2012年05月10日

せめて14時までは晴れていてほしい

6時起床。外は晴れており、午後の天気も一応は持つらしい。とはいっても雷や竜巻が起こる可能性もあるので、すぐ撮影に向かえるように着替え、荷物を準備する。授業が終わったら郵便受けに勉強道具を放り込み、そのまま宝篋山へ出向くことにする。

1~2限 生涯学習論
『父 ある羊飼いの教育』という映画を掻い摘んで鑑賞後、その感想を提出。イタリアの僻地の島に住む少年が父親の厳しい指導を受けながら羊飼いになっていく姿、その後本土へ渡って軍隊に入り文字を学び、やがて大学に入り言語学を研究し始めていく過程を見る。
本日はただでさえ上下水色の作業服に身を包んで浮世離れしていたのに、いの一番に感想に書いてあったことを名指しで発表されてしまった。別に発表されることに困ることは無いのだが、それならもう少し考察を加えておければよかったなあ…

放課後 宝篋山+買い物
部屋に勉強道具を置いてからすぐさま宝篋山へ出向く。雨雲の動きを信頼すれば観察は2時間もできない。湿地の寄り道もしないでまっすぐ沢を登り、ムカシトンボを探す。曇りがちだったのでオスのホバリングは無理だろうなと思いつつ歩いていると、メスを発見。



GXRのズーム機能に助けられて遠くからでも撮影姿を収められたのは良かったのだが、さらに近づくと気配を察せられて飛び立とうとする。さてどこへ行くのか見守ろうとした矢先・・・クモの巣に引っかかってしまった。ちょっと情けないところを見てしまったのだが、きっと610がいなければ捕まることもなかったのだろうと思い救出。これで素手採集は4匹目となった。やはりムカシトンボ採集に網はいらないなあ…



蜘蛛マニアからすれば怒られそうではあるが、翅に絡まる糸を取り除いてジャゴケの上にそっと置いてみたところ、しばらくじっとしていた。そしてほどなく、空高く飛び去って行ってしまった。
そういうわけでメスを中心に探そうと、産卵に適する場所を回ってみるのだがなかなか見つからない。見つかってもじっとしてくれず近寄ることができない。
ボーっと沢沿いのギャップを眺めていると、突然視界にムカシトンボのオスが現れる。サッと沢沿いを偵察したかと思うと、これまた眼にもとまらぬ速さでどこかへ飛び去ってしまう。曇りの日は高速飛行がメインなようで、撮影は愚か素手での採集も不可能だろう。そんなオスがやってくると、しばしば別のオスもどこかからやってきて今来たオスの方へ追跡していくのが見えるのだが、あれは縄張り争いをしているのだろうか、それともメスと勘違いしているのだろうか。

空から嫌な音が聞こえ始めたので、宝篋山にきて90分程度しかいられなかったが下山開始。その時すでに雨が降り始めていたのだが、今回は胴長に加えレインコートと防水手袋を持ち込んでいたので雨宿りせず直帰できる。自転車が汚れるのは嫌なのだが仕方ない。かなり雨足は強かったが雷に打たれることも竜巻に吸い上げられることもなく帰宅。雨が挙がったら買い物に行こう、それまでは勉強していよう…

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明日は1限と6限のみ。天気予報次第ではムカシトンボ撮影に出向きます。
  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)