2013年11月14日

皮肉にも、鮮やかに描き出してください

今朝は7時起床。この時期まず最初にやることは、アメダスを見て最低気温を確認することである。本日の最低気温は-1.9℃、これでどうやら3日連続で最低気温が氷点下に達した模様だ。しかし、どうしてこんなに冷え冷えとしているのだろうか…ちなみに、11月14日の札幌の最低気温は0.7℃で、稚内に至っては2.4℃である。ちなみに、本日日本で一番寒いのは菅平のよう(-11.0℃!)である
これでいて、未だに宿舎や学内で集中暖房が駆動しないのだからわけがわからない。ロシアですら、ホームステイ先では9月の後半から温水暖房が動き始めていたというのに・・・その点において、つくばはロシアよりも後進的であることは間違いない。

2限:専門語学(英語)CII
press releaseに関するディスカッションをしたのだが、今回はいつもにまして理解がはかどらなかった。

3~4限:ロシア政治(再履修)
本日最大の衝撃は学類長の話の中ではなく、中休みに不意に現れたA氏の登場にあった。つくばとロシア、現実とおとぎ話の世界をつなぐイニシエーションの時間に、ついに彼も救いを見出してしまったのか。まあ、610のようにろくでなしになると取り返しがつかなくなるので、ほどほどに影響を受けるところにとどまってほしいものだが…
本日はソ連社会主義が崩壊したことや、プーチンが登場するまでの10年間のロシアの無秩序さについてのお話がなされた。

・結論を言えば、すべての議論は主観です
・ソ連社会主義社会はとてもよくできた、人類の英知を集結した体制だと思っている
・日本の国家を象徴するのがつくば市だ
・ああ、外国研究は男じゃできないんだなと思った
・千円やるからお茶わかしてくれない?
・今のロシアでの最大の問題は民族問題。だけど日本の新聞では記事にならない。なぜなら、こういうことを支局にいるロシア人は教えないから
日本に友達なんていなくてもいいじゃない!
・資料を読むときに大切なのは、何が書かれていないのかを見極めること
・推薦状ってさあ、悪いことも書かないと推薦状じゃないよね。欠点を書くことで、プラスなことが実証されるわけ
・推薦状の中に、ロシアの思想が持つ根底的なものがきっちりと盛り込まれている
・ソ連共産党で一番重要だったこと。それは、マルクス・レーニンの思想を理解し、実行に移すことでもなく、ソ連社会主義をより立派にするための愛国主義・愛党精神を持つことでもなく、真面目で責任感が強いこと、ただそれだけなのです
・中卒や高卒の人たちに、ソ連共産党というメダルを与えた。こうすることで、大学を出て知識や技術を持った高学歴な人たちとの平等や同質性を持たせたのである
・ソ連共産党ってよく考え抜かれた制度、社会だったんだなあとつくづく思う。だから、ソ連社会主義は70年も続いたんだよ
・フリーターの元祖だからね僕は!
・秋葉原からつくばに行く45分の時間は、ビジネスの世界から閉ざされた学問の世界に帰って行くイニシエーションの時間。身を清めて帰らなきゃだめだよ!
・ソ連が崩壊してプーチン政治になるまでの10年間は、めちゃくちゃエグかった
・西友で買った1500円のセーターを受け取るために6000円かかった
島根県とか山陰本線を走ったときに見える風景と、シベリアを走ったときの姿が非常に似ていることに気がついた
・日本でもソ連と似通っているところがあった。イデオロギーどうこうではなくて、町づくり、国づくりがかなりのところ社会主義的だった(ex.つくば)
・何で左右同じ靴を履かなくちゃいけないんだろう?
・一夜にして187の航空会社ができた
・飛行機が国のものじゃなくなった。そしたら誰のもの?―俺のもの!
・「機長がお呼びです。コックピットに行けばわかります」
・昔のロシア人は3時間4時間待たすの当たり前! 4時間待たせておいて「その間エンジョイできた?」と聞いてくるんだよ!
・つらいときにどうやって生きていくのか。国家が崩壊する、社会が無秩序になっていく、だから自分も一緒に墜落するのではなくて、そうめちゃくちゃになっても、どこかに自分のとぼけた楽しさを見いだせるロシア人ってすごいな
・「今はすべてが可能だ。性転換すること以外は何でもできる!」

毎回、授業を迎える前は授業が終わった後に襲い掛かってくる現実に恐々としているのだが、授業が終わってみると案外晴れやかな気分でいることが多い。きっと、無事にイニシエーションを終えたからなのだろう。この授業が610にとって一週間の締めくくりに位置することも大きいのかもしれない。

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明日の日中は専門語学(英語)BIIのスライドのブラッシュアップを図ります。そして午後から電顕バイト…  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)