2012年08月19日

シャイな塩基たち

5:35起床。久々の5時台に突入である。雲一つない青空で、朝は非常に涼しかったのだが、のちの行程を考えると大変そうだ。

宿舎からやってくる選手を迎え入れた後に数名のグループに分かれてもらい、最先端研究を体験してもらう。610の担当では粘菌の発生と運動を観察。参加した選手には最年少出場を果たした中学1年生のTaro君や国際化学オリンピックで金メダルを獲得したような猛者がいるなど事前情報だけからなかなかすごい予感をしていたのだが、とくにTaro君の自由奔放ぶりには一同手を焼いた(はずだ)。物理化学に関する知識が常軌を逸しており、12~3歳の年齢で聞くはずもない言葉がマシンガンのように溢れ出すのを始め、パソコンの設定を勝手にいじったりと常に誰かが監視する必要があったのだがなかなかに将来有望だと思う、

お昼時の一番熱い時間帯に植物園見学。まずは園内の普段立ち入ることのできないエリアにある野生絶滅種の水草などを見てから昨年移転してきた動物研究部の所蔵する標本庫へ。ここにはほ乳類の骨格標本・剥製がとにかく沢山収蔵されており、特別に中に入らせてもらったのだがこれにはさすがのSCIBOも大興奮。写真のweb上でのアップロードは禁則事項なのでここでは何一つ紹介しないが、それはそれは圧巻であった。最後に海藻の標本を見に行く。これは2年前に見たのと大体同じ説明を伺ったのだが、コンブの学名が変わり標本の修造場所に変動が生じていたことが異なっていた。

研究室に戻って最先端研究を継続し、夕食は食堂で懇親会。610はこういう場所で自分から選手に話しかけて場を盛り上げる能力が不足しているので黙ってうろうろしている時間が大半を占めていたが、それはそれでなかなか面白い。途中から合流した国際生物オリンピックシンガポール大会代表の選手による報告を聞いたのだが、こちらのスケールは生物チャレンジよりはるかに大きいものなのだと実感。

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いよいよ明日は閉会式。選手の結果やいかに?
個人としては、ミーティング前のわずかな時間を使って学割(2枚)を手に入れたり、帰省の支度や生き物たちの搬送準備を短時間で済ませなければなりません。隠岐の島への臨海実習に向かうに当たり、つくばからではなくやはり実家から行く方が楽そうなことと、実家に変えれる余裕があることが分かったための修正案なのですが、まあSCIBOで行われるであろう打ち上げに参加できないのは致し方なさそうです。  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)