2019年10月31日

2019. 10. 19-31 の人生

10.19 なかなか卵を産まないトワダ♀飼育容器に♂を投入。TEM観察。なにをみているのかさっぱりわからない。

10.20 大学前駅まで車で行き、そこに車を置き、下之郷まで歩き、そこから別所線にのって別所温泉駅へ。チャリティーイベントをやっているとのうわさを聞き、わずかばかりの協力。帰り際に産卵中のナツアカネを1匹採集して採卵。トンボの中腸形成が気になるのでお試しで観察してみたいのだが、後から知ったのだがナツアカネは卵越冬するのでおそらくどこかで発生が止まってしまうようだ。人工的に卵休眠を解除できればいいのだが。南半球に投げるメールを考え、ラグビーを観戦。

10.21 科研費の原稿をBOSSに投げる。コオロギの切片をひたすら切る。

10.22 コオロギの切片をひたすら切る。

10.23 コオロギ切片の観察。オーバーホールに出していた双眼鏡が返ってくる。きれいになりすぎていて使えない。困った困った。夕方目が痛くなり観察不可に。目を休ませて英会話に参加し、夜は早めに寝たのだが6時間も寝つけず辛い夜を過ごす。

10.24 トワダの掃除。切片のトリミング。連絡会。近所の学校にマムシらしきヘビが出たとの連絡があったので技官さんとともに学校に行ってみる。容器の中には小さなアオダイショウの幼蛇がいたのであった(引き取って後に逃がす)。書類書き。

10.25 コオロギ樹脂ブロックのトリミングと切片作製。ラボの倉庫を少し片づけ。カビにやられて死んだトワダ♀を解剖して放っておいたところ、腹の中の未受精卵の多くが、勝手に受精したのか順調に発生している模様。ちょっと安心。主人が来る。

10.26 午前中はゆっくり過ごす。昼に突然の訃報を受けて意気消沈…主人の計らいもあって下山して帰を落ち着かせようということになったが、その前に台風の被害を受けた構内の滝を見に行く。途中笹薮で何かが動いたのだがその正体は分からず、倒木が動いたことにして滝周辺の地形が大きく変わってしまったことを確認。そして下山途中に寄り道してかなりひどい状態になっている下線上流域を見てから喫茶店とショッピングモールに出かける。

10.27 何もする気も起らず時間が過ぎ、主人がいなくなる。そのあとタイカレーを作る。

10.28 ラボワークをするのも気が重かったのだが、いつも通り過ごす。科研費を提出してコオロギの切片をひたすら切る。後輩と色々話す。でも夜にはやる気がなくなり、公募のスレをひたすら見たりする。

10.29 通常復帰。トワダの♂♀が1匹ずつ死んだので、解剖して人工授精を試みる。うまくいくんだろうか。コオロギの切片をひたすら切る。

10.30 コオロギの切片をひたすら切る。英会話。香典をつつむふくさとベルトがないので慌てて下山し、閉店寸前の所で手に入れる。

10.31 早朝にBOSSの車で告別式へ。移動中にも現実を突きつけられ、とてもつらい気持ちになる。早く着いたのでしばらく待機して会場へ。生前をしのぶアイテム、参列者やご遺族のご様子、献花時の最後の別れ、つらいものばかり。そこまでかかわりのない私でもかなりショックなのだから、より近しい方のことは察するに余りある。見送って直帰。車の中ではだんだんといつも通りの議論をしたりする。さて職務復帰をしようと思ったが、そんな簡単にはできず、論文や切片画像を整理したり、論文を読んだりしてリハビリ。しかし、一人でいると色々思い返してしまうなあ。せめて、最後に見かけたときに一言話しかけていればよかった…  


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2019年10月18日

2019. 9. 29-10. 18の人生

9.29 10時過ぎに起きる。試験勉強。

9.30 午前中歯医者。前歯がやや欠けていることをどうにかしてもらおうと思ったが、気づいたら奥歯のえぐれている部分を治療された。かけている部分は色々やってもまた取れてしまう可能性があるのでむしろこのままのほうがいいらしい。5年ぶりくらいに歯医者に来たがよく磨けるというコメントをいただき安心。ついでに給油・買い出し・エンジンオイルとエレメント交換もしたりする。帰菅したら、久々に飢えと苦しみ、そして死を連想させる書類関係のお知らせが届き、採用でも不採用でもない面接候補という結果を得る。同時にオフィス前に大型ツグミの死体を見つける。クロツグミのメスのようだ。それから某カワゲラの卵形態の観察。

10.1 某カワゲラの卵の処理に失敗する。科研費をする。夜は試験対策。

10.2 午前中に後輩を連れてトワダめくり。幼虫を15匹くらい、成虫も2匹獲る。ついでにベニテングダケをとる。午後科研費、明日の打ち合わせ。夜、ベニテングダケの傘をバター炒めにして食べる。ものすごいおいしさに幸せになる。副作用に関しては、やや胸やけがあるがそれ以上のことは起こらず。

10.3 南信から3月まで研究室にいた同期および彼の教え子一同が実験所に来るのでその対応をする。科研費、トワダ、試験勉強。

10.4 試験対策をして秩父に移動。

10.5 早朝に東京へ出向く。電車内で勉強しようと思ったが眠くてできず。試験はほぼOK。その足で銀座のニコンプラザに出向いてSEのオーバーホールを依頼、そして念願の銀座双眼堂へ。店主の方から1時間近くも、スワロフスキーの哲学についてお話を聞く。秩父に戻り、主人の勧めで映画鑑賞。私は人に自慢できるくらい映画を知らないのだが、それは色々な局面で不利益を被りかねないという懸念もあったので、どうにかしようという試みである。Back to the future と Matrix をみる。小学生くらいの時に大げさに反り返る遊びをマトリックスと呼んでいたのだが、ようやくその大元を知ることとなった。

10.6 皆野の道の駅に出かけ、7周年記念セレモニーをみる。栗を買う。昼に立ち寄った定食屋のクオリティが高くてびっくり。午後、とある竹細工店に出向き、店番のご婦人から色々な話を伺い、置かれている状況が私の研究分野に近い気もしてしんみりする。かごとざるを購入。帰菅する。

10.7 トワダの世話。某カワゲラの切片作製。異様な光景が見られたのであれこれやってみるがあまり改善せず。TEMでもみてみたがもっとひどくてどうしようもない。まあそもそも固定状況がまったくTEM観察に不向きだったのである程度予想はついたのだが・・・うまくいけば短報の1つも書けたかもしれないがこれにて研究終了。コオロギに支配される人生を再開。

10. 8 南半球について、某公募、ようやく自分でもたたかえそうだ。倉庫の荷物をうつす。色々あって半ば撤退のような形でラボの規模を縮小せざるを得ないのだ。午後、某助成金。ダイヤモンドナイフの整理。コオロギトリミング。

10.9 洗濯、年金、南半球、倉庫片付け。厚切り切片。超薄切片。厚切りの観察をしてみるが、虫が変わったこともあって何を見ているのかよくわからない。

10. 10 コオロギTEM。固定や電子染色に関しては問題なさそうだが、光顕レベルでもよくわからないものを電顕で見てわかるわけもなく、もっとたくさん切らないといけないことを実感する。とりあえずは完成した中腸がどんなものか把握したいので、それを切ることにする。午後から伊豆半島先端に社を構える実験センターの方との交流会。なぜか私が発表することになったのでD論本審査の内容を話す。修論審査の時に言われたことをそっくりそのまま言われてしまったので、ここはもう少し話し方をどうにか工夫すべきであった。夜の懇親会では弊所の技官さんから色々伺い、二次会では弊事務からなかなか激しいことを聞く。

10.11 午前中、BOSSたちとリンゴ狩り。午後慌ててトワダ探し。この時期にはもう幼虫採集は難しいようで、闇雲にスウィーピング。メスは2匹しか取れず、でもゼロよりかはましか。台風で深刻な降雨が予想されている秩父へ移動。その前にたんまりと買い出しをするが、水以外の食糧はおおむね売っていた。さて途中横川あたりではワイパーを最大に動かしてもなお前が見えないくらいのひどい雨で、運転に恐怖を感じるなどしたが無事に秩父到着。

10.12 主人は職場での待機命令が出されたので留守番。映画を見てもよいといわれていたが台風のニュースが気になって、結局は延々とFMラジオを聞き、1時間ごとに自分の馴染みのある地域のアメダスを更新、台風情報をひっきりなしに検索するなどして過ごす。学生にやや不穏な動きがあったのだがとりあえず安全は確保できたようで一安心。

10.13 自分の居場所は無事であったが、別所線の橋が落ちてしまった。主人と合流して午後は小休憩を挟み、龍勢祭りを見学。会場の吉田地域でも家が流されてしまったらしいし、朝の時点で秩父は陸の孤島であったが、それでもお構いなしに祭りをするのが秩父人の心意気なのだろうか。ロケットの中から唐傘やパラシュートが出てきて、ふわふわと空を舞っているさまはなかなかに非現実的なものであった。帰って映画鑑賞。万引き家族とクレヨンしんちゃん大人帝国の逆襲を見る。主人には後者の受けがとても悪く、これからはしんちゃんは一人でみようと誓ったのであった。

10.14 休養日。昼まで寝て映画鑑賞。この世界の片隅にとロボットをみる。ロボットはインド映画なのだが色々と滅茶苦茶で大変おもしろかった。

10.15 帰菅。上信越道が碓氷峠区間で通行止め、一般道合流地点ではけっこう渋滞したがそれ以外はスムーズ。帰菅途中の光景が様変わりした場所もあり、台風の威力を知る。弊住居は、屋根が飛ぶかガラスが割れるかは覚悟していたが無事であった。自炊。

10.16 窓ガラスに貼っておいた養生テープ・ガムテープをはがす。ガムテープの部分はかなりくっついてしまってつらい。コオロギトリミング・面出し。準薄と超薄を交互に切っていく。英会話。先輩から心配のメールが届いたのでお返事。うちに帰ったら玄関にマイマイカブリ。かつてはこれを求めて色々な場所に出かけたものだが、今となっては居ながらにして採集できてしまう。

10.17 コオロギの準薄および超薄切片作製。週末の天気が不安なので今のうちに買い出し。夜は学生主催のお好み焼パーティー。

10. 18 南半球から返事が来る。コオロギの準薄および超薄切片作製。事務処理。支持膜づくり。切ったり染めたり。  


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2019年09月29日

2019. 9. 16-28 の人生

9.16 E学会3日目。3題しか講演を聞けずに会場を去る。お土産を買って秋田へ。悲しいことに帰りも指定席が取れず、何とか秋田経由で座れることになった。秋田で主人の要望によりいぶりがっこを買う。あっという間に首都圏に戻り、また山に戻る。

9.17 買い出し。疲れていたので何をしたかメモを残しておらず。

9.18 午前中に南半球のカウンターパートについて。南半球の本も届く。英文校閲の確認。某カワゲラについて。科研費について。10月半ばに3年契約が結べるか無職になるか決まるのだが、無職になっても科研費の申請はできるのでそれについて色々相談。とりあえず”戦略的無職”はできそうとのことで、まあならないことを願うが、その可能性もあるということを了承いただく。

9.19 科研費。公募第2弾について調査。論文投稿。ミスをしたので再投稿。科研費と公募。

9.20 とある資格認定試験を受けることを思い立ち準備。主人が来る。

9.21 野辺山へ移動し某談話会に参加。カワゲラの話をする。主人から、お前の発表はとてもつまらなそうだからやめた方がよい旨を指摘される。学位審査で合格するための消極的な発表方法からそろそろ脱却していかないといけません。ほかにもいろいろな方々の発表を聞きつつ、鍋をついばんだり酒を飲んだりする。気づいたら缶ビール6本も開けるなどめちゃくちゃであった。

9.22 片付けをして近くの峠に行き軽く散策。その後山の奥に移動して川虫やキノコを探す。ヒメガロアムシ♂成虫を採集できて満足。スーパーで昼を食べ帰菅。

9.23 唐沢でトワダさがし。釣り人に声をかけられたが個人を特定されるなどする。人生初のチッチゼミの採集に成功。これまで幾度となく鳴き声を聞いていたのだが木のてっぺんにいると思いこみ、ここにいる間には採れるかどうかわからない虫の一つであったが、手の届く草の上で鳴いていたので楽勝であった。しかし小さいゆえかおもちゃみたいでかわいいセミである。トワダは11匹くらいとれる。主人が返って某カワゲラの処理。

9.24 一日中公募をする。伊予の国から使者が来る。ちなみに公募第一弾は12日に不採用通知がくる。まあ査読付き論文3つしかないとそもそも選考の土俵には立てないのだろう。

9.25 公募第二弾を投擲。帰り際にまたチッチゼミを拾う。コオロギ固定卵の仕分けをしてから寒天包埋。英会話の授業。

9.26 科研費。コオロギ脱水。仕分け。卵固定。

9.27 コオロギ樹脂置換・樹脂包埋。某カワゲラの卵SEM資料準備および観察。どうやら未成熟卵らしい。いくつかの気になる構造についてはこれといった結果が得られず。

9.28 BOSSが担当する某講演の準備とSEMの実演。こういう時の話し方をどうにかつまらないプレゼン発表に導入していきたいものだ。後輩と伊予の使者たちと買い出し。その際に代表者と色々な話をする。戻ってきて今度は後輩たちと西表島から来訪中のポスドク氏と居酒屋に行って色々話す。  


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2019年09月28日

2019. 8. 19- 9. 15 の人生

8.19 ラボデスクの片付け、後輩の面接練習。公募についてBOSSに相談。先輩方と競争してしまう懸念があったが、このご時世仕方ないだろう(まあまだ業績が足りないのではじかれるとは思うが)というアドバイスを受ける。原稿を投げてE学会のポスターづくり。最初はA0サイズでやろうと思ったが入りきらず、やむを得ず引き延ばすことに。夜は原稿の英語化を進める。

8.20 AMポスター作り。構成を考える。PM論文英語化だいたい完了。自炊。夜、今書いている原稿から分離されたデータを生かすために必要な追加データを調べる。

8.21 日中はE学会ポスター。昼過ぎにコオロギが届く。最近サボっていた生卵解剖の発生をチェックしたが結構孵化してしまっていた。昨日確認した追加データをとるための樹脂試料づくり準備。

8.22 追加データの寒天包埋。原稿英語化初稿の投擲。樹脂試料のトリミング。研究室の掃除。面出し。ダイヤモンドナイフで厚切り切片。ある程度切っていくと切片が巻き込まれる現象が頻発。『組織学研究法』届く。コオロギからの採卵法を考える。切った切片を染色。

8.23 午前中コオロギ採卵。時間がかかって効率が悪い。公募の書き方について調べ有料noteを購入してしまう。左目の眼精疲労がひどく早めに寝る。

8.24 コオロギ採卵。買い出し。ニンニクの皮をむく。自炊。樹脂包埋。採卵。

8.25 デスク周りの整理。採卵。先輩たちの負の遺産の片付け。試薬などを調整したのはいいが、卒業されるときに処理されずにいたものが結構あったので独断でまとめて廃棄。マンパワーがもう少しあればいいなあと思ってしまう。午後毛無峠にドライブ。素晴らしい眺め!ハイマツが映えていてホシガラスを期待したものの見つからず。戻って自炊して採卵。いくつか乾燥してダメになってしまっていた。

8.26 コオロギ採卵。公募書類をやろうとするも筆が進まず。E学会のプログラム届く。無事にポスター発表の欄に名前を見つける。e-Radの登録が完了する。これにより研究者番号が手に入り、科研費の申請資格を得た。その後researchmapの登録もするなどして現実逃避に精が出る。

8.27 コオロギ採卵固定。カワゲラ樹脂ブロックトリミング。5ブロック切る。原稿について結果の書き方に無理があるので書き直した方がよい宇というコメントと原稿が戻る。夜にまた卵を切って染めて採卵をして原稿を直す。

8.28 コオロギ採卵固定。昨日切ったカワゲラ切片の染色洗浄。論文指導、もっと簡単にする。午後染色封入。あんまよく染まらないので染色液の更新を思い至る。論文の筆が進まず。某カワゲラに関するよいお知らせ。夜に公募をして少々進む。

8.29 コオロギ採卵の用意を忘れていたことに気づく。昨日切った切片の観察。コオロギ固定法を考えるがあまりよくならず。論文を送る。南国のフルーツとバタフライピー茶。夜にやる気が失われたので公募先の機関を調べて抱負を書く。すぐに進まなくなる。

8.30 コオロギ採卵固定。固定がうまく行っていないような気がして色々考える。某所で採集した某大型昆虫が死ぬ。コオロギの固定が不安なので切片をとるために高速で樹脂を走らせる。公募先の情報を見る。論文が返ってくる。樹脂包埋。固定。

8.31 主人が来ていた模様。 コオロギ採卵固定。染色乾燥。毛無峠。破風岳。買い出し。

9.1 コオロギ採卵固定。カレー作り。主人を見送って毛無峠を調べる。

9.2 某カワゲラが手に入る。卵が欲しかったが未受精卵がわずかにあったのみ・・・染色。メールなど。公募。

9.3 コオロギ採卵固定。公募最終チェックしテクニックを聞く。出す。論文直し。やる気なし。

9.4 論文チェック。南半球に関するメールをいただく。。論文観察。カワゲラ樹脂用試料分離。某カワゲラについてBOSSと相談。まあTEMやってみるかという感じになる。南半球の有力な情報をいただく。

9.5 コオロギ幼虫固定について。E学会ポスター。メール。南半球。

9.6 コオロギ採卵固定。南半球。ポスター印刷。Z学会スライドをかるくBOSSにみてもらう。話し方を学生時代のものから変えていったほうがいいねというコメント。確かに私の学生時代の話は、学位審査を合格するためにかなり特化していたので、面白味もへったくれもないのである。さてZ学会には個人のノートパソコンをもっていきたいがここにはパワーポイントがないので互換用ソフトを入れてみたのだがスライドがひどいことになってしまい色々考える。結局はPDFにするのが一番手っ取り早い。主人が来る。

9.7 主人の友人夫婦が来て毛無峠(感動してしまったので3週連続で通うことに)に行き破風岳に登る。ホシガラスを探してそれっぽい鳥をみたが確定できず。その後林道で昆虫採集を楽しみ、温泉に行ったのだが出た後に大変気分が悪くなる。バーベキュー用品を買っているうちにひどくなり、まず腹痛がきた。その後吐き気が来てトイレ内で嘔吐。これで楽になったのだが明らかにおかしい・・・熱中症であった。主人からはお風呂前の一杯の水がどれだけ大事であるのか指導を受ける。バーベキューは私の家でやることになっていたのだが家主はひっくり返っていて何もできず、主人に色々任せてしまって申し訳なくなる。

9.8 まだ回復していないが外を散策してキノコや虫を探す。夫婦を見送って寝る。片付けをして主人を見送って寝る。

9.9 南半球について調べたりメールをしたりする。コオロギをいじったり南半球の論文を集めたりする。南半球は大分ありがたそうだ。

9.10 コオロギを少しいじる。その後絶望的にやる気が出ない。仕方がないので切片を切る。

9.11 コオロギと切片をしてから大阪に行く。移動中に、私の人生の指針や方向性を狂わせたロシア政治おじさんの本を読む。とてもよい。シベリアの豊富なミネラルを摂取しているから体に磁力が芽生え、スプーンが体にくっついてしまうおじさんが繰り出す、ほんとうの世捨て人の話は最高である。

9.12 Z学会に参加。大規模学会に来るのは初めてで色々とすごい。午後に発表。マニアックすぎて質問が来ない。その後BOSSに会って持ってき忘れた名刺セットをもらう。夕方のシンポジウムで鳥やSPring-8やBOSSの講演を聞く。その後シンポジウムの打ち上げについて行って博士課程の学生やポスドクと交流。

9.13 Z学会続き。発表を見て昼を食べてから近くの博物館に行ってみる。規模がでかいのだが特筆すべきは博物館手前にある蔵書コーナーである。かなり充実していて水生昆虫図鑑や土壌動物検索図説の第2版が無料で閲覧できる。これはよい。ついでに植物園も散策。その後学会賞の講演を聞く。中生動物の話はとても良かった(これを書くとどの学会に行っているのかすぐにばれてしまう)。夜に懇親会があって動物形態学の第一人者の先生に、グラウンドプランってどう思います?のような無謀なことを聞いてみたが自分では理解できないようなコメントをもらう。この分野は難しい。それにしても規模の大きさに圧倒され、知り合いの少ない私は隅っこでじっとしていたのであった。その後近くの銭湯に行って体を清め、夜行バス乗り場へ。E学会に出るため大移動を強いられるのだが、そこで少しでも体力を温存するため1列シートの豪華夜行バスを利用することにした。

9.14 結局そんなに寝つけず東京駅につく。ここから新幹線で青森に行くのだが、3連休をなめていたせいで指定席が取れずデッキで3時間過ごす。仕方がないので昨日の形態学者の新書本を読む。青森から弘前に行って駅前の居酒屋で昼食、そしてホテルで先に送っていたポスターを回収して会場へ。ポスターを貼り付けシンポジウムに参加。その後懇親会があり、顔なじみの方と会う。とんでもない報告を聞いたが、これがE学会での一番の出来事であった。

9.15 E学会2日目。午前中は講演を聞く。カゲロウの興味深い研究があった。午後にはポスター発表のコアタイムがあり、色々な人に説明をする。その後ポスター賞の発表があり、幸運にも受賞。その後小集会に出てカゲロウのもう一つの興味深い発表を聞く。その後の懇親会に参加させてもらい、とある修士学生のお悩みを聞いたり、とある若手教員と学生指導に関する共通の話題を持ったりする。E学会はZ学会よりも色々な人と交流できたように思う。  


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2019年08月18日

2019. 7. 30-8. 18 の人生

7.30 午前中生卵解剖胚の後固定およびスケッチ。午後BOSSの所にTEMデータもっていき相談。いろいろあって、カワゲラを一時中断しコオロギを使うことを打診される。一時的であってもカワゲラから解放される喜びも相まって快諾。ということでコオロギを使うにあたり色々文献調査をする必要が生じ、しばらくはそういう人生を歩むことになる。カワゲラと違ってコオロギは19世紀から今に至るまで色々な研究が存在し、フランス語やドイツ語で記載されている論文も多いし、分子発生学的アプローチを行っている研究グループもある。どうなることやら・・・

7.31 ひとまずフランス語で書かれているトノサマバッタ論文を英訳。いきなりコオロギでないのだが、同じバッタ目昆虫として気にかけずにはいられない内容であること、ページ数が短く全文英訳(某翻訳サイトに投げるだけだが、OCRの精度の問題もあって目視チェックが必要なので労力が大きい)しやすいことから選定。ふむふむ。その後BOSSにとある相談をしたが、思っていたことと違う回答が寄せられやや困惑。まあとりあえず今は文献渉猟を進めよう。夜に後輩の野望を聞く。私も人のことは言えないが、のちのちこけないためにも、もう少し文献調査をしてみるといいような気がする。


8.1 カワゲラ胚外部形態観察用に染色を進めたものの、洗浄時にほとんど流出してしまい悲しみに暮れる。ひと工夫必要だ。ドイツ語で書かれたクラズミウマ論文のうち該当範囲を英訳。切片のスケッチはよく参考になる。切片修行に来ている後輩および直属の後輩にエポキシ樹脂切片資料作成を指導。来週に迫った実習テキストの印刷。

8.2 19世紀の偉大なドイツ語発生論文から関係しそうな部位を抜き出し英訳。この時点で、現在の消化管形成のコンセンサスとほぼ一致したことが言われてしまっているので、この先付け足すことがあるのかどうか不安にも思うが、当時よりも観察の精度が高まっている今、改めて観察しなおしたらそこそこの発見もできそうな気はする。引き続き樹脂の指導。

8.3 修行中の後輩を下界に送る。各種買い出し。団子を買ってきて研究室メンバーで食べようと思ったが全員いないことに買ってから気づき、休みにもかかわらず出所していた後輩に布教。文献整理と20世紀初頭のドイツ語トンボ論文の英訳。

8.4 先日採集したシミが産卵したらしい。卵を別容器で保管しようと取り出したがその過程で大半をつぶしてしまう。イシノミやトンボの消化管形成論文を読む。消化管形成に関わっていそうなデリケートな構造があるのだが、これはおそらくTEMでしかはっきりしたことはわからない部類なので、どうやって仕留めるかを考えてみたりする。学生主体のBBQが開催されるらしく、幹事(直属の後輩)に肉の買い出しを命令される。前々から音に聞いていた名店ではあるが、行きは道を間違えて大変な目に遭った。どんな肉をどのくらい買えばいいか不明だったので店の人に要望を伝えたら見事に取り分けていただいた。BBQ関連の客は多いので慣れているのだろう。同乗していた解剖娘と牧場の話になって、帰りに牧場に寄り道。学生寮の庭先?でBBQをしたが、これは今までに経験のないものであった。なかなか楽しいひと時を過ごす。

8.5 さて本日から実習。例年と比べて2週間ずれ込んでおり、色々心配である。午前中に準備をして午後からガイダンスや講義、そして土壌動物採集。

8.6 本日は野外採集。イシノミ、ガロアとれず。熱中症とは関係のない体調不良者が出てしまったがそれ以外は平気。ムカシトンボ1匹。戻ってきて標本作製の指導。取れ高はそこまで悪くなさそうだ。

8.7 午前中にバッタの解剖。例年材料にしているヒナバッタが極端に少なく、やむを得ずイナゴモドキ等も使う。ここに日程変更の影響を見た。解剖娘が工作をはじめ、バッタの幕状骨がよくわかる頭部の模型を作製してしまった!しかし彼女の意に沿うような、突如として幕状骨に魅了される実習生は今年は現れなかった模様。その後解剖を続けつつ、終わった人から標本整理。水生昆虫採集の折に、謎の幼虫が取れたということで見せてもらったが、本当に謎で困惑。図鑑をパラパラ見ていたらそれっぽいのが見つかったが、マルドロムシなる見たことも聞いたこともない、ネット上にも情報が乏しいらしい虫のようだ。たまにこういうことがあるので勉強になる。

8.8 構内で追加採集。イシノミ、ガロアそこそことれる。弊はおそらく去年の実習で落としたであろう毒瓶を発見。各人、担当の昆虫を決めてもらいスケッチ。カメムシの謎構造が見つかったりする。BOSSから論文の直しが返ってくる。だいぶ削ることになるが、削ったデータは別の論文書けばいいということなのでそれも早いうちに手を付けたいと思う。

8.9 スケッチを書き上げてもらい、夜から発表会。今年はかなりすんなりとスケッチが作成されたが、さらにその出来もよく感心。その後、クワガタに愛を注ぐ実習生のアツい話を聞く。

8.10 実習終了。補助に駆け付けた研究室出身の先輩、解剖娘、切片修行の卒研生が下山してしまい、ラボにはいつもの静かなひと時が戻ってくる。修士、博士の時に感じていた孤独感が再来しないといいのだが・・・昼、直属の後輩と蕎麦屋へ。どうしても後ろ向きな話題が多くなってしまう。とりあえず研究はもう少し楽しくやっていきたいなあ。夜間、蛾が好きな別ラボ後輩と信州昆虫資料館のライトトラップイベントに出向く。蛾が分からない弊はヘビトンボとチャタテムシを採集。後輩は色々なつながりができたようであった。帰りに研究関係の色々を伺う。なかなか大変とは思うが、希望通りの道を進んでもらえればと思う。

8.11 バスと新幹線、秩父鉄道経由で主人のもとへ。弟およびその配偶者候補が秩父に遊びに来ているので同席を依頼されたのであった。銘仙館を軽く見学、2日連続で蕎麦、近傍の河川で釣りチャレンジ。餌の川虫をとったり、ヌマムツを釣ったりする。弊は時おり水面を飛んでいく、オニヤンマのような赤みを帯びた大型トンボの採集をもくろむがことごとく失敗。夜はホルモン屋に行って色々な部位を堪能。肺をはじめて食したが味がしなくてビックリ。終電で帰る弟とその彼女を見送ったころ、全身にじんましんが出ていることに気づく。そういえば川にいたとき意味もなく全身がかゆくて不思議だったが、まさか・・・であった。きっと疲れからか生じてしまったのだろう。

8.12 疲れからか日中は寝て過ごし、涼しくなった夜、菅平に避暑に出かける。先月、チャンジャがおいしいことを知ってしまったので、また買ってしまう。

8.13 前から行ってみたかったビーナスラインに行く。途中白樺湖に立ち寄る。白樺湖入り口の交差点を過ぎたあたりからの絶景はなかなかのものであった。霧ヶ峰でホオアカを沢山観測。ビジターセンターの近くに美しいキベリタテハ。コウリンカなど各種高山植物?を観察。和田峠を攻めて下山、回転寿司屋に突入して魚を補給。

8.14 色々出かけすぎて疲れる。ようやっと皮膚科に行って薬を処方してもらう。ペットショップに何件か行くがコオロギは売っていない。やはり通販で買うしかないらしい。前々から存在を知っていたカレー屋でカレーを食べ、主人は秩父へ帰っていく。とある町内会の盆踊り大会を見てしみじみ。

8.15 薬をもらったことでようやくじんましんから解放される。だがこれまで色々動いたこともあって疲れすぎやる気がわかない。そんな状態でもできそうな、文献の整理をやっているうちに若干回復し論文の直しをする。


8.16 買い出しと自炊。

8.17 久々に登山をしたくなったので、四阿~根子岳の縦走をかます。購入以来ほとんど使っていないコンタクトレンズを装着。8時過ぎに登山をはじめ、小四阿につく前に気持ち悪さを感じる。ああ熱中症っぽいなあと感じたので、ペースダウンと水分・ミネラル補給を入念に行う。どうにも気持ちに体がついていかないようで、博士論文執筆のおかげでだいぶ体力がなくなってしまったらしい。しかし意図的にゆっくり登ることにした結果、徐々に体が慣れていき、気づいたら10時半に登頂。かなりの賑わいであった。大隙間分岐点に立ち戻り、しばらく鳥を探していたが、猛禽っぽい2羽が出現!イヌワシだと嬉しいが、翼のシルエット的にハヤブサのようだ。ほか、ウソの若鳥(頭が黒くなく、当初、???となった)やコガラ、ヒガラ、ウグイスをみたものの、登山を思い立った要因であるホシガラスがいない!さて大隙間へ降りたつまでの傾斜はかなり厳しく、逆方向の登りは考えたくない(かつて1~2回やっている)。平坦な道はあっという間で、根子への登りもなかなかしんどい。ただ景色がよいのが救い。12時ごろ根子岳山頂。残念ながらガスがかかってしまい眺望はよくない。お昼を食べて下山開始。ベニヒカゲが飛び交いいい気分。だがホシガラスはいない・・・再チャレンジ必至。1時間ほどで登山口に戻ったが、足が大変な悲鳴を上げている。牛を見ながらソフトクリームを食べとっとと帰宅。以降死んだように過ごす。

8.18 よく寝たが随所が筋肉痛。部屋の掃除や布団干しをする。昼食後、ネットでコオロギを購入。その後文献整理やZ学会のスライドづくり。すでに論文にした内容を話す+スライドがあるので準備はそんなに大変じゃないが、内容の統一を図るとか、聞き手に少しでも分かりやすくしてもらうために配慮を考えるなどはしっかりやらないといけない。とはいえ、内容はあまりにマニアックなため、いろいろ手を尽くしても厳しいのだろうなあ・・・  


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