画像集】近鉄奈良線の奈良駅でヘイトスピーチデモがあり、現場騒然状態 - NAVER まとめ
ヘイトスピーチは610にとって興味を駆り立てる問題で、なぜこんな主張を全身全霊を込めて行えるのか理解に苦しんだり、しかし何かを叩かないと安心することができない存在というものがあって、それがヘイトスピーチという形で顕在しているのだろうと何となく完結させてみたり、ヘイトスピーチを行う人たちは愚かに見えてしまうがそうやって断定することも難しいことをこのエントリで再認識したりと、色々と忙しい。
なんだろう、こういう不思議なイベントを目の当たりにして気を付けるべきことは色々とあるのだろうが、その一つには「私は同じ日本人として彼らの行動は理解できない」などという表現は同じ穴の貉になりかねないから使ってはいけないだろう。この表現は彼らを日本人という集団から阻害するようなニュアンスを含んでいて、その意味で差別的だからである。日本人という人種は他国の人を差別しない高貴な民族である、などという曲解を与えかねず、ヘイトスピーチから離れた新たな次元で差別をもたらすことになる。差別を謳う人たちを差別で報いることは不毛である。
簡単な解決方法は、属性を取り払うことである。具体的には「私は同じ日本人として彼らの行動は理解できない」とすればよいのである。おそらくこう言うとヘイトスピーチを行う連中は「理解できないお前は朝鮮人か?」などと煽ってくるだろうから、「私は一人の人間としてあなた方の主張が理解できない。仮に私が話を理解できない朝鮮人だとしても、あなた方の主張は朝鮮人にしか理解できないものなどではなく、あなた方の誇りである日本人にも理解されない、いや、世界中のだれにも理解されないだろう。」などと答え、韓国と日本の二元論を無視あるいは非難して差別的な主張を崩していくしかない。ただ現実はそうもいかないのだろうなあ…

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今朝は7時起床。昨日もそうだったが、清々しい目覚めである。室温が異様に高く、暑さで目が覚めている感じがするのだが、室温は快適な目覚めのためには気を配るべき要素なのだろう。
午前中は卵の処理を行い、午後は道具のメンテナンス及び文献読解を行う。本日ははるばるドイツからおよそ1年間菅平に滞在する研究者がお目見えしたこともあり、彼と議論を交わすことがあるかもしれない。その時に日本語では意味が分かっていても英語にできない専門用語があっては無意味なので知識の定着を図ろうという魂胆なのだが・・・こういうことは本来海外の研究者が来なくても当然のように取るべき姿勢であり、目の前にインセンティブ?を与えられない限り積極的になれないところは怠惰の極みである。
夜には彼を囲んで歓迎会を行う。

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明日は菅平セミナーというイベントがあります。今回は4人いる卒研生のうち2人が、この先何をしていくのか発表を行います。今回610は聞き手になりますが、どんな感じのイベントになるのか気になるところです。  


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