2011年11月05日

意地のノンアルコール

2時半ごろに全く眠気を感じず目が覚め、3時まで待機。目覚めが悪い時は寒くて布団から出るのが億劫に感じるものだが、よい時は逆に暑いくらいだ。発生学レポートをまとめたり、昨日の実験レポートをしたりする。そして二度寝をしたところ金縛りにあう。突然誰かが610の上にのしかかってきたようなか感覚に襲われるが動けない…

TXのきっぷを買っておくため、7時13分発のバスに乗車して旅行スタート。休日はバスの本数が少ないために、もう少し遅くいってもよかったのだが選択肢が無いのが辛いところ(自転車で行くという方法もあったが)。切符を買ってしばらく改札前で待機し地上の集合場所へ。びっくりしたことに8時前につくば組は全員集合完了。この先班ごとに分かれて行動するのだが、610は技大生T君の介助者を担当することに。彼は光を感じる程度しか見えないらしく、どう接すればいいのか全く分からないのだがとりあえずは殆どの工程を一緒に過ごすことになる。
技大生とその介助者には身体障害者割引が適用されるので有人改札にてその旨報告することで双方とも小人料金で乗車することができる。TXの場合は券売機で子供用のきっぷを買うのではなく、有人窓口できっぷを発行してもらって入場するのだが、ここでは複数人まとめて一つのきっぷにまとめてもらうことができるので随分スムーズに入退場ができた。
28分発の快速で北千住まで向かい、ここで合流するKさんを待つがトイレに行かれたらしく時間を食われる。ここから千代田線に乗り換えたいのだが、もしかしたら間に合わないかもしれない。合流後急いで券売機に向かうのだが、いっぺんに購入できる限度は大人3人、小人2人であって13名(大人7人、小人6相当)分を幹事二人で買わなければいけないとなるとここでも時間を食われるここでちょっとした問題が…。駆け込みセーフで予定列車に間に合うのだが今日一番の混雑。土曜のこの時間帯は通勤通学の利用が多いのか…それも西日暮里辺りで解消されたので一安心。
表参道にて半蔵門線に乗り換えて一気に宮崎台まで向かう。実は先ほど買ったきっぷでは渋谷から東急線乗換の連絡という項目が設定されておらず東京メトロの区間までしか買っていなかったので後で乗り越し精算をしなければならない。これが気がかりだったのだが実際駅についてみてしばし混乱。普通利用の方には各自精算してもらって技大生+介助者は窓口精算によってひとまず落着したのだがこれは今回の反省点その1となった。




宮崎台駅前に電車とバスの博物館が隣接しており、ここでは班ごとに分かれて各自自由に見学してもらうことに。東急系列の博物館なので展示も東急のものばかりだがそれでも見ていて面白い。釣りかけ駆動のモハ510(惜しい!)や東急コーチというバスの運転体験をやってみたのだが精度はあまり良くなく、特にバスに関しては実際の運転より数倍は難しいのではないかと感じた。
この博物館は再入場可能なのでいったん外に出てお昼に。かつて春旅行の際に立ち寄った川越のラーメン屋でのリベンジということで今回もラーメン屋に突入。610に味の評価を期待するのは間違いといえよう、しかしながら前回のところはなかなかハイレヴェルだったこともあってか、あれよりかはマシではないかと感じることはできた。ただ狭い店内へT君を誘導したりする中で思ったことは目が不自由な人の行動範囲は健常な人たちに比べてとても狭いのだなあということである。
出発まで時間があったので今度はイベント館へ向かう。ここでは何と旅客機の運転体験ができるということで乗り込んでみたが、操縦桿の操作は左右の手で別の操作を行うマスコンに比べて単純に思えた。自動車と比べると、ただ右左に曲がるだけでなく機体の上下方向の操作も加わったことによる立体感を楽しむことができた。

宮崎台から溝の口にでて、しばらくJR線を利用。指定席券売機のおかげでしばらくはきっぷ購入の労から解放される。まずは新子安へ向かい、そこから20分ほど歩いてキリンのビール工場へ向かう。入り口にはツアーバスが止まっていたり、受付もずいぶんきれいでお金を取らないというのにずいぶん工場見学に熱を注いでいることが伝わってくる。ラッキーなことに予約した時間帯はたびてつのメンバーのみで案内できることになったので、生産ラインは止まってはいるもののビールの原料や製造方法について説明を伺う。公募による発酵を14~15℃の温度下で行うことが不思議だったので質問してみたのだが、なるほど呼吸で熱が出るからむやみに高い温度に設定する必要は無いのかと分かってスッキリ。
そしてビールの試飲に移るのだが、610はサバを読んで未成年として申し込んでビールのブロックに成功。しかしながらノンアルコールビールが飲めると聞いて酒ではないこれを拒否する理由が思い浮かばなかったため紅茶の次に注文してみることに。飲むのは祖母のお通夜の時以来だが、まあ苦いこと! こんなものを何倍も飲める人の気がしれず、「賢者の飲み物は水である」と言わしめたソローの思いがなんとなくわかった瞬間でもあったが、まずいながらもすべて飲み干す。何でもかつてのノンアルコールビールは発酵させてからアルコールを除いていたので0.01%ほど混じってしまっていたが、今は発酵そのものを行わないため0.00%表記が可能であって、原液自体はもっと甘いらしい。そちらもぜひ飲んでみたいなあ…




今来た道を引き返し、新子安から海芝浦へ行ってみる。ここは東芝の敷地内にあって、駅でありながら改札から出られない奇妙な終着駅として知っている人は知っている場所であって、610は過去2回ほどここに来たことがある。天気が良ければ夕焼けが楽しめるかもと思って今回の旅程に組み込んでみたものの、つくば出発時の青空はどこへやら、到着時にはただ空が暗くなっていただけで残念であったが、それでも京浜工業地帯の夜景やベイブリッジなどはなかなかいい景色である。ダイヤの都合上10分程度しかいられなかったが、初めてここに来る方も多かったようなので楽しんでいただけたのなら幸いである。
いまなら期間限定で「ぶらり鶴見線パス」が発売されているようなので、年末の帰省(するか分からないが)の時にでももう一度行ってみようかなあ…

鶴見に戻ってみたところ京浜東北線が止まっているとのこと。ここで今日2度目の混乱。本来の予定ではここから有楽町に出ることになっていたが、近くの京急線に振り替えて品川まで利用する予想外の事態に発展。鶴見駅前は浪人時代Bookoffに立ち寄ったりして記憶に新しい場所だったので大して困ったりはしなかったのだが、このために後の予定は崩壊。京浜東北線利用だったらはっきり見える610家も、京急利用(しかも快特)だと慣れていないと見つけられない。品川についたころにはケト線も復旧していたが、山手線経由で有楽町に到着。ここからまた切符購入の手間が生じる。
さて月島から予約を入れたもんじゃ焼きの店に向かうのだが、道をいったん間違えてしまう。それでも無事に到着してひとまず安心。たびてつ9年目の大ベテラン、Oさんからもんじゃ作りの秘儀を伝授してもらって幹事のE君と一緒に練習。今までもんじゃといえば作ってもらう一方だったのだが、これからはもんじゃ奉行としても活躍できるかもしれない。お好み焼きも頼んでいくのだが、注文がなかなか来ない。あまり遅くなるとつくばからの終バスに間に合わない可能性もあり、東京駅から高速バス利用となる可能性もあっただけに610は気が気ではなかったのだが、何とか終バスには間に合いそうな時間までに店を出ることができた。ただ悲しいことに雨が降っており、底に穴が開いている靴を履いていることを後悔(これは水に対する不便さだけはなく、枯草の茎も容易に侵入してくる危険さを木曜日に感じたこともあって、早急に買い替える必要を感じているのだが・・・)しつつ、駅までの数分間を過ごす。都営線の券売機は今までの中で最も使い勝手が悪く、複数人同時購入ができないばかりか領収書も発行できない。ひとまず新御徒町に出て最後の大一番。TXは朝と同様だったので12分間の猶予の中で何とかやりくりすることができた。ここまで来てしまえばあとは戻るだけ。T君もお疲れの様子だったが、610は意地でも起きていようと再び両生類図鑑を手に取る。

そうして終バスには余裕の接続時間をもってつくば到着。帰宅し、一息ついたころには23時を過ぎてしまっていた。幹事の重荷から解放されたかというと、まだまだ会計作業が残っている・・・

今回は旅行というよりはT君の介助者として一日行動を共にしたことがとても稀有な体験として強く印象に残っています。彼の様子を見ていているといろいろ大変なのかなと思うのですが、もしかしたら当人はそう思っていないのではないか、むしろそういう風に感じてしまうことは健常者のエゴではないのかとさえ思えてきて、もう少しいろんな話を聞きたかったのですが会話力の自信の無さから質問することもできず若干の後悔を感じています。今後もたびてつメンバーとして一緒に旅行に行くことはあるでしょうが、介助者になるかは分からないのですが、次に接する機会があったらもう少しお話を聞けたらなあと思いました。

~・~・~

明日はおとなしく勉強することになりそうです(寝すぎないようにしないと)。天気が持てば宝篋山に行きたいのだけれど…  


Posted by Impulse610 at 06:10Comments(0)