2013年07月09日

610師、夏バテの模様

今朝は8時半ごろ起床。本当はもっと早く起きたかったのだが、目覚めが悪すぎて断念せざるを得なかった。
授業を受けに行くまでは部屋の掃除とロシア語の予習をして過ごす。

3限:現代倫理学
小学校の教室とか、あるいは中学の部活では、先生と児童、先輩と後輩の間にしばしば主従関係が生じてしまう。主人の奴隷になることで利益をもらうことができるが、こういうものに関わりたくないとしたらどうなるだろう。今日は主にこういうことについて、参加者で話し合った。
主従関係なんて、好きな人がやっていればよろしいだとか、あるいはやってもいいけど、わたしのことは巻き込まないで、といった考えの下で、ならば嫌だと言ってそのグループから離れることは、果たして可能だろうか。もし、主従関係が嫌だと言ってそのグループから抜け出すことがあれば、そのことがさらに主従関係を強固なものにしてしまうだろう。じゃあどうしようか?・・・よく分かったことと全然わからないことが入り混じっていて、上に書いたことも正確に授業を再現していないのだが、この構造から自由になるのはとても大変なことなのだなあということはよく分かった。
610は最初、小学校や中学校の義務教育期間では逃げようがないなあと感じていて、高校や大学ならば退学とか除籍されることで自由になれるのではと思っていたのだが、義務教育ではないところなら自由になれるのかというと、そうでもないことに気付かせられた。
必修授業を握る教員が主従関係を強いてきて、それに従属する学生にしか単位を出さないような態度を取られたら、その関係を嫌う学生にとって、自分の信念を曲げて卒業のために必要な単位を取るか、退学するかのどちらかを強いられてしまうのである。何らかの目的があって大学生になった人が多いということを信じれば、後者の選択を取る学生は稀だろうが、しぶしぶ主従関係を受け入れるのはたまったものではないだろう。難しい話だなあ…

4限:ロシア現代文化特講a
今回も淡々と、露文和訳。

~・~・~

先週末あたりから急に暑くなってきました。こうも暑いとなるべく外出するのを控えたくなります。外で汗をかいて、そのまま室内で何かするのが嫌なのです。シャワーを浴びるにもお金がかかるので、それなら最初から汗をかかないよう行動してしまうものです。
更に悪いことに、フィールドに出る気力すらも奪われてしまいます。7月に入ってまだ日中に宝篋山に行っていませんが、日中に行く気力が湧きません。朝方の5~8時くらいに全ての観察を終える位でないと、健全な観察が行えないような気がしているのですが、それに合わせた時間帯に目覚められません。

以前、ネット上で外国人が日本の夏についてコメントした文章を見かけました。彼ら曰く、生命活動に危険をもたらすような暑さの中で、いつものように仕事をしようとするのはおかしいと。夏の暑いときにも快適に着られるスーツが開発されたと聞いて、なぜそこまでしてスーツの着用に拘るのか、もっと涼しい格好をすればいいじゃないか、というコメントを寄せていました。
これを読んだ610は、今まで疑うことをしなかった日本の様子について、新しい目線を獲得することができました。それと同時に、盛夏に宝篋山マスターとしての活動を必ずしも全うしなくても良いのでは、と思うようになったのでした。まあ、夏休みは実習とか帰省とか旅行とかいろいろあって、去年もその前も宝篋山行がおろそかになってはいたのですが…  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)