2012年04月18日

生物オタクと生き物好きの共存を目指して

530起床。なんだかんだ言って昨日は疲れてしまったようで早起きができない。そういえば最近すっきりとした目覚めができていないなあ…
予報と違って信じられないくらいの好天となる。本来水曜日は宝篋山へ向かうためだけに午前中の授業を入れていないのであるが、授業に影響なく健康診断を受けられるのがこの日しかないのである。たぶん、ムカシトンボの羽化を見ていなかったら気が狂っていたかもしれないが、その望みが達成された今、羽化殻をふやかして整形することで何とか気持ちを静められる。昨日の授業で出たロシア語の課題も、なかなかやる気が起こらない。

1~2限 健康診断と学習の準備
身長は去年より0.6cm上昇して182.0cm、体重は1.7kg増加して56.8kg、BMIは0.7上昇して17.1となる。体重増加はきっと昨年秋ごろから始まったお菓子のバカ食いが影響しているのだろうが、そのためかなんと尿検査で糖が検出されてしまい、後日精密検査を受けることになってしまった。これもまた水曜午前中にあり、宝篋山探索ができなくなってしまうのだが、今までこういう結果が出たことは無かっただけにショックである。視力はメガネを変えてから初めて受けたのだが両眼とも1.0を超えていたのでしばらく問題は無さそうだ。
診断は40分位で終わり、その後ラテン語の教科書とノートの購入。Pomeraの導入によりノートに書く必要のない科目がずいぶん増えたのだが、語学科目はノートに書かねば上達も何もできないだろうし、個人的思い入れの強い科目(分類や昆虫系)ではきちんとノートに書きたい。
帰宅後は良い天気だが部屋に籠って予定を考えたり部屋の整理をする。

3限 動物系統分類学Ⅰ
せっかく空きコマを使って健康診断を受けてきたのだが、そもそも学類の方には正規の健康診断に重なる授業は休講にせよとの通達があったようで、一瞬で授業は終わってしまった。そのあとに心理アンケートを書き解放。そこで、本来午前中に行く予定だった宝篋山へ出向くことに。






ニワハンミョウが越冬から目覚めた模様。ムカシトンボの羽化殻を回収し、ギンイチモンジセセリはまだ出ていないことを確かめて宿舎へ戻る。シーツや枕カバーの交換は、よく考えると今日くらいしか替える余裕がないようだ。

5限 先端科学・工学概論
やけに教室が混んでいて、しかも後ろの方はうるさく大いに心証が悪くなる。ここは後ろを振り向いて「静かにしてください」と言うべきだったろう。
光エレクトロニクスについてということでLEDの発光原理や有機ELが取り上げられる。さすがは応用理工開講の授業だけあって、物理の知識が欠乏している610にはさっぱり分からないことが多々あったのだが、内容はそれなりに面白い。ただ、のちに控える授業のことを考えると、キャパシティーを越えてしまっている気もする。

6限 アラビア語基礎
ロシア語で履修者数一ケタ台の環境に慣れているので、アラビア語もどうせ人は少ないだろうなと思っていたのだが、来るわ来るわ(履修申請は30名らしい)でだいぶ教室がにぎやかになる。生物の3年生も2人ほど見受けられた。
イントロダクションということでアラビア語の利用地域の紹介や文字の表記体系、あいさつなどが話される。アラビア文字に対する手も足も出ない感じは、去年ロシア語を勉強し始めた時にも感じていたのだが、1学期中には文字が書けるようになりたいなあ。
となりにいた人が月曜日のロシア語会話も受講していた事実が発覚。ほかにもラテン語の授業を取っていた人もおり、日本ではマイナーな言語に憧れる人の行動様式は結構似通っているのだなあと実感。

放課後 やどけんミーティング
部屋の片づけをしつつ、活動報告や新歓活動の連絡が行われる。入会希望者が5名もいらして、うち3名は人文・比文・メディ創と生物系に所属していない。こういう人たちが「生き物好き」ということでやどけんに入りたい!と思っていただけることは「虫キチ」の610としては大変喜ばしいことだ。いつになくテンションの高い今日のミーティングの様子を見れば、私だけでなく他のメンバーもそう思っているだろう。



Kさんの「お土産」のヨナグニシュウダ。日本最大級のヘビだそうで、おとなしくて非常にかわいらしい。その触り心地はたまらない。本土へ持ち帰ってきた際のエピソードが(失礼ながら)ものすごくおかしくて大笑いしてしまった。こいつを宿舎で飼育するのは大変そうだが、無性にジムグリやヒバカリを宝篋山で捕まえて飼いたいimpulseに駆られる。



もう一つはアシブトメミズムシ。このフォルムには見覚えがあって、標本バイトをやっていた時にこれと思しき大量の乾燥標本が出てきて「こいつはなんだ?」とみんなで不思議がっていた。ここにきてようやくその正体が分かったのだが・・・かわいい、かわいすぎる!もう顔がほころんでしまってどうしたらいいかわからない。よちよちと歩く姿、ひっくり返ると後脚を上手に使ってひょこっと起き上がる瞬間の健気さ、ビックリすると脚を引っ込めてせんべいみたいになった時のしぐさ! Kさんはこのかわいさをもっと布教したいと力説されていたが、その気持ちが充分に分かる。ありがたいことに1ペア頂戴できたので飼育をしてみよう。
もっとも非常にかわいらしい外見ではあるのだがこいつはカメムシの仲間で、鋭い前脚を使ってダンゴムシを捉え、体液を吸い取る結構獰猛な食スタイルを持つ。何でも見かけだけに騙されてはいけない。

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明日は今週3度目のロシア語の授業です(´Д`)  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)