2012年04月09日

本当に生き物好きが少ないのかは、まだ分からない

昨晩はとあるブログを見たせいでふとセンチメンタルな文章の書き方に目覚め、2時間で四千字を越える壮大な雑文を産み出してしまった。その前に風呂の中で考え事を巡らせていたというのに、いざ文章化するとちっともそのとおりに書けないもどかしさを覚えつつ、最近この手の感覚とは疎遠だったなあと思う。
この文章は自分のために書いたので非公開だが、支離滅裂ではあるが、言語化してみたらずいぶんと気が楽になったように思う。

さて今朝は6時に目覚めたのだが、昨晩夜更かしをしたせいもあってか眠気が引かない。
・履修登録
シラバスが手元になくても、どの科目を取るのかは随分前から練っていた。今日から履修登録がPC上でできるようになったので、さっそく入力に取り掛かる。相変わらず「学類迷子」も甚だしい時間割が組みあがっていく。ロシア語はまだよいとして、どうしてそれ以外にアラビア語とラテン語の名前が併記されているのだろうか。東洋思想、宇宙工学、芸専の科目… 気になるものは徹底的に履修しておく。
一応年間55単位までしか授業が入れられないのだが、集中科目と学芸員科目はここにカウントされないようなので、日程不明な集中科目をじゃんじゃん追加していく。1学期にある「ロシアの言語と文化」というものは3単位もあるのだが、これはものすごく興味を引かれる。生物や博物館の集中科目と被らないことを切に祈りたい。
結局、55単位を越えるのは必須なので、どうにかして集中科目に変えられるものは変えておかないとまずい。そういうことをやっていいのか分からないが、往々にしてそれらは専門外の科目なので(例えば「日本国憲法」は2単位、3学期に生物対象の授業があるのだが、時間割に加えてしまうと確実に単位数がオーバーして他の専門科目―生物学類生としての―を削らざるを得ない。これは理不尽ではなかろうか)、先生方にお願いすれば話を聞いてもらえるかもしれない。まあ、私の時間割の「異常さ」を見ていただければ納得していただけると思うが、それは甘いのかなあ…

・シラバスゲット
先に時間割を組んでから改めてシラバスをもらいに行く。新歓祭の準備に追われている人が多いためか一番乗りでもらうことができた。
読むのは後にして、やどけん部室へ向かう。

新歓祭
・謎の作務衣着用
昨年度は入居当初から作業服を着ていたが、筑波の冬の寒さに着用の限界を感じ、「そもそもいつでも作業服でいなくてもよいのでは?」と、近頃は着用の機会がぐんと減ってしまった。随分と普通の人間になったものだ(´Д`)
ただ、ちょうど髪が短い今の状況と、和服を着てみたいという謎の願望が春休みに入って無意識の中にうずいており、引越しを期に作務衣をネットで購入することを決意した。作務衣で虫探しとは何とも粋だなあと思って個人で実行する分にはいいが、もしかしたら作務衣姿の上級生がいたら印象に残るのではないか?と思い立ってしまってから実行するまでにはいかなる躊躇も挟まれなかった。
実際には610を知る様々な方から驚かれたようです(´Д`) 

・こんなに新入生は来ないものなのか
部室から標本や化石、旅行記のファイルなどを新歓祭の教室に運び、ビラを窓に貼って新入生を迎える準備をする。去年とは違って、きちんとした入学式がきちんとした格好で行われているので、スーツは良いメルクマールとなる。そんな人たちはまだつくばに慣れていないのでビラを断ることもできず、こういうものなのかと受けれているさまを見ている610は、去年作業着に身を包んでいたので誰からも新入生と思われず、一枚もビラをもらうことができなかった。もちろん、これは誇張ではない事実である。
それにしても、このテンションの高さにはついていけない。ビラ一枚も貰うことの無かった610は既にやどけんとたびてつに入ることを決めていて、それ以外のサークルの勧誘はキッパリ断っていたので、歩行の妨げになる勧誘の人たちの群がりは好ましいものではなかった。
きっと610のようにすでに入るサークルを決めている新入生もたくさんいたに違いない。でも、残念なことに、その人がやどけんブースに入り浸ることは無かった。

・マニアックな生物学類生はやはりいるものだ
今を時めく大学生の明るさ満点の勧誘方法とはちょっと違う、生き物好きな人たちの出現を「待つ」やどけん式ビラ配りをしている中では、ちょくちょくビラをもらいに来る新入生がやってくる。だから、決してやどけんが新入生から見放されているわけではない。
新しい生物学類生の中に一人、ドイツ箱を持ち込んだと語る猛者が現れた。大学周辺のチョウ・ガを捕まえたいと意気込んでいる。彼がブースに来たのを610は見ていないのだが、間違いなくやどけんに入るであろう。そしてKさんとチョウトークを無限に繰り広げられるであろうことを望む。
こうしてちらちら新入部員候補が現れはするのだが、GEN君によればその多くは生物学類生だという。それはそれで喜ばしいことだが、610としては人文・日日・社学・国際・教育・心理・情報・医療などなど多方面の生き物好きが一人ずつでもいいから集まったら面白いだろうなあと感じる。願わくば、高校時代の生研のような、ゆるさとガチの入り混じったような空間が再現できればいいなあと思うのである。まあ今でもそうだと思うが。
あとは、女性陣がもう少し増えればいいのだが… 芸専の新入生で「鳥の剥製を描きたい」といってきた人がいたそうだが、一度に2人以上の女学生が来れば、翌年以降新入生が安定することを610は高校時代に確認している。今回も一名、資源の新入生が来た(入会希望強し)ので、少なくともあと一人来ればいいなあ…

・クマバチぐるぐる、雑巾ぐるぐる
610がブースにいた時には合計2名の新入生がやってきた。うち1人は虫が好きだということで、これは脈がある。虫屋の数が増えるのはいいのだが、他の趣味屋も是非来てほしい。このブログを見ている新入生は「まだ」いないと思うが、やどけんにはありとあらゆる生物好きを待っています(´Д`)
殆どはやどけんメンバーの内輪ネタに花を咲かせていたのだが、同じ教室でブースを開いた他のサークルも似たり寄ったりな状況。文化系サークルはこんな感じのところが多いのだろうか。

新歓祭は15時で終了し、荷物を片付けた後しばし歓談。先日NZから帰ってきたカセキさんが現地で拾ってきた貝殻のきれいさもさることながら、この辺りで貝化石を拾っていた時のエピソードが(失礼かしら?)楽しかったなあ、そしてIさんとのアツすぎる共演がまた・・・最高でした。
部室に戻り解散後、今のところやどけん唯一の女性メンバーとなっているYさんと虫談義。Yさんは虫屋ではないが抵抗はないようで、そういった人に虫を語るのは610の大いなる楽しみでもある。だから上にも書いたように、ガチな虫屋以外にも、虫の名前は全然わからないけどニガテではない、といった感じの人たちがやどけんに来てくれることを強く望むのである。
Yさんはハチに刺されまくっているようで、ハチに対するエピソードがなかなかに豊富であった。そのうちのいくつかが腹を抱えるほどに可笑しかった。そんなに田舎に住んでいなくても、必ず虫は我々の身近に存在しているのだから、誰だって一つや二つ虫が関わったエピソードがあるはずである。いったいその過程のどこで、虫に対する興味、および、虫を取り巻く自然に対する興味が消えていくのであろうか。

・食事会はなし、たびてつの方にもいかない
虫談義の終わった頃、まだ外は明るかったのだが、610の新歓祭はこれにて終了。あとはいつも通り、夕食を準備して、風呂に入って寝るだけである。
たびてつを始め、多くのサークルでは「新入生無料」の食事会を頻繁に開くようだが、やどけんでは新入部員も定まった頃に一度だけやるのが定番(?)らしい。610はたびてつはもとより、やどけんのミーティング後の食事会にも参加しない程度に外食をしないのだが、その最たる理由は食費の問題にある。
それはともかくとして、やどけんでは食事会を開かないため、ただ飯目当ての新入生は最初から現れない。そのため、おのずと新歓祭の訪問者も少なかったのかもしれないが、逆に言えば、今回ブースに立ち寄ったりビラをもらってくれた人たちは生き物や活動自体が気になっているわけであって、高い確率で新メンバーになり得る。あまり他人の意見や、その場のノリに流されずこのサークルを選んでくれると思えば、今日メンバーが来なくたって大して心配することは無いかもしれない。

そういうわけで夕飯も済ませ、このブログを打っていた時、隣のT君がわざわざカレーを作ったので食べませんかと誘ってくれた。今まで料理をしたことが無く、鳴れない様子で捕食室で作っていたのを見ていたが、こういう時にさっさとご飯を食べてしまったことを後悔したくなるのだろう。

~・~・~

明日の午前中はたびてつの筑波山観光のことについて話し合い、夜にはミーティング+食事会に参加することになると思います。2日連続で食事会に出ると出費がバカにならないのですが、かといって1回も参加しないと新入生の顔が覚えられないと思うので、今日の食事会には行かないことに決めました。今日の参加者がどれだけいるのか分かりませんが、さすがたびてつ、多くの新入生のアドレスをゲットしているようです。2日連続で来るような人がいれば入会濃厚なので、そういったメンバーには自己紹介をしておいて損は無いでしょう。
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Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)