2011年07月28日

考えることを放棄してしまった、思考停止のまじめさ

久々にケータイの目覚ましを全部切って、昨日は20時前には就寝してしまったのだが、今朝はなんと9:20起床。島根では21~翌5~7時の間寝ていたので寝不足というわけではなかったのだが、やはり夜行バスの強行日程が堪えたのか、それとも今日のスケジュールをまったく立てていなかったこともあってかグダグダと惰眠をむさぼってしまったのである。とりあえず昆虫標本の整理をし、届いた荷物を整理しつつ、『下流大学が日本を滅ぼす!』を読み終え、13~19日までの日記をブログに掲載。今日は特に書くこともないので、本の中で気に入ったフレーズを追記には書かずこちらに載せることにします。

 私の知り合いの先生が言ってたけど、ゼミでレジュメを書いてきて発表したとき、先生が、
「ここんところをもう少し直した方がいいんじゃないかな」
って指摘したら、その場で口から泡を吹いて倒れちゃったっていうんだ。信じられる?
 人から批判されたことがないんだろうね。だからちょっとした指摘を受けただけでパニックになったんだ。親が甘やかして育ててるから、バカとかトンチキとか言われたことないんだ。ちょっと直したらっていわれるだけで、ショックを受けちゃう。


 最近は人前で平気で泣く学生が多い。ウチは美大なんですが、作品をみんなの前で評価する授業の際、「これはちょっとわからないな」と言ったくらいで、言い訳をしながら泣き出すんです。本人たちに恥ずかしいという意識はないようで、むしろカタルシスを得てスッキリしたような感じにも見える。表現みたいに泣くんです。

 ま、個性教育も結構だけど、人生、好きなことばかり選んで生きてはいけないわけでね。小学校の段階から、子供が好きなものを選ぶっていうやり方に慣れちゃうと、果たして社会に出てから適応できるかなって疑問に思うね。実際、もうそういう風に育った奴らが大学や社会で不適応を起こしてるんじゃないかな?

一人で大学に来ること自体が無理です

 すみません、子どもが少なくて、誰でも大学に入れちゃうもんで、それで誰も勉強しなくなりました、学力低下しました、バカが増えましたとは言わない。そんなこと、正直に言ったら、大学はけしからん! って批判されるからだ。
 で。何て言うかというと、小中学校の教育が悪い、ゆとり教育が悪いっていうわけだ。国際的な調査でも日本の子供の学力は低下している、こんなバカに大学は教えることはできない、ちゃんと教育してから大学によこせという。
でも、だったら合格させなけりゃいいだろって私は思うね。


大人なんてファミレスの店員とかテレビのお笑いタレントみたいに思われてるんだよ。

それに近年、学校もサービス業だから授業料に応じた良いサービスをすべきだという妙ちきりんな新自由主義的価値観が広まったおかげで、ますます学生も親も大学を勉強する場ではなく、ショッピングセンターみたいな消費の場として見るようになったんだと思う。

でも、大学の先生の授業なんて面白くないのは当然で、それなら自分で本を読もうというのが普通なのに、授業が面白くないから文句を言うってのは、ちょっと大学生としてどうかと思うね。
※授業評価アンケートをやり終えた後だから、う~んと考えさせられます。

ある大学では、学生の英語力があまりに低下したので、先生が中学並みの英語の試験をした。それでも50点以下の学生もいたので、その学生に試験の内容を復習するように宿題を出したら、あとから親子揃ってクレームの電話をしてきて、なんていうかと思ったら「パワハラだ!」って。バカとしか言いようがないよ。先生が学生に勉強しろって言ったり、宿題出したりするのがパワハラって言われるんじゃ、何もできないじゃないか。

「今の授業料には親への教育サービス代も込みである」

テレビに出てる有名人の授業を聞けるっていうと授業料を払う甲斐があるっていう程度のバカな学生、バカな親が多いんだろう。これじゃあ、まじめに研究している先生がかわいそうだね。


 いやあ、私、ほんと、いま会社にいなくてよかったよ。「ダメ」とか「違う」とか言えなかったら、こっちの頭がおかしくなるよ。私、そういうことしか言わないからね。今、若いもんを使う立場だったら、ナイフで刺されてるかもなあ。
 でも幼稚園じゃないんだから、「うまくできたな」「考えたねー」なんて言われなくても働けよ。「よく知ってるね、さすが」だって? コピペしただけだろ。「素晴らしい」?「完璧」? 新人が素晴らしくて完璧なら世話ないよ。そんなの嘘つきだよ。サラリーマンは大変だなあ。


最近は自分から「僕はほめられて動く人ですから」と言う新人社員がいるという。いやはや。

若手社員はみんな同期のことをほめるんだって。彼はすごいです、うまいです、今度の仕事も完璧ですって。
 アホか。同期同士でほめ合っても、クライアントがダメだと言ったら終わりじゃないか。


最近のモンスター・ペアレンツは、社会人になった子どもの営業回りに母親が同伴するというようなすごいことになっている。

MDS(≒emurand)の「優しい空気」に浸ってきたせいで、どうも自分の意見をうまく言語化できないのですが、昨日取り上げた『私は若者が嫌いだ!』と似たような感じがします。

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明日はカンダタの御訪筑があるらしい…

その前に、本免試験を受けに行ってこようと思います。合格すれば即日免許証が手に入る!  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)