2014年04月25日

顕微鏡から目を離せなくなる病

今朝は6時半起床。

アミメカワゲラが産卵しまずはその卵を処理したのだが、今まで扱ってきた卵よりも大きく、また粘着物質が無いのでガラス器具にくっつくこともなく扱いやすく、極めつけは卵殻が堅く穿孔しても卵が壊れず、非常に扱いやすい。
その後ひたすら卵を固定していく。

両目で見るタイプの実体顕微鏡を扱う時、両眼視ができると試料を立体的に見ることができ、クリアな視界と目の疲れなさに感激する。少し前には両眼視ができるようになりたいと書いた気がするのだが、今日そのコツをつかんだようで、非常に繊細な作業が要求される「卵の孔開け作業」に没頭することができた。
今までは体より先に眼が疲れ集中力が切れていったのだが、今日は座っていることに限界を感じる疲れ方をした。どっちつかずかもしれないが、眼が疲れないというのは非常に素晴らしいことである。両眼視ができるのはデスクの上にあるもの1つだけで、シタカワゲラやアミメカワゲラでは問題ないのだが、ミヤモトクロカワゲラサイズの卵では小さすぎて(楕円形だが、長径ですら0.2mmに届かない!)、孔開けができないことは無いのだが、失敗する確率が高く、扱いに難がある。より倍率を高められる実態顕微鏡とか、或いは生物顕微鏡についてはまだできていないので、今後早いうちに両眼視を会得できるようになりたい。
それにしても、シタカワゲラの卵殻の外にある卵膜を自在に?引きはがせたのは快感ですらあった。こんな印象を抱いてしまうあたり、既にカワゲラの支配は完了したかに思える…

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卵の固定を延々とやっていくのもいいですが、固定を行うのは胚を観察するためであります。そこで明日は観察するための準備にも時間を割けたらなあと思います。  続きを読む


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)