2012年09月10日

わからないけどやる

今朝は5時起床。徐々にではあるが早起きができるようになってきた。
とりあえずスライド(+レジュメ)を仕上げ、ロ会話ですべき単語調べを済まし(まだ暗記が残されているのだが)、骨格筋の分子運動生理学レポートを進める。しかしながら、書きながら、実に分子生物学の知識が無いものだなと悲しくなってくる。早い話が単語を知らないので、平気な顔して間違った言い回しを使ってしまっているのだ。誤魔化すというか、間違ってはいないものの婉曲すぎる表現でやり過ごしたいものだが、我ながらなんのためにレポートを書いているのか分からなくなってくる。

2~3限 博物館学Ⅱ
前半は1年1学期に地球学概論で聞いたような内容だということもあり、殆ど話を聞かないで『「わからない」という方法』を読み始める。私は橋本治の文章が結構好みであり、これは著者名を見ただけで触手が伸びてしまったのだが、中身もなかなか面白い。2学期になって突如、理論生物学の基礎II(線形代数)を受講しようと思ったのは数学が「わからない」からなのだが、この突飛な行動を少しは勇気づけてくれるような気がする。

クラ代会では1年生に全面的に運営を移行。もっとも610は存在が希薄なのでどうなってもあまり変わりがないのだが、1年生がうまく機能するかは疑問である。もっとも、来年度に控える学期制の変更に対して、今の2年生(これも一部かもしれないが)ほど関心が無さそうに見える。

後半の時間には「科学展示の面白いところ・つまらないところ」を各自挙げたうえで、理系/文系と思われる人たちがグループを作ってディスカッションを行う。こういう時なかなかうまく話せないのがもどかしいのだが、それはさておいて、文化系の人が抱く「理系」のイメージと、生物学類生で特に多様性に興味のある学生の存在との間には相いれないものがあるらしい。
まあ、高校では「理系=数学+物理化学ができる人」というレッテルが貼られるのが常だろうし、生物は文化系寄り、数学ができない(と自負する)理系志望の生徒が集いがちなので「理系」の枠組みに入れないのも致し方ないかもしれない。

原因はそれだけでないかもしれない。そもそも「理系」の人は高価な薬品や最新の機器を駆使して研究を進めるもの、というステレオタイプなイメージが浸透し、「理系」の人たち自身もそう思い込んでしまっているような気がする。
『動物の自然史』の中でかなりハッとさせられた指摘があったのだが、それでは伝統的な分類学的研究を行っている著者が、このようなお高い装置を駆使することだけが研究ではない、顕微鏡だけでも立派な研究ができる、と述べていた。
ここでうまくまとまれらないのが私の文章力・理解力の限界なのだが、私が研究を志す生物学の分野が分類学寄りであることから、自分が本当に「理系」であるのかよく分からなったのであった。

4限 東洋思想
バラモン教の正当派にとっては異端児となる、自由思想を掲げた「六師外道」が紹介された。ブログでうまく書けないような、分かっているのか分かってないのかすらよく分からない状況ではあるが、快楽主義や唯物論といった思想を論駁するのは非常に難しいらしいことと、来週以降話題の中心となるジャイナ教は非常に稀有な宗教であることが印象に残った。
ジャイナ教と言えば、高校時代、その禁欲的教義をネタにしていた某S氏を思い出してしまう。彼は今、恐らく大学生活で好き勝手過ごせる最後の夏休みを送っているだろうが、久しく会っていないなあ。

5限 ロシア語の勉強

6限 応用ロシア語会話
前回の復習をしてから、人間の姿かたちに関する形容詞の色々を学ぶ。1学期は家族構成の単語であり、学習歴が浅いこともあってかちっとも頭に入らなかったのだが、今やっているものは生物(昆虫)にも応用が利くこともあるのか、あまり抵抗が無い。覚えることよりも、スムーズに話せるようになることが先決だと思うが…

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今日の最高気温は32℃を超えました。数年前の統計記録を見ると、もう2~3℃は低いのが常だったようですが、ここ2年間は暑いようでゲンナリしてしてしまいます。明日は雨の降ることで定評のある火曜日ですが、日中は暑そうです。台風が来るまではしばらく暑いままなのでしょうか。
2学期が始まるに当たり、半袖を放棄して作業服に「衣替え」したわけですが、暑くてやっていられません。思えば、夏休みが始まる前、6月はとても涼しかったことが夢のようです。  続きを読む


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2012年09月09日

下準備していた意味とは

7時過ぎ起床。思えば特に予定もなく、その上レポートに追いつめられない休日は8月15日以来ということもあってか、ついついのんびりしてしまったのだが、明日に提出予定の迫る「アロハ会」のミニプレゼンを作り終えないといけない。大体の骨子は夏休みの内に作っておいたのでそんなに慌てふためくこともないのだが、煮詰めていくうちに方向性が変わり始めてしまった。ただ自分が知っていることを話すより、聞き手がひょっとしたら母校(高校)の後輩になる可能性もあるのだから、彼(女)たちの考えるヒントになってくれるようなことを話してみるのも面白い、とふと思い立ったのであった。
それ以上に、彼(女)たちがどれくらい昆虫について興味があるのかも気になるところである。大学の講義みたいになりそうだが、こちらから質問を振ってみることにしよう。

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明日は1限が休講なので少しゆとりが持てます。  


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2012年09月08日

立つや雀の宮鼓

夜に大声が聞こえてきたので目が覚める。何でも隣の住人の部屋にコオロギが出現したらしく、彼は大の虫嫌いなのだという。610が虫好きだということが知られていないか、あるいは積極的に係わりたくないのか、少なくつも1つの理由により声がかかることは無かったのだが、21時台には寝につくような学生が少数ながらいるということを理解してもらいたい。

そして今朝は4時起床。天候が良ければ烏山から常陸大子まで歩いて移動するつもりだったが、不安定な天候の中15km近く歩く度胸は無いため、昨日予告した予定に沿って18きっぷを消化することにした。




つくばセンターで土浦駅行バスに乗り、土浦から水戸へ。ここで常陸太田行列車に乗り換え一気に終点へ。



水戸まで戻って、小山行きの水戸線直通列車に乗りひたすら終点まで目指す。水戸線には何度となく乗っていることもあってか、道中ほとんど睡眠に充てる。小山で宇都宮行き列車に乗り換え、いよいよ烏山線に乗車。









かつては烏山から常陸大子までJRバスが走っていたようだが、営業所はガラガラ。1時間近い折り返しの待ち時間をボーっとすごし、再び宇都宮まで引き返す。






ここから我孫子まで向かうに当たり、宇都宮線を上野まで乗りとおす予定でいたが、ちょうどやってきた列車は211系。この形式、東海道線東京口から今年の4月に撤退したようで、近いうちに上野口からも消えるような気がする。そうすると「平屋建てグリーン車」も形式消滅するだろうなと思い、金銭的余裕があるとは言えないのに、「乗り納め」を兼ねてサロ211に吸い込まれてしまった。おかげさまでのんびり『分類という思想』を読むことができたのだが、内容が理解できない部分が多くまだまだ勉強不足であると痛感。



8月29日のつくばっくの際は恐怖の陸域生態学実習レポートに追われていてとても我孫子で下車する余裕が無かったので、リベンジも兼ねて弥生軒に降り立った。久々に見る唐揚げはやはり大きかった。

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明日は各種タスクの消化に努めます。  


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2012年09月07日

力で得すると運動で損する

4時半起床。久々の早起きができてうれしいところだが、高3のときは毎日のようにこの時間帯には起きていたものだ。

1限 動物制御学Ⅱ
1学期に比べて受講者が半減している印象があるが、このくらいの余裕があると心地よい(ここにいない人の多くは細菌学に流れたのであろう)。今回は授業というよりは講演会のような雰囲気で、害虫防除の歴史についての紹介であった。


2限 植物系統分類学Ⅱ
留学生が増加したので、1学期に比べて受講者が半減してはいないものの、生物学類生は結構減ってしまった。さらに心地よい雰囲気がするのだが、先生の話す英語があまりに分からなすぎて、かえって興味をひきたてらてしまった。その原因を色々考えていたらついぞ眠りに落ちることが無かったのは称賛に値する戦果だと思うのだが、話すスピードがゆっくりではなく「遅い」から、トピックが点でしか把握できないような気がする。もう少し率直に分かりやすく言えば、聞く気にはならない。実に不毛である。

3^4限 人類学
昼休みに席を取りたかったのだが、前の授業が終わっておらず断念、宿舎に戻って急いで昼食を済ませて教室についてみたら、予想通り学生は多い。こんなこともあろうかと延長コードを持参したわけだが、毎回持ち運ぶ必要があるかもしれない。あるいは昼食を持参しないと電源は確保できなそうだ。
ヒトの定義、自然人類学と文化人類学の区別に触れた後、骨(と筋肉)の役割についてのお話があった。多神教的な日本だからこそ霊長類を基盤とした自然人類学が世界的に発展した、とのエピソードが軽く触れられたのだが、なるほどなあと感じる。なんでも、サルに名前を付けて行動を観察するなど、唯一神を信ずる人にとってはもってのほかの行為らしい。となると、彼らは飼っていただろう犬にも名前を付けずにいたのだろうか。

5限 サイエンスビジュアリゼーション演習
教室につく前から驚いていたのだが、やたらと生物学類生が多い。50数名履修している中、少なくとも11人は生物で占められていたようだ。第二外国語の勉強を2年間続けている人を知らない中、アート系に対する興味関心を抱く人はまあまあいるのだと新たな発見ができたわけだが、実はこの科目には生物学類生相手に授業を行う教官が2人も関わっている。それなのに生物学類生向けに開設されていない理不尽さは、超過履修気味の610にとっては何ら影響しないはずだが、疑問は消えない。
さて、昨日は結構楽しみにしていたのだが、その根底には「自分の好きな分野について課題に取り組めばよい」と曲解していたことがある。実際は、担当教員から与えられた課題をもとにして2枚のイラストを作成するそうで、恐らくテーマに関するわがままは通用しないだろう。ここでは頭を切り替える必要があるが、深刻な問題ではない。
むしろ気がかりなことはグループ分けである。610は今のところ、大学生活において2回の黒歴史を作り上げてきた。ひょっとしたら、そのいずれの場面にも介在していたTさんと同じグループに振り分けられる可能性があるのだ。どうなることやら・・・



窓の外では何をしていたのかというと、新たな体育館が建設されようとしていた。

6限 博物館情報・メディア基礎論
休講。この時間を利用して水草を補給したり、ブログを書いたりする。

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18きっぷが一日分余っているので、いろいろ考えた末、明日は水郡線常陸太田支線と烏山線の乗りつぶしに出かけてきます。
帰りには「我孫子詣で」を行う予定。面白そうなので、作務衣+下駄姿で望むことにします。  


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2012年09月06日

希望の大地は絶望の大地

6時起床。5時くらいには起きていたいのだが目覚ましに気が付けない。目覚まし自体の調子もだいぶ悪いようだが、610にとってこれではあまり余裕が持てない。授業の10分前20分前に飛び起きるような芸当は拾得する気はないが、出来たらそれなりに便利なのだろう。

1限 発生生物学II
発生学の授業に入る前に、生命観についてのお話し。こういうテーマだけの科目が日本語で解説されていたら嬉しいものだが、生物学類には用意されていない(はず)なのは残念至極である。
それから性決定についてのお話し。

2限 理論生物学の基礎II
線形代数の勉強をするようだが、実際今日やったのはサテライト室でLINUXを開きコマンドをいじくる作業であった。黒板にいろいろ書いて勉強するわけではないらしい。どうやら参加者はみな1年生のようで場違い感がするわけだが、去年情報処理実習でさんざん苦労した甲斐あってか、コマンドであまり躓くことが無かったのはせめてもの救いであった。
また新たな「言語」を勉強しなくてはいけなく、その時間をうまいこと割かないといけないのだが、自分の実力がついていく限りでは、面白そうな予感がする。

昼休みには例によってクラ代会が行われる。2限で少し手間取って遅れてしまったのだが、来年度に迫る学期制変更について簡単に話し合う。

3^4限 ロシア政治
国際総合学類開講ではあるが、他学類の学生も多く入り混じっているようで、とにかく人数が多くて不快である。ウワサによれば楽に単位を取れるそうだが、そういう邪な動機でここにきている人たちはただただ邪魔である。そしてどうしてかくもうるさいのだろうか。聞く気が無いのなら初めから出席しないでほしい。

さて、この科目は「取るに値しない」とはっきり断言したうえで始まり、「恋愛は幻想だよ」と言って『オネーギン』を朗読し、「ラブレターはこうやって書くんだよ」と説く。それからモスクワのレジで味わった「虚ろな瞳の美しさ」を語る。これらは1年1学期の総合科目「森林」にて聞いた話と全く同じで、当時受けた衝撃がフラッシュバックしていい気分である。
当然この科目は恋愛指南ではなく、ロシア政治に関するものである。『オネーギン』を読めば、ロシア人が何たるか、その片鱗をつかむことができる。プーチンは傍から見れば剛腕政治家だの言われるが、これは他国の人からみるとそう見えるだけで、強烈なメッセージを発信しないとロシア人の心に届かないのである。「もう一つのロシア」について来週以降お話しするそうだが、はっきり言って危険な授業らしい。こんな授業を見逃さずにいられるわけがない610は、きっと来週から最前列で嬉々としてノートを取るのであろう。

5限 なし
ロシア政治は所定より20分位早く終わったが、建物から出ると嵐の予感。ひと雨降られる前に宿舎に戻れたのはよかったが、このあと買い物に行くことを考えると憂鬱である。理論生物学の簡単な復習を行う。

6限 ヨーロッパ文化圏の言語と文化ⅣB
今学期はロシア語のイントネーションの勉強をするそうだ。これは楽しみである。

放課後:雨が止んで虹も見えたことだし、買い物にはあまり難儀することなく出向けた。
調理が億劫になって久しいのだが、こうなると夕飯のメインディッシュはちくわときゅうりになってしまう。カップ麺や外食で済ませるよりかはマシなのかもしれないが、スタミナは失われるばかりであろう。

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明日はサイエンスビジュアリゼーションという、アートとサイエンスの融合授業があります。ひょっとしたら2学期一番楽しみな科目かもしれません。
芸専・地球はまだしも、医療科学類で開講しているのは不思議です。そして、生物学類の教員が担当しているのにもかかわらず、生物学類で開講していない(=専門科目にできず、自由科目でしかない)のは納得のいかないことです。
http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~satanaka/sv/  


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2012年09月05日

部分的超越者

今朝は530起床。もっと早く起きるべきだったと実感するのは、およそ40分後、出発の手はずを整えた時であった。宝篋山へ向かうのは7月29日以来だ。



イネもだいぶ色づいてきて「秋らしさ」を感じられるのだが、それにしては暑い。もう少し早く来れば、シャワーを浴びたくなるほど汗をかくこともなかっただろうに…



「サラサ道」の入り口付近にて見慣れぬアカトンボを発見。この辺りの分類には疎いのだが、それでも、これがアキアカネでもナツアカネでもないことは顔を見ればわかる。そして過去にどこかで見たような気もする。残念ながら宿舎に戻るまでこの正体がマユタテアカネだと見抜くことはできなかったのだが、和名の由来たる「舞妓ブルー」にすっかり魅了されてしまったのであった。



ワレモコウを見るとついついゴマシジミがいるのだろうと期待してしまうのだが、きっと宝篋山にはいるまい。そもそももっと標高を稼がないと彼らは棲息していないような気もする。



さてこれは610には判別ができない。出現の仕方にネジバナとの共通性を感じたのでランの仲間なのでは、と推定してはいるものの、確信があるわけではない。何なのだろうか。



ヒマワリもだいぶいじけてきた。夏は着実に終わりを告げようとしている。



そんな中、アジアイトトンボは未だに繁殖を続けているらしい。



そしてもう一度マイコアカネを発見。「アカトンボ」と一口に言えども、中にはまったく赤くならないものもいたりするわけだが、このように一つの個体でも赤、黄、水色と複数の色が混じりあっているものもいる。今秋は鳴く虫について、鳴き声を聞くだけで種名を判別できるようにすることに加えて、アカトンボも図鑑を見なくても同定できるようになりたい。きっと自転車で回れる範囲のところにリスアカネやコノシメトンボがいるだろうから、よくよく観察してみよう。

帰り際にあるポイントにてカタツムリを採集。これはオキマイマイのエサに捧げられる予定である。
それにしても、キンバネハネカクシらしきものを逃がしてしまったのは悔やまれる。採集はできなくても撮影をしてみたかったなあ…



ちなみにこれがオキマイマイカブリ。ネットで探しても写真が数枚しか見つからないレアものだったりするが、隠岐の島は「生物種と個体数が異様に多い」所らしく、幸運にも歩いているだけで2匹採集することができた。しかもオスとメス一匹ずつ(のようだ)ということで「本土繁殖」の可能性も高まっていたのだが、この写真の個体が本土の土を踏むことが無かったのは悔恨の極みである。
※もう一方は、恐らく雙峰祭で生体展示することになります。

帰宅後はブログを書いてから専門英語で使われそうなテキストを読んでおく。夏休みほとんど英語に触れていないのは致命的なことではあるが、あまり英文が読めなくなったような感じはしない。ロシア語をやっていたおかげなのかもしれないと思いたいのだが、残念なことにこれではアラビア語とラテン語のできなさについて説明ができない。

3限 動物系統分類学Ⅱ
「暑いねえ!」の第一声で始まり、卵割と体腔形成のおさらいを行ってから真体腔らせん動物の概要紹介へ。

4限 専門英語AⅡ
Matt先生によるサイエンスコミュニケーションの授業で、もちろん英語で行われる。学生の多くは英語が嫌いで、専任教員による英語での授業なんてもってのほかだと思っているようだが、610としては英語で授業を聞ける格好のチャンスとしか思えない。特に、G30による専門科目の英語化に伴い、いくつかの科目が日本人教員により英語化されているわけだが、英語に慣れるという点において「耳を傾ける」価値はあるのではないかと感じる。
授業とはあまり関係のないところで、A氏が不本意なところで脚光を浴びてしまったのは哀れと思いつつも愉快であった。

5限 なし
アラビア語対策をしたり、隠岐水槽をやどけん部室に移動したり。

6限 アラビア語基礎
夏休み前に予告されていたスキットのテストが行われ、その後スキットの文章をいじくって新たなスキットを構築。すっかり勉強をさぼっていた結果として、書き取りよりも読み取るのに苦労した。

放課後:やどけんMT
Tateさんに司会の代理を任されたので、雙峰祭関連のいろいろやOB会について話してから、長い長い活動報告を行ってもらった。18時以降冷房が消されるのは致し方ないとはいえ、せめて部室の窓くらい開閉可能にしていただきたいものだ。他のイベントにかまけていてすっかり雙峰祭の準備を怠ってしまっていたわけだが、たびてつと違って役割分担があるわけではないので、展示したいものは各自で用意する戦略を取るのがやどけん流。昆虫関係を牛耳っている610はそれだけ多くの出展をしたいはずなのだが、標本はまだしも、写真の選定や解説文の作成などには手を付けていないので、そろそろ起動しなくてはいけない。どこかにメモを残しておいた気もするので発掘にも追われそうだ。

サークル活動至上恐らく初めてのことだが、ミーティング後の夕食に参加してみることに。600円の返金があったことが大きいのだが、やたらに集虫力の高い中華飯店にて豚汁定食を注文。普段質素な食事を摂っている身としてはこんなにお金がかかることが理解できないのだが、それはさておき、非常に有益な意見を採集することができ、非常に有益であった。

有益というのはやどけんの活動に関することではなく、日ごろ610が抱いている「今を時めく大学生」像に対する冷ややかな考え方を共有している人が発見されたことである。これが女性の口から発言されたことだというのも嬉しいことだ。
一般に文化系の女学生が選択しがちな「ゆるふわ」スタイルを、流行に流されているだけだと一括し、ジャケット一つに1万円もかけるような神経が分からないと疑問を呈し、ああいう人たちとは馬が合わないだろうと帰結する。ファッションやオシャレに関心の無い人たちからすれば、彼(女)たちはこう思われてしまうのである。

610は610で、食事の後にふとこう思ったものである。高校時代には「制服」による服装の統一化、その抑圧に苦しんでいた若者たちの多くは、大学生になったとたんに髪の色を変えてみたりオシャレに気を配るようになる。彼(女)たちは自分なりの個性をアピールできていると考えているのかもしれないが、残念なことに、私からすれば、そのような誰もかれもが似たり寄ったりで、制服を脱ぐ以前とさして変わりが無い。程度の差はあれど、ステレオタイプな若者像の範疇からは逸脱できていない。作業服や和服で常に活動するようでないと、現状ではこの枠組みからは逃れられないのではないか。

自分と似たような考えをする人が不定期ながらも身近に出現するのは、なかなかに興味深い現象である。

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明日は久々に数学チックな授業を受けると同時に、全うな(?)生物学類生であればまず受けることの無さそうなロシア政治の講義も聞きます。もちろん後者の方が楽しみで、場合によっては中央最前列の席に陣取る可能性もあります。  


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2012年09月04日

Весной заря

今朝は5:27起床。どうやらケータイはバイブレーションを持続できない程度に弱っているらしい。そろそろ替え時なのだろうか。まあ替えるとしたららくらくケータイがいいなと思う程度に必要性は感じないのだが…smart phoneだと余計な機能が多すぎて無駄なことにばかり労力を注いでしまいそうな気がする。
朝のうちに、骨格筋の分子運動生理学レポートの6つある課題のうち一つを片付ける。このペースで始末していけば〆切に脅かされずに済むであろう。

1限 動物生態学II
古典的動物行動学の一環としてファーブルのことがちらちら触れられながら、モンシロチョウの求愛行動、「行動と振る舞いの混乱」などなどベラベラと話されたわけでが、最も興味深かったのはゴキブリホイホイの作り方であった。

2限 ソフトボール
炎天下の中キャッチボール、ノックなどを行う。二十肩によって投擲能力の衰えは加速するばかりであって、2週間前の隠岐の海が何とも恋しくなってくる。思えばまともな「海水浴」を行ったのは高1の臨海合宿が最後だと思うのだが、それ以降、浪人期間を除いて毎年海水に浸っている。そんな610にとって海で泳ぐときには長袖長ズボン、マリンシューズは必須アイテムである。

3限 ラテン語初級
汗だくになったのだが一旦宿舎に戻る面倒さを嫌って食堂でおにぎりをほおばってから参戦したのだが、ここで睡魔に襲われるのは全く期待通りの「振る舞い」であった。なお、夏休みはロシア語にかまけてばかりで全くと言っていいほどラテン語の勉強をしなかったツケは―1学期も大してかわりがなかったかもしれないが―理解が進まないことに如実に反映された。

帰宅してシャワーを浴び浴び、今日までの授業ノートをTex化したりブログを書きなおしたり、ロシア語の勉強をしたりして過ごす。本来ここに2時間連続の「日本の社会と民俗」という授業を入れていたのだが、(主に)ロシア語の勉強が間に合わなくなると判断して履修を諦めてしまった。
余談ではあるが、来年度の2学期制化にともない、どこかの学類では週4日、必修授業が1限から6限まで詰まるかもしれないとのことだ。平日が週5日しかないことを考えるまでもなく、なんと非現実的で、不合理な案であろうか。せっかく他学類の授業が取りたい放題できるこの大学のメリットが微塵も感じられない。他にも思う所があるのだが、どうやらこの修正案とやらが今晩提示されるようだ。何とも「見物」だとは言え、残念なことに610は後述する雑務があるため確かめることはできない。
まあ、我が生物学類でも1年生を経験する多くの人が「空きコマ週に2つ」という苦行を体験するわけだが、果たして2学期制移行に伴いどういう事態が起こるのかは楽しみである。610としては他学類の授業がもう少し取りやすくなってくれればよいのだが・・・来年はロシア語はもちろんのこと、ハンガリー語やヘブル語も取ってみたいし、言語学に限らず地理学や書道(理由はそのうちに)の授業も受けてみたい。流石に今年度ほど専門科目を「軽視」することはできないかもしれないが…

6限 応用ロシア語作文
「理系の棟は涼しいようで妬ましいです」との第一声で始まった授業では、夏休みの課題になっていた日記に関する文法事項の補足が行われた。取り立ててシュールなお話しは出てこなかったのだが(枕草子は現代語訳より露訳の方が明快だそうだ)、添削を受けた日記の一部が印刷されて返ってきたのは助かる。

放課後は雙峰祭の企団連、その後行けそうならたびてつMTへ。
企団連では大して話を聞かないでラテン語の予習の準備をしたり、同封されていたTシャツ作りの型録に目を通したりする。
MTでは雙峰祭に向けた展示関係の話し合い(所属する写真係では一瞬で終わる)、どこかへ納品する鉄道・バス走行音の詰まったCDのジャケットを差し替えたり、カナダお土産の甘ったるい何かを食べさせられたり、夏旅行のスライドを見てから帰宅。佇んでいるだけの時間が多かったので不毛さを感じたものだが、隠岐旅行の話を少しできたのはよかった。

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明日は午前中宝篋山に行ってきたいものです。動物系統分類学IIが楽しみで仕方ありません(´Д`)  続きを読む


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2012年09月03日

その通り雨許すまじ

4時に最高の目覚めを実現したものの二度寝に走る堕落ぶりを発揮し6時12分起床。

1限 動物生理学II
おさらいとして生理学についてのお話し。先生からすれば、話を聞いてもらうより自分で勉強すればいいとのスタンスなので出席は取らないのだが、610はそうしたとしても「自由時間」だと曲解して動物生理学の勉強をするとは思えない。基本的に1限の授業で眠たくなることは無いので、本当の勉学からは遠いのかもしれないが、授業を聞き続けることになるだろう。

2~3限 博物館学II
2学期は自然系の教員が担当。前半は地学のお話し、後半は生物の先生が来たがサイエンスコミュニケーションのお話し。特に後者が(博物館学という授業の中で)斬新でなかなか聞いていて考えさせられるものであった。来週再来週とディスカッションをするという予想の斜め上を行く展開になりそうなのだが、上手く話せるのだろうか。

4限 東洋思想
ヴェーダ文献を否定した新たな動きが出てきた。

6限 応用ロシア語会話
夏休みに何をしたのか尋ねられたので、長野、霧多布、隠岐に行ったことを話す(もちろん、会話が成立するレベルのやり取りはできなかったのだが)。ロシア語には日記を書いていたこともあって毎日のように触れていたわけだが、会話は2カ月以上断絶していたのでそう上手くできないことを痛感。1学期に習った家族に関する語彙も忘却の彼方へ…今学期は人の身体についての内容を勉強するのだが、これは昆虫にも多少応用ができると思う。そのアナロジーがあるのでもう少し覚えやすいかもしれない。

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今日は博物館学の行き帰りに通り雨に降られてしまいました。学生の移動時間帯を狙ったのごとく降りしきる雨を許すことはできません。
明日は火曜日ですから、雨が降ったとしてもさしたる驚きはありませんが、また例によって激しい移動をしなければいけないのかと思うと気が進みません。  


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2012年09月02日

人の顔が一票に見える

700起床。隠岐に行った頃から、ケータイのバイブレーションが聞こえなくなってしまった。メールの着信で睡眠を妨害されることが無くて良いには良いのだが、朝起きられなくなるのは困る。マナーモードを解除すればよいわけだが、けっこう忘れやすいものである。
4時台ににわか雨が降ったようなのでバス通学。

集中:教育基礎学I
講義はやっぱり不毛なのだが、さりとて内職をしようとしたり居眠りができない。何をしているかというとボーっとしているのである。610はPCでノートを取っているのだが、前の人はそのそぶりを微塵も見せないでfacebookを見ている。身近なコンセントが1つしか使えないのだが、610はエチケットのつもりでプラグを持ち込んでいる。生物学類生に囲まれて授業を受けているせいもあって、PCを持ち込む人はそれでノートを取るものだと思っていたのだが・・・外に出ると必ずしもそうではないらしい。いずれにせよ、ひまつぶしでしかPCを使わない人のためにコンセントを提供しているつもりはない。

facebookをいじっているという点でも余計に反感を抱いてしまったのだが、私があのSNSになじめないということも余計に効いている。人と人とのつながりを求めるコミュニティである都合上、人物写真が多いのは致し方ないのだが、あのホンネを語れないような雰囲気、楽しいことに満ち溢れた日々、しあわせな日々を送っているかのような演出には、顔では笑っていながらも心では拒絶反応を示している。
なぜ退会しないかというと、そこが私の優柔不断さをよく表しているのだが、けっこう見ものだからである。あとは写真のアップロードが、このブログや別のツールとは比べ物にならないくらい簡単で直感的に行える点にある。
ということで、やどけん夏旅行の写真隠岐の島の写真をご覧いただければと思います。

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明日から2学期の平常授業が始まります。例によって生物学類生らしからぬ授業が多いわけですが、受けるなら今のうちだと思うのです。  続きを読む


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2012年09月01日

2学期かくのごとく始まりき




昨日は満月で集虫力が衰えていたはずの宿舎共用棟の壁に、コカマキリ緑色型が飛来。何かいいことがあるかもしれない。
久々に早く寝られたのだが、起床は630。あまり寝起きが良くない。

集中:教育基礎学I
標準履修年次と対象学類を無視した申請はあまり好ましくなく、遅刻に対する厳正な姿勢を表明されてから授業が始まる。ここでPCでノートを取ることに意見が無かったので幾分気が楽になるのだが・・・話すスピードが非常にゆっくりなことと、内容に対する興味が寸毫もないことから、不毛さを覚えずにはいられない。でも、話が全く面白くないわけではなく、じわじわと何かが迫ってくる感じがする。それと、昼休みが90分設けられていることは好ましい。
私の前に座っていた人は私と同じくパソコンを持ち込んでいたのだが、なぜだかわからないがその配置が、私に今何を見ているのか教えてくれているかのごとく丸わかりの向きになされている。そこまで無神経な(?)様子は私にはまねができないのだが、facebookばかり見ているのが何ともなあ…と感じる。
課題は、授業終了時に提出するレポートなのだが、ここでは授業で聞いたことに関して好きなことを書きこめばよいらしい。教科書通りのことを書いたってつまらないだろうし、何より私は生物学類生なので、人間は「本能」が欠如した存在だ、というところにケチをつけてみた。前の人はPCを駆使して「社会化」に関して調べていたのだが、個人的にはそのようなことを書いてもあまり面白味は無いように感じる。

~・~・~

明日ものんびりこの講義を聞き行くことになります。
  


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